2004年、フェラーリF1チーム代表のジャン・トッドと婚約(事実婚)し、19年後の2023年7月に正式な婚姻を結んだ[5]。トッドは2009年から2021年まで国際自動車連盟(FIA)会長を務めた。トッドの職務に付き添い、ヨーがサーキットに姿を見せることもある[6]。
2007年、レジオンドヌール勲章を受章した[7]。『グリーン・デスティニー』の女剣士、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』のボンドガールとして有名となり、フランスとマレーシアの文化の架け橋となったことが認められたのが主な理由と語られている。
2013年にはマレーシア国王より最高勲章「タンスリ」を授与された[8]。2022年、映画芸術への貢献を認められ、アメリカン・フィルム・インスティチュート (AFI) から名誉美術博士号を授与された(アジア人アーティスト初)[9]。また、2022年TIME誌が選ぶ「アイコン・オブ・ジ・イヤー」に選ばれた[10]。
2023年、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の主演エヴリン役が評価され、第80回ゴールデングローブ賞 映画部門 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)、第29回全米映画俳優組合賞主演女優賞、第95回アカデミー賞主演女優賞を受賞。アジア系俳優が男女を問わずアカデミー主演賞を獲得するのは史上初の快挙となった[11]。受賞に際しヨーは「私のような見た目のすべての男の子と女の子へ、これは希望と可能性の印です。夢がかなう証しです。そして女性の皆さん、『あなたはもう盛りを過ぎた』なんて誰にも言わせてはなりません」とコメントしている[12]。
同年、国際オリンピック委員会(IOC)はインド・ムンバイにて行われたIOC総会において、ヨーをIOC委員に選出した。ヨーはスカッシュにおいて、マレーシアのジュニア女王になった経歴があり、同選挙の委員長を務めたイギリス王女のアン・エリザベス・アリス・ルイーズも投票前にその旨を紹介している[13][14]。 公開年題名役名製作国(地域)備考吹き替え
ギャラリー
2000年カンヌ映画祭
2009年カンヌ映画祭
2014年
ヨーと夫ジャン・トッド(2016年)
香港アベニュー・オブ・スターズにあるヨーの手形
主な出演作品
1984デブゴンの快盗紳士録
猫頭鷹與小飛象 イギリス領香港
1985七福星
夏日福星柔道教室教師叶木翔子(テレビ東京版)
レディ・ハード 香港大捜査線
皇家師姐アンナ刑事(吹き替え版なし)
1986皇家戦士
皇家戰士ミッシェル勝生真沙子(TBS版)
1987チャイニーズ・ウォリアーズ
中華戰士ミンミン・フー戸田恵子(VHS版)
通天大盜楊寧N/A
1992ポリス・ストーリー3
警察故事3 超級警察ヤン高島雅羅
1993新流星蝴蝶剣 秘術VS妖術(VHS邦題)
新流星蝴蝶劍コウ イギリス領香港