MS、MAシャーシ(ミニ四駆PRO)ではFA-130モーターのエンドベル側からも出力できるよう動力軸を延長した両軸モーターが使われる。フルカウル、スーパー、マイティ、エアロには、一部車種でシャーシを変更して発売されるプレミアムやスペシャルモデル以外には添付されない。
当初はFA-130モーターが同梱されたが、レーサーミニ四駆でのレースが盛んになるに伴い、タミヤ純正・非純正の、各種の高性能モーターが発売された。タミヤの開催する公式戦では、個人による改造や他社製品のほか、純正のグレードアップパーツのモーターでも禁止された型番もあり、速さの絶対的な差につながる改造を抑制していた。スロットレーサー用のモーターではカーボンやグラファイトブラシの使用など極端なものが存在した(もっとも、後にはタミヤ純正品でもカーボンブラシモーターが登場することになる)。
また、モーターに接着するアルミ製ヒートシンクも、「放熱フィン」の名称でGUPとして用意されている。 単三電池2本を使用する。通常ミニ四駆の部品の中で最も重い部品となる。マンガン乾電池は非力なため、レース等ではアルカリマンガン乾電池、あるいはパワーに加え経済性の理由もあって充電式電池を使用することがもっぱらである。 2020年6月現在、公認競技会規則では特例なき限りタミヤブランドの電池(同月販売されているものはアルカリ電池の「パワーチャンプRS」、Ni-MH電池の「ネオチャンプ」の2種類)のみが使用を認められている。また、とりわけ2015 - 19年までの動向として、ジャパンカップのみ富士通(FDK)製のアルカリ乾電池を使用できる。 かつての状況として、Ni-Cd電池はタミヤブランドでもミニ四駆向け(黄色、橙・黄緑のラベル)、ラジコン向け(灰のラベル)があり充電器も豊富だった。公式戦ではタミヤブランドで販売されていた「パワーチャンプゴールド(絶版品)」や、スポンサーでもあった富士通製のアルカリ電池を指定していた時期(所謂第2次ブーム期、主にマグナム系マシン用の富士通カラーステッカーが配布されたこともある)もあり、充電式電池はタミヤも富士通も原則禁止だった時期(Ni-Cdの市場からの消滅とNi-MHの高性能化の時期と重なる)もある。 ギアの数はモデルによって異なるが、レーシングタイプではPROで6個(ピニオン×2含む)、従来型でも6個(ピニオン含む、プロペラシャフトは一式で1個とカウント)使用している。加速重視用と最高速重視用の、異なるギアレシオのセットが付属することが多く、組み合わせるモーターとの相性で選択することができた。オプショナルパーツとして、モーター出力軸に取り付ける金属製のギアや、カーボン配合の強化ギアや、GUPとして売られているギアレシオのセットがある。また、公式大会の会場で販売されていたものもあった。 通常、前後のドライブシャフトには鉄製の六角断面シャフトが使用される。カスタム用パーツに軽量化された中空 レーサーミニ四駆およびその後継モデルのタイヤ・ホイールに関しては、以下のように分類される。 バンパー両端、サイドガード先端等に取り付ける案内車輪で、コースの壁面に接触させ、走行抵抗を軽減する。大きく分けて、 に分類される。かつて汎用またはRC用のボールベアリングをローラーに転用するケースも見られたが、現在のルールでは禁じられている。6個まで付ける事ができる。7個以上付けるのが禁止(ただし、ローラー用パーツであっても固定され回らないものに関してはローラーと見なされず、逆にローラー用パーツでなくても回転すればローラーと見なされる。マスダンパーも規定ライン(前後ローラーの中心軸を結んだ線)より外側に付けてしまうとローラーと見なされる)。2018年以後は、特別ルールによりローラー数に制限がなくなり、マスダンパーも最大幅105mm以内ならOKとなっている。 フロントバンパーやボディ後方のビス穴を介して固定し、バンパーの強度確保やローラーベースの拡張に用いられる。これらのパーツは当初は別売りのグレードアップパーツのみとして販売されていたが、後にプラスチック製のものが付属するキットや、シャーシの設計段階で既に一体成型されているキットも発売されている。なお、一体成型型のステーであっても、軽量化やメンテナンス性拡充の目的、または前述の井桁・鳥居の作成のため、カッターのこなどを用いて切り落とすユーザーも存在する。 別売り品の材質としてはアルミ、ジュラルミン、FRPなどが使用されているが、2010年代に入ってからはカーボン製のステー用プレートも発売されている。カーボン製のプレートは1枚でミニ四駆本体の価格に匹敵する、またはそれを超える価格のものも発売されている。
電池
ギア
シャフト
タイヤ・ホイール
サイズ
大径・中径・小径一般的に大径はスピードの伸びに優れるが安定性に欠け、小径はスピードの伸びこそ大径に劣るが、低重心になるため安定性に優れる。また公式大会の芝など路面に対するギミックに対しては最低地上高が大きい大径タイヤが有利になる。フラットユーザーの中には、さらなる高速化を狙い、大径タイヤに他のタイヤをかぶせてさらに大きくしたもの(俗に大大径、超大径と呼ばれる)を製作するケースも見られる他、大径と小径の中間的特性がある中径タイヤを製作する場合もある。
形状
バレル・スリックタイヤ・溝あり・中空タイヤ・ワイド・ナローハードユーザー、特に俗に「カツフラ」と呼ばれる平面コースでの速さを追求したマシンでは路面との抵抗を極限まで減らすべく、極限まで細くしたタイヤを製作することもある。(レギュレーションでタイヤの太さ・径に上・下限があるため、この場合太さを稼ぐダミーとしてスポンジタイヤなどを装着する。)ストック状態ではいわゆるスリックタイヤ状態なので、彫刻刀で溝を彫る者も多かったほか、かつてはスポンジタイヤ加工用の「タイヤサンダー」と呼ばれるツールがタミヤから発売されていた。タイプ1・3シャーシ採用モデルではオフロード走行に適したピンスパイクタイヤを標準装備していたが、ベーシックスリックタイヤが発売される前はピンスパイクタイヤのピンを切除してスリックタイヤに改造するケースが存在した。
ホイール素材
プラスチック・炭素繊維強化プラスチック・アルミニウム
機構
特別な仕掛けが何も施されていないもの・ワンウェイホイール(デフギアの役目を果たす)・ステアリング機構
ローラー
軸受け:プラスチックベアリングタイプとボールベアリングタイプ
素材:プラスチック製とアルミ製と全体がボールベアリングのもの
外周の形態:ゴムリングあり、プラリングあり、リング無し
フロントステー・リアステー
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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