リポーターのナタリー役で出演しているサラ・ジェシカ・パーカーは、『セックス・アンド・ザ・シティ』でブレイクする前であったため、オファーが来た際に脚本を読まずに出演を決断した。マイケル・J・フォックスが演じたリポーターのジェイソン・ストーン役には、マシュー・ブロデリック、ジョニー・デップも候補に挙がっていた。
ベテラン女優のシルヴィア・シドニーは今作が遺作となった。
劇中、ナタリーの飼い犬として登場するチワワは、かつてティム・バートン監督とリサ・マリーが来日した際に、歌舞伎町近辺のペットショップで購入したものである[3]。 劇中で倒壊するジャック・ニコルソン演じるアート・ランドのホテルは、実際にラスベガスで廃業したホテルを爆破して撮影された。その話題は日本のニュースで取り上げられた[要出典]。 ラスト近くの、バイロン・ウィリアムスの生還シーンは、試写後に「後味が悪い」という理由で急遽つけ加えられたものである。 火星人の円盤のデザインは、『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』に登場する円盤を基にしている。劇中、円盤がレーザーでワシントン記念塔を破壊したあとわざわざ体当たりで倒すシーンがあるが、これも同作のオマージュである。同様に、光線銃の音響効果は、『宇宙戦争』から引用している[4]。 バートンが熱烈なゴジラファンだったことから、劇中で映画『ゴジラvsビオランテ』(1989年)のシーンを流用している[5]。また、宇宙人の弱点や、人類がそれを利用して反撃するクライマックスシーンは、同じくゴジラシリーズの『怪獣大戦争』を参考にしていると言われる[誰によって?]。 クライマックスでは世界の主要都市を攻撃する場面があるが、削除されたシーンの中には東京が火星人から攻撃を受けるシーンもあった。そのシーンは、ゴジラのシーンで変えられている。 映画『インデペンデンス・デイ』は、過激派エコロジストと偏屈なミリシアが力を合わせて宇宙人を撃退するというストーリーであったが、それを踏まえた本作はリベラルと右翼がそれぞれの間抜けぶりを露呈する筋書きとなっている。また『インデペンデンス・デイ』では和平志向の大統領に対して宇宙人がわざわざ侵略を公言して考えを変えさせていたが、本作では火星人が「逃げないで。我々は友達。」と連呼しながら地球人を殺戮するシーンがある。 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』以来、監督のティム・バートンと音楽のダニー・エルフマンは仲たがいしていたが、この作品で再びコンビを復活させている。ダニー・エルフマンは、雑誌のインタビューでそれまでやった仕事の中でこの映画の音楽に一番満足していると語っている。主題歌はトム・ジョーンズの「よくあることさ」。 レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは85件のレビューで支持率は55%、平均点は6.00/10となった[6]。Metacriticでは19件のレビューを基に加重平均値が52/100となった[7]。 日本と海外では評価の温度差が激しく、特に本国アメリカ合衆国では、公開当時ティム・バートン史上最悪と酷評されていた[8]。
撮影
追加シーン
オマージュ
音楽
評価
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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