ミニラ
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スーツアクターは小人のマーチャン[出典 22]ダルマのようなミニラの体型ゆえに非常に動きにくかったとされ[43][12]、小人のマーチャンも一度転ぶと自力では起きられず、苦労が多かったという[43]。しかし、この動きにくさから、『ゴジラの息子』のラストの子別れシーンでは積もらせた雪が効果的な動きを生み、有川は「大変表現しやすかった」と語っている[43]。放射能火炎について、当初の有川は縦にこれを飛ばし、手裏剣のように見せたかったという[43]。煙の輪のような表現としたのは、監修の円谷英二の助言による[出典 23]
その他
ゴジラ対ヘドラ』以降は登場しておらず、資料によっては「怪獣島で暮らしている[7][36]」、あるいは「消息不明[19]」と記述している。「『ゴジラ対ヘドラ』から『メカゴジラの逆襲』まで[注釈 9]のゴジラはミニラが成長した姿ではないか」という説がある[出典 24]。書籍『ゴジラ大百科 [新モスラ編]』では、当時の特撮スタッフの証言として「(スタジオの)近所の子供がミニラのスーツを盗み出し、交通整理を行っていた」とのエピソードを掲載している[65]
『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』

黄色と茶色のマダラ模様のやや細長い楕円形の卵の状態でゾルゲル島の地中に産み付けられており、孵化間際に特殊なテレパシー(脳波)を発して同族であるゴジラを呼ぶ[66][15][67][注釈 10]カマキラスが岩石に埋もれていたその卵を掘り起こし、殻をつついたために割れたことで強制的に孵化する[8]。孵化した直後は小さい身体で歩行すらできず、人間の赤ん坊のように無力かつ気弱な性格であり、カマキラスにいじめられていたが、ゴジラのスパルタ特訓によって成長し、当初はリング状の熱線しか吐けなかったが、威力の高い放射熱線を吐けるまでになる[出典 25]クモンガ戦を終え、放射能ゾンデによる気象ゾンデの実験が成功してゾルゲル島に雪が降り始めると、一旦島を去ろうとしながら動けないミニラを見るや引き帰してきたゴジラとともに冬眠する[67]

本作品の劇中では、名前を呼ばれない[13]

『怪獣総進撃』

怪獣ランドに収容されている怪獣として登場[37]。怪獣軍団で唯一キラアク星人に操られていない[69]。出現地点は青木ヶ原[54]

青木ヶ原でバランマンダバラゴンを除く怪獣たちと共に吉田町浅間神社付近に出現してキラアク基地でのキングギドラとの最終決戦に参戦し、ほぼ瀕死の状態になった中央の首にリング状の放射能を輪投げのように放ち、とどめを刺す[出典 26]

ぬいぐるみ(着ぐるみ)は、前作で使用された個体の顔など改修して使用[69][37]。胸部などの体表にヒビが入っているが[15]、耐久性が高く使用には問題なかった[12]。また、新規で2尺サイズのミニチュアが製作されている[37]

『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』

主人公の一郎少年が見た夢の中の怪獣島での出来事という設定のもと、少年とほぼ同じ頭身(元の大きさに必要に応じて戻れる)で登場し、日本語を話す[72][73]ガバラにいじめられていたが、ゴジラのスパルタ教育と一郎の協力を得てガバラに再戦を挑み、知恵を生かして勝利する[74][35]

一郎が二度目に怪獣島へ訪れた時は木の実を食べている。

声 - 内山みどり[75][12]

着ぐるみは前作の個体を補修[出典 27][注釈 11]。一郎と並んで会話するシーンが多いため、表情を出せるよう頭部がかなり修正され[12]、上半身のみの等身大ギニョールも用意された。ガバラに蹴られて転がるシーンでは、丸めた着ぐるみをピアノ線で固定して転がしている[77]

『ゴジラ FINAL WARS』のミニラ 


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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