地下鉄網の発展は目覚しく、2007年春には、南北の新市街地を中心に大規模な拡張工事が行われた。新設されたライトレールの3路線を含め、新しく敷設される約81kmに79個もの駅が開業した。またこの一環で、バラハス空港第4ターミナルへの地下鉄乗り入れが実現している。 マドリードには多種多様な国公私立大学がある。マドリード・コンプルテンセ大学はスペインでもっとも大きく、伝統のある国立大学である。1499年にアルカラ・デ・エナーレスで創立されたが、その起源は1293年にさかのぼる。1836年にマドリードに移設され、1927年に現在の位置に移された。スペイン内戦でこの大学の地区は戦場となった。 マドリード工科大学はスペインの国公立大学ランキングでは、工業大学の中では第1位になる。 起業家育成で知られる私立のIEビジネススクールはマドリードのサラマンカ地区に1973年に設立された。現在もIEビジネススクール、私立大学のIE大学のキャンパスが同地区に存在する。プログラムごとに異なるビルが点在し、国際色豊かな学生とスタッフが行き交う地域となっている。 マドリードには、国際連合の専門機関である世界観光機関(WTO、UNWTO)の本部が置かれている[27]。また、イベロアメリカ首脳会議を主催するイベロアメリカ機構の事務局[28] や、大西洋まぐろ類保存国際委員会の本部事務局がマドリードにおかれている[29]。 マドリード市は、スペイン国内において人気の高い観光地の1つであり、幾つもの名所が存在する。 マドリードは2012年夏季オリンピックの開催地選考に臨んだものの、イギリスのロンドンに敗れた(ロンドン五輪)。続く2016年夏季オリンピックの開催地選考にも臨み、決選投票までは進んだものの、ブラジルのリオデジャネイロに敗れた(リオデジャネイロ五輪)[30]。さらには3度目となる2020年夏季オリンピックの開催地選考に臨んだが、1回目の投票で日本の東京とトルコのイスタンブールに敗れた(東京五輪)[31]。 マドリードのスポーツクラブ スペインサッカーの1部リーグであるラ・リーガで最多の優勝回数を誇るレアル・マドリードは、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウをホームスタジアムとしており、サポーターは「マドリディスタ」と呼ばれる。レアル・マドリードは世界で最も著名なサッカークラブであり、FIFAが「20世紀最高のクラブ」に選出している。UEFAチャンピオンズリーグでは大会史上最多となる14回の優勝を成し遂げている。 レアル・マドリードのライバルであるアトレティコ・マドリードは、シビタス・メトロポリターノをホームスタジアムとしている。なお、2017年以前はエスタディオ・ビセンテ・カルデロンをホームとしていた。アトレティコ・マドリードはラ・リーガで11回、コパ・デル・レイで10回の優勝を達成している。ヨーロッパの舞台においても、UEFAヨーロッパリーグでは3度の優勝、UEFAチャンピオンズリーグでは3度の準優勝の成績を収めている。チームカラーである赤と白の縦縞に因み、選手やサポーターは「コルチョネロス」と呼ばれる。 ビリャ・デ・バリェカス区を本拠地とするラージョ・バジェカーノや、マドリード郊外のヘタフェを本拠地とするヘタフェCFもラ・リーガに所属している。
教育
国際機関
観光マヨール広場プエルタ・デル・ソル
観光地
エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ
マヨール広場
王宮
オリエンテ広場
プラド美術館
レティーロ公園(Parque del Retiro
列車爆破事件の犠牲者を追悼する故人の森がある。
ティッセン・ボルネミッサ美術館
ソフィア王妃芸術センター - ピカソの『ゲルニカ』が展示されている。
スペイン広場
ラス・ベンタス闘牛場
カサ・デ・カンポ - スペイン最大の都市公園。
繁華街・歓楽街
プエルタ・デル・ソル : 中心部
グラン・ビア(Gran Via
セラーノ通り(Calle de Serrano): 高級ブティック街
プラサ・デル・アンヘル(Plaza del Angel)? プラサ・デ・サンタ・アナ(Plaza de Santa Ana): 飲み屋街
スポーツ
競技リーグクラブ拠点設立年
サッカーリーガ・エスパニョーラレアル・マドリードエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ1902
サッカーリーガ・エスパニョーラアトレティコ・マドリードシビタス・メトロポリターノ1903
サッカーリーガ・エスパニョーララージョ・バジェカーノカンポ・デ・フトボル・デ・バジェカス1924
バスケットボールリーガACBレアル・マドリード・バロンセストパラシオ・デ・デポルテス1932
バスケットボールリーガACBCBエストゥディアンテスパラシオ・デ・デポルテス1948
ハンドボールリーガASOBALBMアトレティコ・マドリードパラシオ・ビスタレグレ2011
サッカー詳細は「マドリードダービー」を参照エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ