これらのアベニューの道幅は100フィート (30 m)で、クロスタウン・ストリートの道幅は通常60フィート (18 m)だが、そのうち15は100フィート (30 m)の道幅で作られている。両方向通行の34丁目、42丁目、57丁目や125丁目などがそうで、これらの通りはショップが充実している[19]。クロスタウン・ストリート間のブロックの幅は約200フィート (60 m)で、アベニュー間のブロックの幅は約は800フィート (240 m)である。
マンハッタンの大部分の通りは厳密な格子状に計画的に作られた結果、マンハッタンヘンジ(ストーンヘンジの派生語)と呼ばれる現象を年に二回見ることができる。これは、その東西の通りは真の東西方向から約28.9°傾いているため、夏至を挟んで約20日前後の日は太陽が東西の通りのちょうど中心に沿った地平線に沈むという現象である。マンハッタンヘンジが起きる日没時には、ビルの間をまっすぐ太陽の光が伸びてくるのを目にすることができる。
ネイバーフッド「マンハッタンの近隣住区の一覧」も参照
マンハッタンはその特徴などから、さらに細かく特定のエリア(ネイバーフッド)を指して以下のような名称(愛称)が付けられている。地区毎の特徴はリンク先項目およびマンハッタンの地区名の一覧を参照のこと。
フィナンシャル・ディストリクト
シヴィック・センター
サウス・ストリート・シーポート
トライベッカ
チャイナ・タウン
リトル・イタリー
ソーホー
ロウアー・イースト・サイド
グリニッジ・ヴィレッジ
イースト・ヴィレッジ
ミートパッキング・ディストリクト(英語版)
14丁目の西端付近一帯をいう。かつてはガンゼヴォート・マーケットとして知られていたが、20世紀前半に精肉業種の工場などが多く立地したことからこの地域呼称が付けられた。1990年代後半から高級化が進み、有名ブランド店やレストランなど注目が集まるような出店があったことからエリアとしての認識が高まった。
チェルシー
グラマシー
フラットアイアン・ディストリクト(英語版)
マディソン・スクエア・パークの南の一帯をいう。ハイテク産業が多く集まっていたことから、シリコン・バレーをもじったシリコン・アレーがこの地から広まった。
ノマド(英語版)
マディソン・スクエア・パークの北の一帯 (NOrth of MADison Square Park) をいう。一時は廃れていたが、近年ブティックやレストラン街として再び活性化してきている。
キップス・ベイ
マーリー・ヒル
タートル・ベイ(英語版)
41丁目から53丁目付近のレキシントン街より東の一帯をいう。グランドセントラル駅のすぐ東のエリアで、国連本部も所在するオフィス街である。日本企業のオフィスも多く、そのため日系レストランや居酒屋も多く所在する。2番街沿いにはバーが多く並ぶ。
ガーメント・ディストリクト(英語版)
34丁目から42丁目、5番街から9番街に囲まれた一帯をいう。