ミック・ジョーンズ_(ザ・クラッシュ)
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彼らの最初の曲「MPFree」はP2Pへの賛歌である[10]

ジョーンズは臨時のプロデューサーも務めた。彼はロンドンを基点とするバンド、ザ・リバティーンズのデビュー・アルバム『リバティーンズ宣言』をプロデュースした。このCDはイギリス、アメリカの両方で好評であった。ジョーンズはバンドのセカンド・アルバムにして最後のアルバム『リバティーンズ革命』でもプロデュースを行った。彼はまたリバティーンズのボーカル/ギタリストのピート・ドハーティが組んだ新しいバンド、ベイビーシャンブルズのデビュー・アルバム『ダウン・イン・アルビオン』も制作している。

ジョーンズはアルゼンチンのロックバンドロス・ファブロソス・カディリャクス(en:Los Fabulosos Cadillacs)のアルバム『レイ・アスーカル』(en:Rey Azucar)[11]の最初の曲「マル・ビチョ」でギターとボーカルとしてクレジットされている。

彼は最近、『ダイス・マン』の作者ルーク・ラインハートをフィーチャーした、ニック・ミードとウェイン・マクレガー制作の映画『ダイス・ライフ』にスコアを提供した。

NMEショックウェーヴ2007で、ジョーンズはステージに上がり、プライマル・スクリームと一緒にハマースミス宮殿の白人を演奏した[12]

2010年には、ブラーデーモン・アルバーンのバンドで知られるゴリラズのアルバム『plastic beach』にゲスト参加。このアルバムには、ザ・クラッシュのメンバーである盟友ポール・シムノンも参加していることで話題となった。また、同バンドのワールドツアーにもシムノンと共に参加している。
リチャード・アーチャー との交流

リチャード・アーチャー (en:Richard Archer) が最初にジョーンズと出会ったのは彼がまだコンテンポにいたときである。バンドが納得できるプロデューサーを探していた時に、レコード会社の一人が彼らにジョーンズを提案した。パトニーでのリハーサルで、アーチャーは、ジョーンズの服装センスを映画『ゴッドファーザー』になぞらえた[13][14]

アーチャーはレコーディングに1年費やしたが、レコード会社の問題で、事は計画通りに運ばなかった[13][14]

アーチャーについてジョーンズはこう語る:俺は自分のキャリアでの現状を楽しめるよ。リッチのような若い連中はアイディアに満ちているから、一緒に働くのは好きだ。俺が彼らの指導者だとは言いたくないな。2,3曲演って、楽しめりゃそれでいいじゃないか[13][14]

ハード・ファイ2008年2月6日、ココ・クラブでのNMEアワードでのショーにジョーンズは現れ、ザ・クラッシュの「ステイ・オア・ゴー」とハード・ファイの「スターズ・オブ・CCTV」を一緒に演奏した。

2008年3月1日、ロンドンのショーでアーチャーがカーボン/シリコンに参加して新しいバンドを組む、という噂が流れた。彼らが2つのバンドを組み合わせて「ハード・カーボン」というプロジェクトを作ることを考えていることが明らかになっている[15]
使用機材テレキャスター・シンラインを弾くジョーンズ (2008年カーボン/シリコン時代)

ジョーンズ最初のギターは、ジョニー・サンダースから譲り受けたギブソン・レスポール・ジュニア。これは1977年後半までメインギターとして使用していたが、1978年初めにギグで壊された。この時からレスポール・スタンダードに持ち替え、後にレスポール・カスタムを使うようになった。

2006年のギブソンのウェブサイトで、ジョーンズは「一番好きなギターはやっぱりジュニアだな」「偉大なレスポール・スタンダード、サンバーストのやつね。それに黒のカスタム、白のカスタムも持っていた。それに『ロンドン・コーリング』で使ったでかいフルアコもね。でも、今でも使っているのはジュニアなんだ」と語った。

稀にフェンダー・ストラトキャスターも使用していた(ライヴ・ヴァージョンの「ストレイト・トゥ・ヘル」など)。そして、友人のギター職人アンドリュー・ボンドから贈られたボンド・ギターを数本所有。

カーボン/シリコンではフェンダー・テレキャスター・シンラインを使うことが多くなっている。

エフェクターに関しては、ジョーンズはローランドのコーラスやスペースエコーとあわせ、MXRのコンパクトエフェクターを主に使用した。フェイザー100、フランジャー、アナログ・ディレイ、ノイズゲートなどである[16]

クラッシュ初期に使ったアンプはマーシャルのプレキシで、時折フェンダー・ツインで2x12キャビネットを鳴らすこともあった。後に彼はメサ・ブギーとマーシャルの4x12キャビネットに乗り換え、クラッシュでのキャリア最後まで使用した[17][18]
出典[脚注の使い方]^ カーボン/シリコン. “ ⇒Carbon Silicon Discography” (ASPX). カーボン/シリコン. 2007年12月17日閲覧。
^ “Mick Jones (I) - Biography”. Internet Movie Database. 2007年12月17日閲覧。 “Sid Vicious gained the enmity of The Clash's Mick Jones due to his habit of wearing a Nazi Swastika t-shirt. Jones, who is Jewish, and the rest of The Clash vowed they would never appear on stage with the Sex Pistols.”
^ ドン・レッツ; リック・エルグッド、ジョー・ストラマー、ミック・ジョーンズ、ポール・シムノントッパー・ヒードンテリー・チャイムズザ・クラッシュ『ウエストウェイ・トゥ・ザ・ワールド』(ドキュメンタリー)ソニー・ミュージックエンタテインメント; ドリスモ; アップタウン・フィルムズ、ニューヨーク、該当時間: 3:50 - 4:50。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 0738900826


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