マッドマックス2
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アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ[7]受賞
オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞監督賞受賞
録音賞受賞
プロダクションデザイン賞受賞
衣裳デザイン賞受賞
編集賞受賞
作曲賞ノミネート
撮影賞ノミネート
1983ヒューゴー賞映像部門ノミネート
サターン賞インターナショナル映画賞受賞
主演男優賞ノミネート
助演男優賞ノミネート
監督賞ノミネート
脚本賞ノミネート
衣装デザイン賞ノミネート

主に登場する乗り物

フォード・ファルコンXB
・GTクーペ 1973(V8インターセプター)
M.F.P.班により整備、改造を施された漆黒の対暴走車両特殊改造車、600馬力、対燃料窃盗者用に爆破装置付き。フォード・ファルコンをベースにした黒色の車体と、スーパーチャージャーを搭載(1作目のウェイアンド製からSBCクラガー製に変更)しており、オーバー・ヘッドツイン・カムV8エンジン搭載FRカスタム“迎撃車”。前作でマックスが無断で持ち出してから、以降彼の愛車となった。前作と比較してやや年季の入った姿となっており、トランク部分には大型燃料タンクが二つ設けられている。パッパガーロ達の石油精製所から出た直後、ウェズ達の一撃でフロントガラスを粉砕されて横転、大破する。しかし、積算した大量の燃料を得ようとタンクに手を出した事で車体下に設置されていた爆破装置が作動し爆発、炎上。シリーズ4作目の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では本作のインターセプターの造形とほぼそのままの状態で復活しており、前日譚コミック『Mad Max Fury Road Mad Max #1』の設定によると破壊された後、マックスは再び作り直す為、長らく修理していたとされている。

マックR-600 クールパワー / “Mack R-600 Coolpower”
石油精製所で暮らす人達が「太陽の楽園」を目指す為、使用したタンカートレーラー。所々に矢尻が刺さりハイウェイ上で停止していた輸送トラックで、運転席には絶命してから暫く経ったと思われる腐乱しかけた男が座っており、その手には「ハッピーバースデートゥーユー」の手巻きオルゴールを握っていた。後、マックスが精製所から脱出しようとしているパッパガーロ達の為に頼まれて精製所まで運転して持って来た。終盤ではメカニックの手で整備と補強が施され、オイルタンクを連結し、マックスが運転した。最終的にヒューマンガス・トラックとの正面衝突で操縦不能となり横転、大破する。実は、このトレーラー自体がパッパガーロの起てた脱出作戦の囮役で、連結されていたオイルタンクの中身はガソリンではなく大量の砂が入っていた。マックRシリーズのトラックを改造して使っている。

ザ・ローン・ウルフ / “The Lone Wolf”
石油精製所に暴走族が侵入した際、パッパガーロ達が手に入れた暴走族の改造車両。精製所から脱出した時はパッパガーロが運転して乗っており、ヒューマンガス一味との戦いを終えるとマックスがこの車両を譲り受けた。

ヒューマンガス・トラック / “Humungus' Truck”
ヒューマンガスが乗る六輪駆動の改造トラック。スピードを上げるための亜酸化窒素ボンベを搭載し、側面にはヒューマンガスが作った槍が左右1本ずつ備えられている。フロントパンパー部分には捕虜を晒す為の晒し台が設けられており、序盤で石油精製所からトレーラーを探しに向かった所を捕えた石油精製所の男2人を括りつけていた。

カワサキ・Z1 900
ウェズとゴールデン・ユースのコンビが乗っていたオートバイ

スネーク・トラック / "Snake Truck"
フォード・F-100。後部荷台に台座で設置した水平4連ダートガン装備、赤色の車体横に蛇の絵。

コップ・カー / "Cop Car"
1974年型フォード・フェアレーンZG。パトカーを模した暴走族の車の1台。

フォース10 / "Force 10"
1973年型クライスラー・バリアント・チャージャー。パトカーを模した暴走族の車の1台。

クライスラー / “Chrysler”
1971年型 クライスラー CH ハードトップ。

ランダウ / "Landau"
1973年型フォード・ランダウ。冒頭でマックスを襲った暴走族の車の1台。

フォード・ファルコンXAクーペ 1972(レッドXAバット)

ホールデン・モナーロHQ 1971(レッドモナーロ)

フォードFピックアップトラック

ホールデン・ステッツマンHQ 1974

カットされていたシーン

ブルーレイ版では、ウェズが腕に刺さった矢を引き抜くシーンが復活している。
影響

本作の大ヒットは、漫画『北斗の拳』以外にも多方面に影響を与えた。例えば、アメリカプロレスタッグチームロード・ウォリアーズ」は、本作の副題と世界観を踏襲して作られたユニットで、アメリカのみならず世界中で大人気となった。

映画『ウォーターワールド』は主要なインスピレーションとしてマッドマックス2を引用した映画で、脚本を書いたデヴィッド・トゥーヒーもマッドマックス2のファンだったのでそのことを認めている。
ノベライズ

1982年に映画の脚本を担当したテリー・ヘイズによって書かれたノベライズ小説版が出版された。
ゲーム

マッドマックス(Mindscape社が
Nintendo Entertainment Systemゲームソフトとして1990年に発売した、マッドマックス2の世界を舞台にしたアクションゲーム)

THE逃走ハイウエイ2?THELordWARrear2050?

マッドマックス2の世界観をもとに作成されており、核戦争後の世界という設定やインターセプターのようなマシン、マックスのような服を着た主人公などが出てくる。
エピソード

しばしば本作の設定を「核戦争後の世界」とすることがあるが、実際には劇中で核戦争があったという言及はない
[注 9][注 10]、土地が荒野なのは舞台の地方の自然環境である。

現場は物語の時系列に沿った進行で撮影が行われる。この撮影方法は非効率的でコストも悪い手段だったがミラーも解っていた上で作品に取り掛かった。

本作はメル・ギブソンをスターに押し上げた作品だが、彼のセリフは劇中を通して17回しかない。

ヒューマンガスを演じたケル・ニルソンはスウェーデンの重量挙げ選手出身で、オーストラリア人の妻の仕事が女優業で夫婦共に役者としてオーストラリアにて仕事を始めた頃、本作のヒューマンガス役に抜擢された。頭髪がほとんど残っていない脈打つ頭皮は被り物の装身具である。

ヴァーノン・ウェルズ演ずるウェズの衣装は、尻が露出している構造になっているが、ロケ地となった砂漠地帯は寒暖の差が激しく、上は50℃の灼熱から下は氷点下まで、大きく、かつ急激に気温が変化するので、気温が大きく下がると人間の尻が紫色に変色する現象を利用してヴァーノンの尻を温度計代わりにして撮影スケジュールを調整した。

日本公開時、メル・ギブソンが来日して宣伝用で作られたインターセプターを登場させるデモンストレーションが行なわれた。

日本テレビは本編撮影中にオンエア用のメイキング特番向けオーストラリア入りして現場での模様を撮影している。バイクのスタントで大腿骨骨折のアクシデントが発生したシーンも生々しくオンエアしている。

脚注
注釈^ 前作にて、暴走族であるトーカッターの一味によって息子・スプローグは死亡、妻・ジェシーは病院にて一命を取り留めるが、本編冒頭部分でマックスと2つの十字架が立っている場面が挿入されており、二人の家族を失い天涯孤独となったことが示唆されている。
^ 但し、劇中では中盤や終盤を除き、弾薬はさほど手に入らないため、発砲よりも相手への脅しに使用する場面も多い。
^ 前作とは異なり、右袖はショートスリーブとなっており、右肩にはショルダーパッドが付いている。
^ ただし劇中は石油精製所の人たちと一緒に暮らしている描写のみ。
^ 日本語に直訳すると「元気な女の子」という意味。
^ 大日本帝国陸軍の陸軍将校用軍刀が使われている。
^ 日本語吹き替え版ではシンプルに「史上最高のロックンローラー」となっている。
^ なお、このブーメランの持ち主のフェラル・キッドは鎖帷子の手袋を片手にはめ、そちらで受け止めていた。
^ 但し、冒頭部でキノコ雲が上がるシーンがあるが、これは核実験の映像である。
^ ただし、次作である『マッドマックス/サンダードーム』では商人の売る水にガイガーカウンターが反応したり、荒廃したシドニーが登場したり、次々作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の映画パンフレット12頁におけるあらすじでは「核戦争によって」と明記されたりするなど、後年の作品では核戦争を明確に意識したつくりとなっている。

出典^ “The Road Warrior (1982)” (英語). Box Office Mojo. 2010年1月31日閲覧。
^キネマ旬報」2016年3月下旬号 109頁
^ 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』パンフレット、52ページ。
^ Top 10 Movie Henchmen. Empireonline.com. 閲覧2012-03-13.


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