第4作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が2011年12月16日に封切られた。 本作品では「ラビットフット」なる兵器(生物兵器の模様)が登場するが、詳細は明かされない。本作に於けるマクガフィン。 続編であるミッション:インポッシブル/ローグ・ネイションでは、冒頭にてイルサが手にする手錠の鍵に「ウサギの足」のキーホルダーがついており、セルフオマージュとなっている。このことは同作の映像ソフトにおける特典映像でも語られているが、翻訳ミスにより「手錠の鍵がラビットフットの正体」と誤解される要因となった。 そもそも、手錠の鍵がラビットフットだとすれば、ミッション:インポッシブル3のストーリーの辻褄が合わない。あの程度の鍵ならば簡単に複製できるため、リスクを冒し、大枚をはたいてまで手に入れる意味がない。また、デイヴィアンがラビットフットの件でイーサンを尋問していたのはマスグレイブの策略(イーサンに精神的ダメージを与え、妥協を引き出すため)であり、マスグレイブも「ラビットフットが本物か確かめたが、本物だった」と語っている。極めつけに、物語の中で何度も登場し、なおかつ最初に示された「ラビットフットの図」とも符合し、最後の取引現場でマスグレイブが持っていた「生物兵器のようなもの」がラビットフットでないなら、その生物兵器のようなものは何なのかという話になる。
ラビットフット
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 野球中継の為、繰下放送。
^ 前々日に第1作、前日に第2作が放送された。
^ 翌日に第4作が放送された。
出典^ a b c d e “Mission: Impossible III (2006)
^ 「キネマ旬報」2016年3月下旬号 110頁
^ 本作の北米盤DVDの特典映像より。なお、エイブラムスは次作ではプロデューサーを務めている。
^ “ ⇒M:i:III / Mission Impossible III [Blu-ray / パラマウント ジャパン]”. paramount.nbcuni.co.jp. 2020年1月16日閲覧。
^ “ ⇒Mission: Impossible III”. Rotten Tomatoes. IGN Entertainment, Inc. 2011年5月15日閲覧。