独立当初のビルマ連邦の国旗(1948年 - 1974年)では、青い区画の中に大きな白星とそれをとりかこむ5つの小さな白星がデザインされており、大きな白星はビルマ諸民族の団結を、周囲の白星は国内の主要な五民族を表していた。また国旗に使われるそれぞれの色は、白が純潔、青が平和と誠実、赤が勇気と団結を象徴している。(縦横比は異なるが、中華民国の国旗と似たデザインである。)
ネ・ウィン将軍がビルマ連邦を打倒してビルマ連邦社会主義共和国を成立させると、1974年1月3日に国旗のデザインも変更された。赤地の軸側上部に青い長方形が入った、1948年の独立以来の旧国旗と大枠は変わらなかったが、青い区画の中の意匠は「歯車の上に稲穂」というものに変わった。これらは社会主義の象徴であり、ミャンマーの主産業である工業と農業を、またイデオロギー的には労働者と農民を表している。その周りを囲む14の星はミャンマーの7つの管区(タイン)と7つの州(ピーネー)を表すとされた。同時に国章も歯車を加えるように変更されている。
1974年に制定された2番目の国旗は、1988年の国家法秩序回復評議会(SLORC)によるクーデター後も、ミャンマー連邦の国旗として2010年まで使用された。だが、SLORCによる軍事政権は8888民主化運動を弾圧して成立し、当初公約していた1990年ミャンマー総選挙
(英語: Myanmar general election, 1990)の結果に基づく民政復帰を拒否した。そのため、アウンサンスーチーやNCGUBなど軍事政権の正当性を否定する側は、共和制時代のビルマ連邦(Union of Burma)の国旗(独立後最初の国旗)を、ミャンマー民主化の象徴として使用していた。
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