ミノフスキー粒子
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また、荷電粒子砲と異なりビームの拡散率が低く、地磁気による影響を受けにくい[8][注 20]。ただし、大気があるとビーム先端のエネルギーが空気のプラズマ化に費やされて効率はやや低下し、雲の中では水蒸気分子を破壊するためさらに低下する[14]。『機動戦士ガンダムΖΖ』第28話では、アウドムラが海面すれすれを飛行して水しぶきを発生させ、サダラーンのメガ粒子砲を拡散させる場面がある。このような性質を利用して、ミサイルに充填して宇宙空間に粒子(ガス)を散布し、ビームを減衰させるビーム撹乱幕(膜)という技術も開発されており(パブリクを参照)、これをミノフスキー粒子の発展型のようなものとする資料もある[43]。また『ガンダム・センチネル』では、このガスとミノフスキー粒子を高濃度で散布するM弾頭が登場する[44]
エネルギーCAP

圧縮され高エネルギー体となったミノフスキー粒子を、メガ粒子に縮退寸前の状態で蓄積する技術[8]。『ガンダムセンチュリー』で設定された。"CAP" は "capacitor" の略であり[8]、「エナジー(エナジィ)キャップ」と表記されることもある[45]

宇宙世紀0076年に[46]連邦軍の技術陣によって開発され[47]、採用されている[46]。蓄積されたミノフスキー粒子は、ミノフスキー粒子の発生および立方格子の縮小化に必要なエネルギーの1/20以下のエネルギー投入によって融合し、メガ粒子となる。このため、従来とは比較にならないほど小型かつ大出力のメガ粒子砲(MS用のビーム・ライフルなど)が開発可能となる[46]

ビーム・ライフルはMSの母艦である宇宙戦闘艦の大型熱核反応炉から高エネルギーのミノフスキー粒子を充填される[8]。メガ粒子まで縮退してビームを発射するためのエネルギーは、主部のコネクターを通してMS本体から供給される[20]。詳細は「ビームライフル (ガンダムシリーズ)」を参照
ビーム・サーベル

『機動戦士ガンダム』をはじめとするガンダムシリーズに登場する光の剣。『ガンダムセンチュリー』でミノフスキー粒子と関連付けられたが、『機動戦士ガンダム大事典(アニメック第16号)』では「メガ粒子の放射束」としていた[43]

エネルギーCAPを応用した兵器だが、メガ粒子ではなく縮退直前の高エネルギーのミノフスキー粒子を直接放出し、発生する高熱を利用する[8]。柄の先端から粒子収束フィルターによってIフィールドを形成し、「刃」としての収束をおこなっている[48][11]。そのため、物質的な実体が存在するかのように相手のサーベルを受け止めることが可能である[11]。ヒート・ホークやヒート・サーベルといったヒート系兵装についても、大電力による発熱を利用しており、使用時には強力な磁界が発生するため、Iフィールドと反発を生じることから「切り結ぶ」という現象が起きる[48]。詳細は「ビームサーベル」を参照
フィールド・モーター

『ガンダムセンチュリー』で設定された。「透視図」ではV作戦MSの関節部には「サムソニ・シム電動モーター」が内蔵されていた[17]

ガンダムや連邦軍MSの関節駆動部に使用されている新型モーターで、Iフィールドとミノフスキー粒子の相互作用を利用し、従来の電動モーターにくらべてはるかに軽量かつ高出力を誇る[46]
ミノフスキー・クラフト

機体(艦体)を空中浮揚させる装置。前述の通り、ミノフスキー物理学が設定されたきっかけであるが、『ガンダムセンチュリー』では名称および「実験途上の暫定的反重力システム」との説明があるのみである。また、名称は同書発行の直前に公開された劇場版『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』における台詞で登場した。なお、『センチュリー』以前に発行された『機動戦士ガンダム大事典(アニメック第16号)』の用語事典の「ミノフスキー粒子」の項目には前述の初期設定に加えて、ホワイトベースの反重力推進システムにはミノフスキー粒子が用いられているとする説もあるとされていた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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