マーガレット・アトウッド
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1985年には『侍女の物語』で二度目のカナダ総督文学賞を受賞。1989年刊行の『キャッツ・アイ』もベストセラーになっている。『昏き目の暗殺者』により2000年度のブッカー賞を受賞した。2015年、フューチャー・ライブラリー・プロジェクトの第一作として、Scribbler Moonと題された小説を、5月27日の式典にて納本した。この本は2114年に出版されるまで作者以外の誰も内容を知ることができない。2016年には詩人としてストルガ詩の夕べ金冠賞を受賞した。2019年には『侍女の物語』の続編である『誓願』で2度目のブッカー賞を受賞した。
受賞歴

1987年
アーサー・C・クラーク賞

2000年 ブッカー賞

2008年 アストゥリアス皇太子賞 文学部門

2009年 ネリー・ザックス賞

2010年 ダン・デイヴィッド賞

2016年 ストルガ詩の夕べ金冠賞

2017年 フランツ・カフカ賞

2017年 ドイツ書籍協会平和賞

2019年 ブッカー賞(2回目)

作品

以下は邦訳のある作品の一部。2010年までに邦訳が出版されているフィクション作品は、『オリクスとクレイク』の「訳者あとがき」に列挙されている。ノンフィクションを含めて60点以上にのぼる全著書は英語版ウィキペディアの記事を参照。

ダンシング・ガールズ―マーガレット・アトウッド短編集 Dancing Girls: And Other Stories (1989年、
白水社

侍女の物語 The Handmaid's Tale (1990年、新潮社) - カナダ総督文学賞受賞作。のちハヤカワ文庫で再刊。文庫版は訳注などが追加されている。

スザナ・ムーディーの日記 マーガレット・アトウッド詩集 The Journals of Susanna Moodie (1992年、国文社

青ひげの卵 Bluebeard's Egg (1993年、筑摩書房 / 2022年、ちくま文庫

浮かびあがる ウィメンズブックス Surfacing (1993年、新水社)

サバィバル 現代カナダ文学入門 Survival (1995年、御茶の水書房

食べられる女 The Edible Woman (1996年、新潮社)

寝盗る女(上・下) The Robber Bride (2001年、彩流社

闇の殺人ゲーム -短編小説と散文詩 Murder in the Dark (2002年、北星堂書店)

昏き目の暗殺者 The Blind Assasin (2005年、早川書房 / 2019年、ハヤカワ文庫) - 2000年のブッカー賞、2001年のハメット賞国際推理作家協会北アメリカ支部主催)受賞作。

カンバセーション アトウッドの文学作法 Conversations (2005年、松籟社

ほんとうの物語 True Stories (2005年、大阪教育図書)

良い骨たち+簡單な殺人 Good Bones and Simple Murders (2005年、北星堂書店)

ペネロピアド The Penelopiad (2005年、角川書店

またの名をグレイス(上・下) Alias Grace (2008年、岩波書店 / 2018年、岩波現代文庫)- 三部作

オリクスとクレイク Oryx and Crake (2010年、早川書房)- 2003年のブッカー賞最終候補作およびカナダ総督文学賞最終候補作。
2009年発表のThe Year of the Flood(『洪水の年』)、2013年発表のMaddAddam(『マッドアダム』)とあわせてマッドアダム三部作を構成する。

死者との交渉 作家と著作 Negotiating with the Dead (2011年、英光社)

負債と報い 豊かさの影 Payback : Debt and the Shadow Side of Wealth (2012年、岩波書店) - 文明批評。

キャッツアイ Cat's Eye (2016年、開文社出版)

テント The Tent (2017年、英光社)

洪水の年(上・下) The Year of the Flood (2018年、岩波書店)

サークル・ゲーム The Circle Game (2020年、彩流社)

語りなおしシェイクスピア1 テンペスト 獄中シェイクスピア劇団 Hag-Seed (2020年、集英社

誓願 The Testaments (2020年、早川書房 / 2023年、ハヤカワ文庫)- 2019年のブッカー賞受賞作。

パワー・ポリティクス Power Politics (2022年、彩流社)

マッドアダム(上・下) MaddAddam (2024年、岩波書店)

備考

1986年に
ニューヨークで開かれた国際作家会議では、女性パネリストが極端に少ないことをめぐって委員長のノーマン・メイラーと壮絶な舌戦を繰り広げ、マスコミを大いに賑わした。

バードウォッチングの愛好家であり、環境保護の分野でも活動している。自身のウェブサイトには、自著の出版に際しての環境負荷軽減策や、野鳥保護のために個人でできる具体策が列挙されている。[1]

脚注[脚注の使い方]


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