ミシガン州(ミシガンしゅう、英: State of Michigan)は、アメリカ合衆国中西部に位置する州。五大湖地域に含まれ、アメリカ合衆国50州の中で総面積では全米第11位(陸地面積では22位)、人口では全米第10位。前身のミシガン準州から1837年1月26日に合衆国26番目の州に昇格した。州の北と東はスペリオル湖・ヒューロン湖を挟んでカナダの国境に接し、西はミシガン湖越しにウィスコンシン州に、南はインディアナ州とオハイオ州に接している。
ミシガン州は、北米における自動車産業発祥の州として知られており、ゼネラルモーターズ(GM)の本社所在地であるデトロイトはその代表である。また五大湖のうちの4つに囲まれているという地の利もあり、アメリカ・カナダの両方からの観光客が多い州でもある。州域はロウアー半島とアッパー半島という2つの大きな半島で構成され、その間には幅5マイル (8 km) のマキナック海峡があり、ヒューロン湖とミシガン湖を繋いでいる。2つの半島はマキナック橋で繋がれている。
州都はランシング市であり、人口最大の都市は東側のカナダの国境に面したデトロイト市である。
家庭で話される言語(ミシガン州) 2010
英語 91.11%
スペイン語 2.93%
アラビア語 1.04%
人種構成(ミシガン州) 2010 州名の「ミシガン」は、この地に先住したインディアン部族、チッペワ族の言葉で「大きな湖」を意味するmishigamaa がフランス語で訛ったものである[1][2]。
白人 76.6%
黒人 14.2%
ヒスパニック 4.4%
アジア系 2.4%
インディアン 0.6%
混血 2.3%
州名の由来
歴史参照:ミシガン州の歴史、Timeline of Michigan history
ミシガン州となった地域に最初のヨーロッパ人探検者が入ったとき、オタワ族、オジブワ族(フランス語でチッペワ族)、ポタワトミ族などアルゴンキン語を話すインディアンが住んでいた。その中ではオジブワ族が最大であり、人口は25,000人から35,000人と推計されている。
オジブワ族はアッパー半島など州北部に拠点があり、他にオンタリオ州北部、ウイスコンシン州北部、マニトバ州南部、ミネソタ州北部と北中部に住んでいた。オタワ族は主に州北部のマキナック海峡より南と西部、ポタワトミ族は主に州南西部に住んでいた。これら3つの部族は3つの火の評議会と呼ばれる緩やかな連合を形成しており、平和的に共存していた。