ミステリー
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郷原宏は日本の探偵小説黒岩涙香翻案小説から始まり、その第一作は明治21年(1888年)に新聞に連載された『法廷美人』であると述べている[4]。先行作品の探偵や怪盗などの登場人物を流用して物語を構成するパスティーシュ作品も定着した[注 1]

日本は明治32年(1899年)にベルヌ条約に加盟しているが、それ以降も翻案権を取得していない国内の作品も多い。翻案や流用は何らかの注釈を入れたり、先行作品の作者に許可を得ている作品もある[注 2]。ただし、現在でもトリックなどのアイディアの流用・拝借・類似に関しては許可を取らなくても著作権法では問題がない(アイディア・表現二分論)。
ジャンルに対する著名人の言及

ロルフ・ドベリ - 自著(シンク・クリアリー 300ページ)で、本は音楽のように繰り返して読むほうが良いとしているが、ミステリに関しては「二回読むのは不可能なジャンルだからだ。すでに結末のわかっている殺人事件について読みたいと思う人はいないだろう。」としている。

メディア別の代表的な作品一覧

以下は50音順
小説詳細は「推理小説」を参照
漫画詳細は「推理漫画」を参照
ドラマ

相棒

怪奇大作戦

刑事コロンボ

ケイゾク

新・赤かぶ検事奮戦記

TRICK

牟田刑事官事件ファイル

森村誠一の終着駅シリーズ

ゲーム

EVEシリーズ

かまいたちの夜

かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄

かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相


ゴースト トリック

逆転裁判

さんまの名探偵

ファミコン探偵倶楽部

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ

ポートピア連続殺人事件

探偵 神宮寺三郎シリーズ

TRICK×LOGIC

脚注[脚注の使い方]
注釈^奇巌城』『ルパン対ホームズ』『黄金仮面』『名探偵なんか怖くない』『金田一少年の事件簿』などの作品がある
^ 一例を挙げると江戸川乱歩は許可を得ていなかったものの『江戸川乱歩全集』の自作解説で幾つかのトリックは他作品からの流用だと説明しており、『少年探偵団シリーズ』では流用したトリックの内の一つは『ルパン』と同じものだと作中で示唆する台詞はある。乱歩は他にも初期の頃から『目羅博士』のように海外作品を下敷きにしている作品もあったが、『探偵小説四十年』によると後の『三角館の恐怖』は翻案権を取得している(『白髪鬼』『幽霊塔』も涙香の遺族に了承を得てリライトしている)。海外では著作権が厳しくない時代でも注釈をしている作品もある(ジュール・ヴェルヌの『アドリア海の復讐』等)。漫画作品の『パタリロ!』の「マリネラの吸血鬼」、『金田一少年の事件簿』の「異人館村殺人事件」は事後承諾で許可を得ている。

出典^ a b c 広辞苑「ミステリー」
^ a b c d 仁賀克雄『読書案内決定版 海外ミステリ・ゼミナール』朝日ソノラマ刊、1994年9月30日発行
^ 高梨邦紀他『ひぐらしのなかせ方』虎の穴刊(ひぐらしのなく頃に礼購入特典)、2006年12月31日発行 6頁
^ 『日本推理小説論争史』(双葉社

関連項目

名探偵

推理小説

推理漫画

刑事ドラマ - 推理物のジャンルに含まれる作品もある。

サスペンス










物語
キャラクター

悪役/大敵

特徴づけ(英語版)

キャラクター・アーク

第二主人公

偽主人公

焦点キャラクター(英語版)

フォイルキャラクター(英語版)

主人公

主役

サイドキック(助手)

脇役

第三主人公

視点キャラクター

ストックキャラクター

プロット

クライマックス

試練(英語版)

対話

劇的構造(英語版)

説明(英語版)

プロット・デバイス

サブプロット(英語版)

転義法

クリシェ

勧善懲悪

脚本理論(英語版)

脚本術(英語版)

三幕構成

グランド・ホテル形式

シャギー・ドッグ・ストーリー

設定

ディストピア

架空都市(英語版)

架空国家

架空の場所(英語版)

架空世界

ユートピア

主題(英語版)

ライトモティーフ

教訓(英語版)

モチーフ

類型

モチーフインデックス

フィクションの類型


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