マッドマックス
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演 - ヴィンス・ギル[注 3]警官殺しの逃走犯。警察無線に向かって自分の名を笑いながら叫ぶ喚き声を挙げ続け盗難車両である1台目のV8インターセプターでサース達を振り切って尚も暴走するが、待ち構えていたマックスに追い立てられ、最後は運転を誤って転倒し、爆死する。
ナイトライダーの彼女 / Nightrider's Girl
演 - ルル・ピンカスナイトライダーが運転する盗難車助手席に搭乗。ナイトライダー同様、哄笑を挙げ続ける。マックスに追い立てられ、諦めかける彼を励ますも、ナイトライダーの誤運転が元で諸共爆死する。
その他
ジェシー(ジェス)・ロカタンスキー / Jessie(Jesse)Rockatansky
演 - ジョアン・サミュエルマックスの妻。
サックス演奏を特技としており、『貴方に夢中』という意味のハンドサインを示す等、夫・マックスとの関係は良好で、彼の事を常に気に掛けていた。しかし、休暇中での道中、美人だという事で絡んできたトーカッター一味に対し、金的蹴りで逃れるが、逃げる際に追い掛けようと彼女の走る車に鎖を巻き付けた一味の一人の右手が千切れてしまった事から付け回され、彼ら一味の襲撃を受ける。どうにか逃げようとするが、スプローグ諸共轢かれ、一命は取り留めたものの、脾臓肝臓腎臓を損傷し、胸部打撲、左大腿骨骨折等の重傷を負う。
スプローグ・ロカタンスキー / Sprog Rockatansky
演 - ブレンダン・ヒースマックスとジェシーの子。まだ幼子だったが、トーカッター一味によってジェシー諸共轢かれ、命を奪われる。
メイ・スウェイシー / May Swaisey
演 - シェイラ・フローランスロカタンスキー一家が休暇で向かった先の農場主である老女。一家は彼女をメイおばさんと呼ぶ。彼らとは旧知の仲の様で、スプローグをトーカッター一味に人質に取られたジェシーを助け、果敢にショットガンを向けて彼らを納屋に閉じ込める。そのまま、ジェシーとスプローグ共々逃げようとするが、そこから尚も追ってきた一味とショットガンで応戦しようとするが、ジェシーらを守りきれなかった。
ベンノ / Benno
演 - マックス・フェアチャイルド農場の中年男性。メイと同棲している様だが、関係性は不明。
ジギー / Ziggy
演 - ジェリー・デイ保安官。メイ同様、ロカタンスキー一家とは旧知の仲の様で、彼らの車に鎖毎付いていたトーカッター一味の一人の右手を回収する。その後、危機感を抱いたマックスから頼まれたメイは彼を電話で呼ぶが、間に合う事は無かった。彼はメイのことをメイ叔母さんと呼ぶ。
用語
サンシティ / Sun City
近未来のオーストラリアにある架空の都市。都市はメインフォース・パトロール(M.F.P.)による管理下の「セクター(部門)」であった。
司法省 / Halls of Justice
アウトバックにあるオーストラリア連邦警察の特殊警察メインフォース・パトロール(M.F.P.)の本部の老朽化した建物。
メインフォース・パトロール(M.F.P. / Main Force Patrol)
オーストラリア連邦警察特殊警察部門。対暴走族の対抗策として政府により1983年に設立された。エンブレムは盾の中に五角星、上方に翼が描かれており、下方には『WEIAND RIGHT』と刻まれている。国の不安定なエネルギー不足による混乱が起きた時、族がアウトバックの町々で略奪など行って傍若無人の限りを尽くして無法状態となった為、その対策として結成される。しかし、隊員達は荒くれ者も多く、市民への被害も度々起きている。ブロンズバッジを付けた隊員達は制服として黒いレザースーツを着用しており、黄色いフォード・ファルコンベースのM.F.P.パトロールカー(グースの様にカワサキ・Z1000ベースのM.F.P.パトロールオートバイも存在)に搭乗する。
9番高速、セクター26 / HIGHWAY 9, SECTOR 26
メインフォース・パトロール(M.F.P.)が巡回する道路。道路沿いにカフェと併設された給油所がある。年間57人の死亡者を出す為、「高死亡率」道路とされている。
アナーキーロード / ANARCHIE ROAD
アウトバックにある道路。
農場
メイ・スウェイシーが所有する広大な農場。ロカタンスキー一家の休暇先で、森林に囲まれ、個人の敷地内に海岸がある。農場主のメイとベンノが暮らす。
ウィーエルサレム / Wee Jerusalem
トーカッターの暴走族に脅かされていた鉄道の駅がある集落。
日本語吹替

役名俳優日本語吹替
日本テレビ
マックス・ロカタンスキーメル・ギブソン安原義人
ジェシー・ロカタンスキージョアン・サミュエル宗形智子
ジム・グーススティーヴ・ビズレー富山敬
トーカッターヒュー・キース・バーン[注 4]坂口芳貞
ババ・ザネッティジョフ・パリー村山明
ジョニー・ザ・ボーイティム・バーンズ石丸博也
フィフィ・マカフィーロジャー・ワード大宮悌二
ナイトライダーヴィンス・ギル亀井三郎
サーススティーヴン・クラーク小島敏彦
チャーリージョン・リー千田光男

演出佐藤敏夫
翻訳平田勝茂
選曲赤塚不二夫
効果PAG
調整前田仁信
制作東北新社
初回放送1982年4月14日
21:02-22:54
水曜ロードショー
本編ノーカット放送


テレビ放映時のタイトルは『激突また激突!カーバイオレンス限界描写 マッドマックス』

日本語吹替音声はソフト化されていなかったが2013年8月7日発売のシリーズ三作が収録されるBlu-ray BOXにて初収録された。

2015年6月17日発売の『マッドマックス トリロジー スーパーチャージャー・エディション ブルーレイ版 スチールブック仕様』において、上記吹替版に加え、マックス役の安原義人ととり・みきが出演するオーディオ・コメンタリーが新規収録された。

スタッフ

監督:
ジョージ・ミラー

製作:バイロン・ケネディ

脚本:ジェームズ・マッカウスランド/ジョージ・ミラー

撮影:デヴィッド・エグビー

音楽:ブライアン・メイ

主な登場車両映画のファンによりV8インターセプター風に改造されたファルコンXB 映画のファンによりイエロー・インターセプター風に改造されたフォード・ファルコン


V8インターセプター / ブラック・パーシュート・スペシャル(1973年製 フォード・ファルコンXB GT351 ハードトップ・限定モデル[注 5]の改造型)

M.F.P本部で作られた2台目の特殊迎撃用改造車であり、物語終盤でマックスが乗り暴走族を追跡するモンスターマシンである。ベースは黒く塗装されたフォード・ファルコンで、ノーズに空力パーツ(ARCADIPANE PRODUCTS製ノーズコーン/フロントマスク)を配し、WAIAND社製スーパーチャージャーツイン・オーバーヘッド・カムを装着した排気量351立方インチ(5.8リッター)のV8エンジン[注 6]により600馬力、最大トルク80kg - mを発揮する。助手席側に青いパトランプを備えている。シフトレバーの赤いプッシュプルスイッチで過給器をオンオフする描写があるが、一般的な過給器は常時動作するため動作スイッチは通常は存在しない。本車の過給器はダミーで、演出のため電気モーターで動作するものである。


M.F.P.パトロールカー(フォード・ファルコンXAセダン、XBセダン

M.F.P.隊員達が乗る黄色く塗装された車体の同じくフォード・ファルコンベースのパトロールカー。作品自体が古いので、警光灯も、反射鏡はなく、グローブ内でライト4つがモーターにより回転する形式(1970年代はこの形が普通だった)。各隊員が搭乗する車両毎にコールサインがあるが、マックスの車両はイエロー・インターセプターとも呼ばれている。


V8インターセプター / パーシュート・スペシャル(ホールデン・モナーロHQ 1972)

ナイトライダーが搭乗していた警官を殺し、奪った1台目の特殊迎撃用改造車。上記のインターセプターと同様の名前だが、こちらはベース車両が異なる。


カワサキ・Z1000

グースが乗るパトロールオートバイ。


トーカッターの暴走族のオートバイ

カワサキ・Z1000、Z900ホンダ・CB750ノートンコマンドーなど。


MAZDAボンゴ

監督であるジョージ・ミラーの車。劇中で大破する。
作品解説

監督のジョージ・ミラーは医学生時代に負傷者を搬送する救急車に同乗したことがあり、この経験がバイオレンスシーンの参考になったという。もっとも、劇中での直接的なバイオレンス描写は少なく、代わりにそれを暗示させる映像効果を挿入することで表現している(例:マックスが病床のグースを見た瞬間、画面が不気味に揺らめく)。

1970年代のオーストラリアでは暴走族が社会問題化しており、暴走族やバイクが登場する映画が多数制作された。特に1974年のマッドストーンは主要キャストの多くがマッドマックスにも出演している。

低予算映画であり、その大半をフォード・オーストラリア製のファルコンXBを改造したインターセプターを始めとする車輌の改造に費やしたため、金銭的な余裕は無かった。


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