ミュンヘン
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2020年にイギリスのシンクタンクによって、世界37位の金融センターと評価されている[24]
情報通信
マスメディア

ミュンヘンは欧州でも出版、放送が盛んな都市であり[25]、ドイツ最大規模の新聞社である南ドイツ新聞(Suddeutsche Zeitung)やドイツ公共放送連盟(ARD)加盟の公共放送バイエルン放送(BR)、ProSiebenSat.1 Media AGなどの放送局、世界最大の出版社ランダムハウスなどがある。
映画

バイエルンフィルムスタジオが郊外のグリューンヴァルト(ドイツ語版)に置かれている。欧州では最大で著名な映画製作スタジオである[26]
新聞社

南ドイツ新聞(Suddeutsche Zeitung)

放送局

バイエルン放送ドイツ公共放送連盟(ARD)加盟)

ProSiebenSat.1 Media AG

教育・研究機関ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの本館ミュンヘン応用科学大学

ミュンヘンは科学や研究の先進地で、1901年にノーベル物理学賞を受賞したヴィルヘルム・レントゲン(1900-1920年までミュンヘン大学に在籍)から2005年のテオドール・ヘンシュ(ミュンヘン大学教授)のノーベル物理学賞の受賞まで100年以上の長い研究地としての歴史がある。また、ルートヴィヒ4世の時代から既に精神的な中心地としてパドヴァのマルシリウスオッカムのウィリアムなどの哲学者は王室の庇護の下にあった。ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(ミュンヘン大学,LMU)とミュンヘン工科大学(TU,TUM)の2つの大学は大学教員や連邦教育・研究省(英語版)、ドイツ政府のメンバーが選出する3つの「エリート大学」の称号を得ている。この称号はミュンヘンの大学とカールスルーエ工科大学だけで、2006年の最初の評価以来大きな研究資金を得ることを意味している。マックス・プランク研究所関連の研究機関がミュンヘンには多く立地している他、フラウンホーファー協会など他の研究機関も様々なものが立地している。
大学

ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン (LMU) - 1472年にインゴルシュタットで設立され1826年にミュンヘンに移転。

ミュンヘン工科大学 (TUM) - 1868年に創設

ウクライナ自由大学(英語版) - 1921年設立。1945年からミュンヘン

ミュンヘンビジネススクール(英語版)(MBS) - 1991年設立

ミュンヘン応用科学大学(英語版)(HM) - 1971年設立

ミュンヘン知的財産法センター(英語版)(MIPLC)

ミュンヘン連邦軍大学 - 1973年創設。ミュンヘン南東部のノビーベルク(英語版)にある。

ミュンヘン音楽・演劇大学 - 1830年創設

ミュンヘン美術院 - 1808年創設

ミュンヘンテレビ・映画大学(英語版) - 1966年創設

ミュンヘン政治学院(英語版) - 1950年創設

ミュンヘン哲学学院(英語版) - 1925年にプラッハで創設。ミュンヘンへは1971年に移転。

日本人学校

ミュンヘン日本人国際学校

交通

ミュンヘン都市圏の人口は約260万人で、郊外とは広範囲の公共交通網で結ばれている。ミュンヘン地下鉄(U-Bahn Munchen)・ミュンヘンSバーン (S-Bahn Munchen)・ミュンヘン市電(Strasenbahn Munchen)・路線バスなど、公共交通機関を包括し一体化させるミュンヘン運輸交通連合 (Munchner Verkehrs- und Tarifverbund) が組織されている。

トラムは市内では最も古い公共交通機関で、1876年以来運行され続けている。
空路ミュンヘン空港
空港

ミュンヘン空港 (MUC) はドイツではフランクフルト空港に次いで2番目に旅客数が多い空港で、年間3400万人が利用している。1992年に開港し、現在ではドイツ南部のハブ空港として機能している。ミュンヘン中心部の北東30kmに位置し、SバーンのS8やS1により結ばれ、ミュンヘン中央駅からは40-45分ほど掛かる。一時期、リニア方式トランスラピッドの整備によって400km/hで空港と中央駅を10分で結ぶ計画もあったがコスト高を理由に2008年に計画は中止された[27][28]
鉄道ミュンヘン中央駅ミュンヘンの鉄道網

ミュンヘンの主要駅にはターミナル駅であるミュンヘン中央駅が中心部にある他、ミュンヘン東駅とミュンヘン・パージング駅の二つの幹線鉄道の駅がある。この3つの駅はそれぞれ公共交通機関の結節点としても機能している。
高速列車

高速列車ICEはパージング駅と中央駅にのみ停車し、特急のインターシティユーロシティは東駅にも停車する。2006年5月28日以来、バイエルン州第二の都市ニュルンベルクとはニュルンベルク-インゴルシュタット-ミュンヘン高速線によって最高速度300km/hのICEによって結ばれている。ミュンヘン中央駅からはウィーンやブダペスト方面を結ぶRJや1日1往復パリとを結ぶTGVも乗り入れている他、スイスやオーストリア、イタリア方面とを結ぶユーロシティ、ドイツ国内、オランダ、フランス、イタリア、ハンガリー、クロアチアとを結ぶ夜行列車OBB Nightjetユーロナイトも発着する。
バスミュンヘン中央バスターミナル
路線バス

路線バスも広範囲をカバーする代表的な交通機関である。
都市間バス

ミュンヘン中央駅近くにはミュンヘン中央バスターミナル(ドイツ語版)があり、欧州各地を結ぶ長距離バスが発着している。
道路ミュンヘン周辺部のアウトバーン網
高速道路

ミュンヘンはドイツ南部におけるアウトバーン網の要衝で、西部のシュトゥットガルト、北部のニュルンベルクフランクフルト・アム・マインベルリン、東部のデッゲンドルフ、パッサウ、南東部のザルツブルクインスブルック、南部のガルミッシュ=パルテンキルヒェン、南西部のリンダウなど各地と結ばれる道路網の起終点であり、直接ドイツ各地やオーストリアイタリアなどと結ばれている。
近郊道路

ミュンヘン周辺部ではしばしば激しい交通渋滞に見舞われており、ラッシュ時や長期の休暇シーズンなどに同じような箇所で発生している。市内の自転車道は良く整備されており、コール・ア・バイクが普及している。

張り巡らされた地下鉄やトラムの路線網は中心部では歩行者を補完している。


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