ミッレミリア
[Wikipedia|▼Menu]
パスカル・カッサーニフェラーリ・340アメリカ Berlinetta Vignale(イタリア語版)
1952年 ジョバンニ・ブラッコ(英語版)
アルフォンソ・ロルフォフェラーリ・250 S Berlinetta Vignale(英語版)
1953年 ジャンニーニ・マルゾット
マルコ・クロサーラフェラーリ・340 MM Spyder Vignale
1954年 アルベルト・アスカリランチアD24 スパイダー(英語版)
1955年 スターリング・モス
デニス・ジェンキンソン(英語版)メルセデス・ベンツ・300SLR
1956年 エウジェニオ・カステロッティフェラーリ・290 MM Spyder Scaglietti
1957年 ピエロ・タルッフィフェラーリ・315 S(英語版)

イタリア以外での開催
日本
初回

イタリアでミッレミリアを観戦したフジテレビジョン事業部長の増田晴男が主導し、1992年にレースごと日本に招いて日本版ミッレミリアとして「La Festa Mille Miglia」を開催した。イタリアの本家ミッレミリアに出場した50台のクラシックカーをヨーロッパとアメリカから空輸し、日本からの参加の10台を合わせた60台で行なわれた。なお週1回6分の関連番組も、同局や関西テレビで放送された。

空間プロデューサーの川添象郎のプロデュースを行い、明治神宮外苑聖徳記念絵画館前に一定期間有料で参加車を展示した後、スターリング・モスジャン・アレジ堺正章などの参加者の手により、鈴鹿サーキットまでの往復区間の国内の一般道と高速道路を本家同様1000マイルに渡り走らせ、富士スピードウェイ鈴鹿サーキットでのタイムトライアルも行うという、バブル景気の雰囲気を醸し出していた大々的なものであった。

しかし、バブル景気崩壊後の平成不況下ということもあり、当初協賛を予定していたスポンサー兼ケータリング(キリンホールディングス)が下りたほか、同局が予想したほどスポンサーからの協賛が集まらないなどの事情や、空輸のための輸送費と、それを上回る膨大な保険料がかかるなどの問題があり、これ以降同じ体制で開催されることはなかった。なお優勝車はアバルト・750GTザガートであった。
1997年 - 2010年2008年大会 in 米沢市フィアット・500 ザガート・パノラミカ)

その後数年間の空白期間の後、初回の日本版のプロデューサーで、フジテレビジョンから独立しヴェテランカークラブ東京の事務局長となった増田が、1997年より、日本で唯一国際クラシックカー連盟から公認を受けた本格的なクラシックカーレースとして「La Festa Mille Miglia」を毎年秋に開催することになった。

初回と違い基本的に日本国内からの出場者を中心とするものの、本家同様に当時参戦した実車とその同型車のみが参加できるタイムトライアル方式のクラシックカーレースとし、堺正章近藤真彦東儀秀樹保坂尚輝パンツェッタ・ジローラモ西田ひかる水野誠一木内みどり夫妻などの著名人が毎回参戦するなど本国同様の高い人気を博した。

全日程3泊4日で10月初旬?中旬の開催。ルートは東京都原宿明治神宮をスタート地点として北上し、福島県裏磐梯で2泊しながら南東北を周遊して南下。栃木県茂木町ツインリンクもてぎで1泊し、スタート地点である東京都原宿明治神宮をゴール地点としていた。2010年の開催レースでは、ショパールではなくルイ・エラール(輸入元:DKSHジャパン)がオフィシャルタイムピースを発表していた。
2011年 - 2012年

2011年に発生した東日本大震災の影響で、この年から開催地は被災地である東北地方から関東甲信越に変更となり、原宿・明治神宮を出発し長野県軽井沢町で2泊、神奈川県箱根町を経由して明治神宮に戻るルートとなった(2014年からは新潟県湯沢町も行程に追加された)。本国の組織の変更もあり名称も「ミッレミリア」の冠を下ろして「ラ・フェスタ・アウトゥンノ(La Festa Autunno)」となっている[1]。一方で、2013年には「La Festa Estate」の名称で小規模ながら東北地方での開催を行うことも発表[2]されている。
現在2013年大会 in 軽井沢町アストンマーティン インターナショナル・ルマン

2013年以降は本国との契約が結びなおされたことから、再び「La Festa Mille Miglia」として開催している。なお、体制や開催内容などはそれ以前と大きく変わりはないが、特別枠として日本車の参加枠が設けられた。また、この年より名誉総裁として彬子女王殿下が就任されたほか、開会式に同殿下や駐日イタリア大使が招かれる。2018年には、裏磐梯ルートが8年ぶりに復活した[3][4]

毎回100台近い参加台数を集め、近年は日本国内のみならず海外からの参加者も多い。また、これまでと同様に堺正章や近藤真彦、横山剣清水国明などのクラシックカーマニアの著名人の参加者も多い。また、春には兄弟イベントの「La Festa Primavera」も開催されている。
アメリカ合衆国

1991年より「Amici Americani della Mille Miglia」の名称で、アメリカ合衆国を舞台に、本家同様に当時参戦した実車とその同型車のみが参加できるタイムトライアル方式のクラシックカーレースとして開催され、現在は「California Mille/Amici Americani della Mille Miglia」の名称で開催されている[5]
脚注^La Festa Autunno 2011 企画趣旨
^La Festa Estate 2013 企画趣旨
^ “ ⇒企画主旨”. La Festa Mille Miglia 2018 組織委員会. 2019年3月18日閲覧。
^ 「 ⇒「ラ・フェスタ・ミッレミリア」19日開幕 裏磐梯ルート復活!」『福島民友ニュース』福島民友新聞社、2018年10月18日。2019年3月18日閲覧。
^California Mille/Amici Americani della Mille Miglia

関連事項.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ミッレミリアに関連するカテゴリがあります。

モータースポーツ

生沢徹

式場壮吉

タルガ・フローリオ

カレラ・パナメリカーナ・メヒコ

ポンテペルレ

ヴァリオストラーダ


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:55 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef