ブルーレイ版では、ウェズが腕に刺さった矢を引き抜くシーンが復活している。 本作の大ヒットは、漫画『北斗の拳』以外にも多方面に影響を与えた。例えば、アメリカのプロレスのタッグチーム「ロード・ウォリアーズ」は、本作の副題と世界観を踏襲して作られたユニットで、アメリカのみならず世界中で大人気となった。 映画『ウォーターワールド』は主要なインスピレーションとしてマッドマックス2を引用した映画で、脚本を書いたデヴィッド・トゥーヒーもマッドマックス2のファンだったのでそのことを認めている。 1982年に映画の脚本を担当したテリー・ヘイズによって書かれたノベライズ小説版が出版された。 マッドマックス2の世界観をもとに作成されており、核戦争後の世界という設定やインターセプターのようなマシン、マックスのような服を着た主人公などが出てくる。
影響
ノベライズ
ゲーム
マッドマックス(Mindscape社がNintendo Entertainment System用ゲームソフトとして1990年に発売した、マッドマックス2の世界を舞台にしたアクションゲーム)
THE逃走ハイウエイ2?THELordWARrear2050?
エピソード
しばしば本作の設定を「核戦争後の世界」とすることがあるが、実際には劇中で核戦争があったという言及はない[注 9][注 10]、土地が荒野なのは舞台の地方の自然環境である。
現場は物語の時系列に沿った進行で撮影が行われる。この撮影方法は非効率的でコストも悪い手段だったがミラーも解っていた上で作品に取り掛かった。
本作はメル・ギブソンをスターに押し上げた作品だが、彼のセリフは劇中を通して17回しかない。
ヒューマンガスを演じたケル・ニルソンはスウェーデンの重量挙げ選手出身で、オーストラリア人の妻の仕事が女優業で夫婦共に役者としてオーストラリアにて仕事を始めた頃、本作のヒューマンガス役に抜擢された。頭髪がほとんど残っていない脈打つ頭皮は被り物の装身具である。
ヴァーノン・ウェルズ演ずるウェズの衣装は、尻が露出している構造になっているが、ロケ地となった砂漠地帯は寒暖の差が激しく、上は50℃の灼熱から下は氷点下まで、大きく、かつ急激に気温が変化するので、気温が大きく下がると人間の尻が紫色に変色する現象を利用してヴァーノンの尻を温度計代わりにして撮影スケジュールを調整した。
日本公開時、メル・ギブソンが来日して宣伝用で作られたインターセプターを登場させるデモンストレーションが行なわれた。
日本テレビは本編撮影中にオンエア用のメイキング特番向けオーストラリア入りして現場での模様を撮影している。バイクのスタントで大腿骨骨折のアクシデントが発生したシーンも生々しくオンエアしている。
脚注
注釈^ 前作にて、暴走族であるトーカッターの一味によって息子・スプローグは死亡、妻・ジェシーは病院にて一命を取り留めるが、本編冒頭部分でマックスと2つの十字架が立っている場面が挿入されており、二人の家族を失い天涯孤独となったことが示唆されている。
^ 但し、劇中では中盤や終盤を除き、弾薬はさほど手に入らないため、発砲よりも相手への脅しに使用する場面も多い。
^ 前作とは異なり、右袖はショートスリーブとなっており、右肩にはショルダーパッドが付いている。
^ ただし劇中は石油精製所の人たちと一緒に暮らしている描写のみ。
^ 日本語に直訳すると「元気な女の子」という意味。
^ 大日本帝国陸軍の陸軍将校用軍刀が使われている。
^ 日本語吹き替え版ではシンプルに「史上最高のロックンローラー」となっている。
^ なお、このブーメランの持ち主のフェラル・キッドは鎖帷子の手袋を片手にはめ、そちらで受け止めていた。
^ 但し、冒頭部でキノコ雲が上がるシーンがあるが、これは核実験の映像である。
^ ただし、次作である『マッドマックス/サンダードーム』では商人の売る水にガイガーカウンターが反応したり、荒廃したシドニーが登場したり、次々作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の映画パンフレット12頁におけるあらすじでは「核戦争によって」と明記されたりするなど、後年の作品では核戦争を明確に意識したつくりとなっている。
出典^ “The Road Warrior (1982)
^ 「キネマ旬報」2016年3月下旬号 109頁
^ 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』パンフレット、52ページ。
^ Top 10 Movie Henchmen