産業革命の発祥地であることから理工学系が有名であるが、社会科学、医学、法学等の権威でもある。QS World University Rankings by Subject 2021では、30の学部が世界トップ50以内にランクインされている[39][40][41][42][43]。マンチェスター・ビジネス・スクール(AMBS: Alliance Manchester Business School)はQS World University Rankings 2021, Business School Rankings, CSR Rankingにおいて世界第5位(英国第1位)とされた[44][45]。Research Excellence Framework 2014では、同校で行われている研究の83%[46]が世界トップレベルとされ、第5位にランクイン[47]するなど世界屈指の研究機関でもある。2019-2020年の研究費予算基金単体では10億9000万ポンド(約1670億円)であり、2億2000万ポンド(約340億円)の寄付があった。英国政府から学術研究費国家予算配分として2億ポンド(約305億円)を受け取っている[要出典]。 研究者や教授陣、卒業生から現在までに25名のノーベル受賞者を輩出している。受賞者数は世界第28位、欧州第11位、英国内ではケンブリッジ大学、オックスフォード大学、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンに次いで第4位である。4名の受賞者が現役で教鞭をとっており、その数は国内最多である。19~20世紀の発明・研究開発に大きく貢献した人物として、原子核や放射線(α, β, γ線)を発見したアーネスト・ラザフォード[48]、コンピューター・サイエンスや人工知能の父とも言われるアラン・チューリング[49]、ジュールの法則を発見したジェームズ・ジュール、現代化学と原子説[50][51]の創始者であるジョン・ドルトン[52]、電子の存在を発見したジョゼフ・ジョン・トムソン[53]、ニールス・ボーア[54][55][56]、中性子を発見したジェームズ・チャドウィック[57][58][59]、ビタミンCの合成に成功したウォルター・ハース[60][61]、人類初の人工的な核変換に成功したジョン・コッククロフト[62][63][64]、天文学者のアーサー・エディントンらが挙げられる。 卒業生には、俳優のベネディクト・カンバーバッチやアップル本社(Apple Park)を設計・デザインした世界的建築家のノーマン・フォスター男爵らがいる。彼はロンドン市庁舎やスタンステッド空港、ロンドンのスイス・リ本社やドイツ連邦議会新議事堂等の他、日本ではセンチュリータワーや旺文社本社ビル、鎌倉歴史文化交流館等の作品を残した。 物理学者のブライアン・コックス、テスコ(TESCO)元CEOのテリー・レイフィー卿、シンガポール元副首相で政治家のテオ・チー・ハン、国際パラリンピック委員会会長のフィリップ・クレヴァン卿が名を連ねる。他にも政府高官や英国議会等、政界に多くの卒業生を輩出している。ビジネス界においては、スペイン大手銀行サンタンデールの英国代表や世界的NGO、オックスファムの事務局長、世界4大会計事務所KPMGのパートナー、財務会計基準審議会(Financial Accounting Standards Board: FASB)元議長、ユニリーバ元CIO(Chied Investment Officer)等が挙げられる。
ノーベル賞受賞者と著名な研究者
著名な卒業生