マテウシュ・モラヴィエツキ
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同法はモラヴィエツキの支持のもと、法と正義が推進した[18][19][20][21]

モラヴィエツキは他のヴィシェグラードグループの首脳同様、EUによる移民の強制割り当てに反対している。2018年5月には「割り当てをわれわれに押し付けるEUによって、国家主権が根底から揺るがされている」と述べた[22]

イギリスの欧州連合離脱問題については、2019年1月にBBCに対して「ますます多くのポーランド人がイギリスから帰国するようになっているが、ポーランド経済を勢いづけるためにも、この流れが続くことを望んでいる」と述べた[23]

2022年2月7日にタデウシュ・コシチンスキ(英語版)財務大臣が辞任を表明し、後継が決まるまでモラヴィエツキが財務大臣を兼任することとなった[24]。4月26日にマグダレナ・ジェチュコフスカ(ポーランド語版)を後任に据え、約2カ月半の兼任を終えた[25]

2022年ロシアのウクライナ侵攻に対しては、当初ウクライナウォロディミル・ゼレンスキー政権を強力に支援したが、戦争が長引いたことで徐々に支援疲れが指摘されるようになる。2023年10月の総選挙を見据え、ウクライナ産の穀物がポーランドに大量流入することを恐れる農家の利益を守るため、モラヴィエツキは次第に強硬な姿勢が目立ち始め、両国の関係は急激に悪化。モラヴィエツキは、2023年9月20日にウクライナに対する武器供与の停止を警告したほか、ウクライナを溺れる人間に例え、救助者を引っ張って巻き添えにする可能性があるとも述べた[26]。その後10月15日に議会選挙が執行される。与党・法と正義は第一党の座を維持したものの、過半数を割る結果に終わった[27]。11月6日には大統領から組閣を要請されたが、過半数確保は事実上不可能な情勢であり、最終的には野党に政権が渡るとみられた[28]。しかし11月27日、議会で過半数の支持を確保しないまま首相に再任され就任宣誓を行い、野党からは茶番であるとして批判を受ける事態となった。2週間以内に議会で過半数の信任を得る必要があるため、モラヴィエツキは野党の政策も取り入れることと引き換えに支持を求めたが、成功する公算はないと予想されていた[29]。12月11日に下院にて内閣信任決議案が採決され、賛成190、反対266票で否決されたためモラヴィエツキは首相を失職した[30]
人物

イヴォナ・モラヴィエツカ夫人とのあいだに4子がいる[31][32]

親戚のうち、おばの2人はユダヤ人男性と結婚し、ユダヤ教に改宗した。おばの1人はホロコーストを生き延びたが、その手助けをした人物はのちに諸国民の中の正義の人に認定された[33]
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イギリステリーザ・メイと(2017年、ブリュッセル

フランスエマニュエル・マクロンと(2017年、ブリュッセル)

ヴィシェグラードグループの首脳らと(2018年、ブダペスト

ウクライナペトロ・ポロシェンコと(2018年、ミュンヘン

エチオピアムラトゥ・テショメと(2018年、ワルシャワ)


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