マリオブラザーズ
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敵キャラクターだけでなくプレイヤーキャラクター同士にも衝突判定が設定されており、それがゲーム上でも大きな意味を持つ。インストラクションカードには「協力するか、それとも裏切るか」と書かれており、異なる遊び方をさりげなく提示している。
対戦でできる相手の倒し方

気絶している敵を下から突き上げることで目を覚まさせられることを利用して、相手が敵を蹴り落とそうとする瞬間にその敵を突き上げる。これは基本技なだけに互いに慣れてくると警戒して成功しにくくなってくるが、起こすのが間に合うかどうかの微妙な距離の場合や気絶している敵が3匹などの場合、相手も危険を冒してこれを強引に取りに来るのでその場合は成功する。

相手を突き上げて敵に当てる。

相手を押して敵や火の玉に接触させる。

高速移動するピンクガニを突き上げて、横にはねさせ相手に当てる。

敵をジャンプで避けようとする相手に上から飛び降りて下の敵に接触させる。

最上階に行った相手を2段目の中央で降ろさないよう阻止し下から攻撃する。

相手を踏みつけて約2秒間行動不能にする(判定はややシビア。また、相手がジャンプ中は踏みつけられない)。

ミスして上部中央から再出現した相手に向かってジャンプし接触可能なタイミングを計って飛び蹴りをして下の敵に当てる(ファミコン版のみでアーケード版では飛び蹴りをしても相手は落ちない)。

などがある[4]
キャラクター

ドンキーコング』で大工と設定されていたマリオの職業が(ゲーム&ウオッチ版『マリオブラザーズ』の工場作業員を経て)配管工と呼ばれるようになった。ルイージが初登場するが、本作ではまだマリオとの違いは服装の色のみである。
敵キャラクター

キャラクター名はアーケード版 / ファミコン版 / NES版 / GBA(日本語版) / GBA(英語版)

シェルクリーパー(Shellcreeper) / カメさん / Turtle / トゲゾー / Spinys
カメ。最も基本的な敵キャラクター。下から1回突き上げるとひっくり返って気絶する。その状態でもう一度突き上げるかしばらく放置すると復活してしまう(他の敵も共通)
[3]。また最後の1匹になると色が変わり移動速度が速くなる。アーケード版およびディスクシステム版『帰ってきた』では気絶から回復する際、甲羅を脱ぎ捨て外からひっくり返し再度甲羅を纏うといったモーションが存在する。また接触してプレイヤーが噛みつかれた際には一瞬凶悪な表情になる。後に発売された『スーパーマリオブラザーズ』のノコノコのモデルであり、クッパを始めとするカメ一族の敵キャラクターたちのモチーフになったと思われる[要出典]。ただし、本作ではどの敵も『スーパーマリオブラザーズ』のノコノコのように上から踏んで倒すことはできず、どこから接触してもミスになる。ノコノコの影響により踏める敵と誤解されるようになった[要出典]ため、のちの『スーパーマリオブラザーズ3』の2人用バトルゲームや、その後のリメイク作品ではトゲゾーに変更されているものが多い。ただし、スーパーマリオコレクション版のBATTLE GAMEでのみトゲゾーとは別にノコノコも登場している。
サイドステッパー(Sidestepper) / カニさん / Crab / カニ / Crabs
カニ。1回突き上げると怒って少しスピードアップし、その状態でもう1回突き上げると気絶する。2回突き上げないと気絶しない[3]。ただし気絶後は1回突き上げるだけで初期状態に戻る。最後の1匹になると高速化する。マリオコレクション版ではカニキチ(カニ吉)と呼ばれ、カニさんよりスピードアップの段階が少ない。シェルクリーパー同様、プレイヤーが噛まれると一瞬凶悪な表情になる。マリオクラッシュに登場するものはクワトロと呼ばれていた。
ファイターフライ(Fighterfly) / ファイターフライ / Fighter Fly / フライ / Fighter flies
ハエ。横一方向のみに移動する点は他の敵キャラクターと変わらないが、ジャンプしながら移動する。着地していないときには突き上げても攻撃が効かない[3]。なおファイターフライだけは気絶を放置させない限り高速にはならず、これを最後の一匹にしても速度に変化は起こらない。最低速では、下をくぐることのできるタイミングが存在する。マリオコレクション版ではハエまる(ハエ丸)と呼ばれ、ファイターフライよりスピードアップの段階が少ない。このキャラクターとは別物として『マリオ&ルイージRPG』の敵キャラクターに登場している。

上記の3種類は気絶させておいてしばらく放置すると自力で復活し、その際に色が変わって動きが少し速くなる。さらに同じことを繰り返すともっと素早くなる。また、敵を倒していき最後の1匹となったのがファイターフライ以外であった場合、自動的にこの一番素早い状態になる。アーケード版のシェルクリーパーは気絶から自力で回復する毎に色が緑から青に、青から赤に変化(ゲームボーイアドバンス版のトゲゾーは赤→緑→青)。アーケード版のサイドステッパーは気絶から自力で回復する毎に色が赤から青に、青からピンクに変化(ゲームボーイアドバンス版では赤→緑→青)。アーケード版のファイターフライは気絶から自力で回復しても色は変化しない(ゲームボーイアドバンス版では青→黄色→ピンクの順に変化)。
スリップアイス(Slipice) / フリーズ / Freezie / フリーザ― / Freezy
氷柱。PHASE 10から登場。一定時間ごとに土管から出現して移動し、最下段を除く床の中央に到達すると、床を凍らせて滑りやすくさせてしまう。下から突き上げることで破壊可能(蹴り落とす必要はない)[3]。最上段の床は凍らせない(ゲームボーイアドバンス版では最上段も凍らせる)。アーケード版ではマリオ(ルイージ)が触れると体が凍るモーションが存在した(つららも同様)。
つらら(Icicles)
PHASE 17から登場。最上部の床(ゲームボーイアドバンス版では最初から凍っている)とパイプから不規則に発生し、つららが完成するとすぐにステージの下までまっすぐ落下する。つららが完成するまでに下から叩けば消すことができるが、完成形および落下中のつららに触れるとミスになる。なお、完成後につららの近く(当たり判定スレスレ)の床を叩くと即座に落とすことができる(パイプに発生したものは落とせない)。つららはファミコンのROM版は容量の関係で削除されているが、ディスクシステム用にリメイクされた『帰ってきたマリオブラザーズ』で復活した(ゲームボーイアドバンス版でも登場する)。また『アイスクライマー』にも受け継がれている。
ファイアボール、グリーンボール / ファイアボール / Fireball / ファイアーボール / Fireballs
火の玉。敵が減り一定時間経つと出現する(高次面になるほど規定時間は短くなる)。時間経過と共に出現間隔が短くなる。赤(ファイアボール:赤玉)と緑(グリーンボール:青玉)の2種類が存在し動きが異なる。赤玉はゆっくり斜めに移動し床や画面端で直角に跳ね返る。床に接地した際に下から叩くことで消すことができ、得点も1000点入る。床で消すか、規定時間経過で自然消滅した後に再出現すると動きが速くなり(POWブロックで消した、またはこれに触れてミスをした場合は速くならない)、繰り返すとマリオよりも高速で動くようになるため回避が困難になる。青玉はマリオがいる段の反対側から出現する(マリオのミス後、画面下へ降下する時もその段に出現する)。ステージの端からマリオ・ルイージと同じ速さで段を蛇行移動し、反対側の端に着くと消える。赤玉同様に床接地時に消すことができるほか、特定の場所でくぐることが可能(サイズの違いから、アーケード版では自機が停止した状態ではくぐれないが、走行中タイミングが合致すれば可能。同様の理由から、アーケード版では特定の場所では飛び越すことができない)。アーケード版では一度に2個出てくることもあり一度出た方向と逆の方向から、あるいは同じ方向から出現する。2個目は、2人プレイ中はルイージに合わせて出現する。また規定時間以前でも、同じ段に長時間滞在していると出現する。スーパーマリオコレクション版のみで遊べるBATTLE GAMEでは、テレサに変更された。アーケード版ではマリオ(ルイージ)が触れると体が燃えるモーションが存在した。
クッパ
ゲームボーイアドバンス版のバトルゲームで4の倍数のステージに登場。下から叩いたりPOWによって一時的に怯ませられるが、倒すことはできない。他の敵より体格が大きく、上から2段目に陣取ったまま往復する(他の敵はすり抜ける)。目の前に炎を吐いて攻撃する(『スーパーマリオブラザーズ』のような飛び道具ではない)。
他機種版

No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式売上本数備考
1マリオブラザーズ
198309091983年9月9日
1986061986年6月
198609011986年9月1日
ファミリーコンピュータ任天堂
岩崎技研工業任天堂192キロビットロムカセット[5] HVC-MA
165万本
228万本[6]-
2MARIO BROS. 1983年
Atari 2600アタリアタリロムカセット-148万本-
3MARIO BROS. 1983年
Atari 5200アタリアタリロムカセット---
4マリオブラザーズスペシャル 1984021984年2月
FM-7
MZ-1500
MZ-2200
PC-6000シリーズ
PC-8001mkII
PC-8800シリーズ
PC-9800シリーズ
SMC-777
X1ハドソンハドソンカセットテープ
フロッピーディスク---
5パンチボールマリオブラザーズ 1984021984年2月
FM-7
IBM JX
MZ-1500
PC-6000シリーズ
PC-8001mkII
PC-8800シリーズハドソンハドソンカセットテープ


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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