ミノフスキー粒子
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浮揚するのみで(「ぷかぷか浮かぶだけ」とも表現される)推進力はないともいわれるが[51]、アプサラス(IIIを除く)は推進器らしきものが見当たらない(OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』劇中でもスラスターの噴射光は確認できない)にもかかわらず、自在な機動で低空から高高度までを飛行している[注 22]。また、劇中では低空で静止した状態で、ミノフスキー・クラフトから衝撃波を発生させて周囲の敵MSなどを吹き飛ばしている(第4話)。小説版『第08MS小隊』では、上空のアプサラスを地上からMS用マシンガンで攻撃するも、ミノフスキー・クラフトから発生する斥力場によって無効となる描写がある[53]

MSサイズへの実装は宇宙世紀0100年代初頭においても試作段階であるため[54]、0105年にアナハイム・エレクトロニクスが開発したペーネロペーは全高32.5メートル・全備重量112トン、Ξガンダムは全高28メートル・全備重量80トンという、同年代の通常MSと比較して大型となっている。しかし6年後の0111年にはサナリィがダウンサイジングを進め[55]F90Aタイプ(装備するミッションパックに搭載)では頭頂高14.8メートル・全備重量80.3トン(うち推進剤増槽46トン)までの小型化を実現させている。
ミノフスキー・エフェクト

1998年のラポート発行の書籍『機動戦士ガンダム 宇宙世紀vol.1 歴史編』で設定された。

ミノフスキー・クラフトを搭載した艦艇が大気圏突入をおこなう際に用いられる[56]。Iフィールドで艦体を包み、艦首からミノフスキー粒子を放出することで電離した空気の塊を保持し、空気抵抗を激減させる[14]
Iフィールド・ジェネレーター

Iフィールドを利用した対ビーム・バリアーを発生させる装置。『ガンダムセンチュリー』で設定された(「Iフィールド発生器」と表記)。単に「Iフィールド」と呼ばれることも多い。

周囲にIフィールドを発生させ、ミノフスキー粒子の極性を利用して[20]敵のメガ粒子砲を偏向させて無力化する[37]。膨大なエネルギーを必要とし、装置も大規模となるため、あまり広く用いられていない[20]。一年戦争時にビグ・ザムに搭載されたのが最初である[57]

∀ガンダム』では、Iフィールドを展開することでビームを弾く実体シールドが登場する。
ミノフスキー通信

『ガンダムセンチュリー』で設定された。

ニュータイプが継続的な緊張状態において発する特殊な精神波である[1]「感応波」は、ミノフスキー粒子の立方格子を振動させ、その振動波は伝播する性質をもっている[37]。MAエルメスはこれを利用して無人攻撃機ビットを無線で複数コントロールしてオールレンジ攻撃をおこなう[1]。詳細は「サイコミュ」を参照

また、ニュータイプ以外でも特殊な方式でミノフスキー・フィールドそのものを振動させて特定の信号を送るミノフスキー通信が可能ともいわれる。ただし、映像や音声といった高速通信ではなく、「○○に進路をとれ」といった、事前に打ち合わせていた簡単なコードを送るものであるという[14]
一年戦争後の応用技術
ミノフスキー干渉波

OVA機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場[58]。ミノフスキー粒子の散布領域内に物体が存在した場合、Iフィールドの立方格子が崩れ、それが他のミノフスキー粒子に干渉して濃度の変化を起こす。これがミノフスキー干渉波と呼ばれており、電波障害の度合いを元にこれを検出分析し、物体の位置や大きさを判別するのがMPIWS(Minovsky-Particles Interference-Wave Searcher、ミノフスキー干渉波形分析逆探知システム)という技術が設定された。物体の種類までは判断できず、ダミーとの区別も付かないという問題もあるとしている[59]
ビーム・バリアー

富野由悠季による小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する技術。「バリアー」と略されることが多い[60][注 23]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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