ミシガン州
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2020年国勢調査時点でのミシガン州の人口は10,077,331人で、2010年国勢調査時点(9,883,640人)より1.96%の増加となった[13]

ミシガン州の人口重心シアワシー郡ベニントン郡区の南東隅、モリス村の北西にある[28]

2010年国勢調査についてアメリカン・コミュニティ・サーベイに拠れば、ミシガン州には592,212人、州人口の6.0%の外国生まれの者が暮らしている。50州の中でもオランダフィンランドマケドニア出身者の人口が最大になっている。
人種および祖先

2010年の国勢調査によると、この州の人種的な構成は次の通りだった。

78.9% 白人(非ヒスパニックは76.6%)

14.2% 黒人

2.4% アジア人


0.6% インディアン

1.5% その他

2.3% 混血

4.4% 人種に拠らずヒスパニック

2010年に州内で申告された祖先による構成比は以下の通りだった[29]

ドイツ系 (22.3%)

アイルランド系 (11.9%)

イギリス系 (10.1%)

ポーランド系 (9.0%)

フランス系またはフランス系カナダ人 (6.7%)

オランダ系 (5.1%)

イタリア系 (4.7%)

アメリカ人 (4.6%)

スコットランド系 (2.4%)

スウェーデン系 (1.7%)

ミシガン州民の大半は白人である。ヨーロッパ人の子孫であるアメリカ人が州内至る所とデトロイト大都市圏に住んでいる。スカンジナビア系、特にフィンランド系アメリカ人はアッパー半島に多い。州西部の特にグランドラピッズ周辺にはオランダ系アメリカ人が多い。

約30万人が中東にその起源を辿ることができる。ディアボーン市にはかなりのアラブ人社会があり、1920年代に自動車産業の職を求めて移民してきたアッシリアカルデアシリアレバノン人の子孫がおり、最近ではイエメンイラク人もいる[30]。20世紀初期のアフリカ系アメリカ人大移動の時代にデトロイトなど北部の大都市に移ったアフリカ系アメリカ人がデトロイト市やフリント、ベントンハーバーなど各市で多数派となっている。
宗教

2007年時点でミシガン州民の宗教別人口構成は以下の通りである[31]

キリスト教 ? 79%

プロテスタント ? 53%

福音派 ? 26%

メインライン ? 19%

ブラック ? 8%


ローマ・カトリック ? 23%

他のキリスト教 ? 1%


イスラム教 ? 1%

ユダヤ教 ? 1%

仏教 ? 1%

他の宗教 ? 1%

無宗教 ? 17%

ミシガン州は他のアメリカ合衆国の州よりイスラム教(デトロイト地域内)の比率が高く改革派教会(グランドラピッズおよび州の西部) の比率が高くなっている。
インディアン部族オタワ族のかつての勢力図と、現在の保留地(赤い部分)ミシガン州のインディアン保留地(2回クリックで拡大表示)

この地には、古くからチッペワ族(オジブワ族)、フォックス族(メスクワキ族)、ワイアンドット族(ヒューロン族)、キカプー族、メノミニー族、マイアミ族、ニュートラル族、ノーケット族、オタワ族ポタワトミ族ソーク族(アサキワキ族)などのインディアン部族がウィグワムの集落を形成し、農耕・採集生活を営んできた。

北東部でイギリス人、フランス人、入植政府の争いが激化すると、多数のインディアン部族がミシガン地方に追いやられきてインディアン間でも争いが拡がった。さらにアンドリュー・ジャクソン大統領が1830年に民族浄化の施策として「インディアン移住法」を制定すると、同法の規定によって、多くの部族が他州の保留地に強制移住させられていった。

2007年11月、サギノー・チッペワ族は、1990年に制定された「アメリカインディアンの墓地の保護と遺骨の返還法(NAGPRA)」に基づき、ミシガン大学人類学博物館が1930年代と1960年代に彼らの伝統墓地から収奪した405人分の先祖の骨の返還要求を行った。同法は連邦所属の博物館や団体に、インディアンの葬具品や遺骨などを、どの部族のものか特定して返還する義務を負わせている。これに対しミシガン大学は、それらがチッペワ族のものではなく、応じられないとした。2009年10月15日、フリント市の調査委員会は、同大学人類学博物館に、800?3000年前のインディアンの遺骨1400人分が収集されていると公表し、倫理的疑問に言及した。同大学内では、学生からも大学の対応に批判が高まっている。

この州でアメリカ連邦から承認され保留地(Reservation)を持つインディアン部族は、チッペワ族ポタワトミ族オタワ族ワイアンドット族(ヒューロン族)、ポタワトミ族である。この他に、これらの部族の支族でアメリカ政府が認定していないものがあるが、「絶滅部族」としてこの州には存在していないことになっており、保留地も没収されている。

≪アメリカ連邦政府が公認しているインディアン部族と団体≫

「チッペワ族(オジブワ族)」

「ミルズ湾行政会議」

「セント・マリー川チッペワ部族会議」※1975年に再認定

「グランド・トラバース湾部族会議」※1980年に再認定

「ケウェーナウ湾部族会議」

「スペリオール湖チッペワ・インディアン・ラカビューデザート・バンド」

「サギノー湾チッペワ部族会議」


ポタワトミ族

ポタワトミ族・ハンナーヴィル・インディアン交流会議」

「ポカゴン・バンド」※1994年に再認定

「ヒューロン・ポタワトミ族・ノッタワセッピ・バンド」※1995年に再認定


オタワ族

「リトル・トラバース湾バンド」

「リトルリバー・バンド」

「グランド・トラバース湾オッタワ&チッペワ・インディアン・バンド」

≪アメリカ連邦政府に公認要求中のインディアン部族・団体≫

「チッペワ(オジブワ)族」

「マコンセ村バンド」

「スペリオール湖チッペワ・インディアン・マルケッテ・バンド」

「スワンクリーク・バンド」

「ブラックリバー・バンド」」


「オッタワ&チッペワ族」

「オッタワ&チッペワ族・バート湖バンド」

「チッペワ&オッタワ族・マッキナク・バンド」


「オッタワ族」

「オッタワ族・メイプルリバー・バンド」

「オッタワ族・マスケゴンリバー・バンド」

「オッタワ・インディアン・グランドリバー・バンド」

「オッタワ・インディアン・オッタワ・コロニー・バンド」


「ポタワトミ族」

ポタワトミ族・インディアナ&ミシガン」

ポタワトミ族・ガンレイク村バンド」


「ミシガン総合インディアン・リトル・オウル・バンド」

オジブワ&マッキナク族・バーウェティグ連合」

「ジェネシー谷インディアン協会」

「オーラグナック・インディアン国家」

「南東チェロキー族

「アンダードン・ワイアンドット族



インディアン・カジノ

≪ミシガン州のインディアン・カジノと経営部族≫



「チッペワ(オジブワ)族」


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