マッドマックス2
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カーマジャンシド・ヘイレン大宮悌二宮内幸平藤本譲麦人
野生児(フェラル・キッド)エミール・ミンティ
役不明またはその他N/A鈴木勝美
有本欽隆
高橋ひろ子
稲葉実
笹岡繁蔵
清川元夢
田中康郎
大滝進矢
幹本雄之
向殿あさみ
高木早苗
目黒裕一一柳みる
大滝進矢
辻親八
星野充昭火野カチコ
宝亀克寿
峰恵研
中多和宏
大黒和広
小川智子入江純
山岸治雄
小林達也
浅科准平
中村章吾
まつだ志緒理

演出春日正伸福永莞爾松川睦羽田野千賀子
翻訳宇津木道子久保喜昭
効果遠藤堯雄
桜井俊哉リレーション
プロデューサー山形淳二上田正人圓井一夫
山川秀樹
調整堀内勉長井利親オムニバス・ジャパン
解説高島忠夫淀川長治
製作東北新社東北新社
TBSムービーテレビジョン東北新社
初回放送1984年10月13日
ゴールデン洋画劇場
21:02-22:541991年11月27日
水曜ロードショー
21:00-22:541997年8月17日
日曜洋画劇場
21:02-22:542015年6月26日
『シネマクラッシュ』
20:00-21:54
再放送1987年11月3日
ザ・ロードショー
20:00-21:54


フジテレビ版:本作の放送の約一か月後の1984年11月17日に劇場公開された東宝映画『チ・ン・ピ・ラ』の宣伝を兼ねて実現された企画だった。

テレビ朝日版:廉価商品を含む全てのBD・4K Ultra HDに収録。

『マッドマックス トリロジー スーパーチャージャー・エディション ブルーレイ版 スチールブック仕様』、『マッドマックス2 日本語吹替音声追加収録版』にはテレビ朝日版、初収録となるTBS版に併せ新規製作されたスーパーチャージャー版の3種の吹替音声が収録された。

『マッドマックス アンソロジー メタルケース&スチールブック仕様』に同梱の4K Ultra HDディスクにフジテレビ版を含む上記4種の吹替音声を全て収録。

作品解説

舞台は前作のオーストラリアの片田舎から荒野に変わり、マックス以外の登場人物も全て一新されている。また、前作では当時のオーストラリアで社会問題となっていた暴走族の根絶というテーマを含有していたが、本作はより激しいカーチェイスを前面に押し出したアクション映画としての側面が強い。製作費は前作の約10倍だが、その大部分はマシーンの改造費に当てられていた。

アメリカ公開時のタイトルは、『Mad Max 2』ではなく副題の『The Road Warrior』だった。当時のアメリカでは前作の知名度が低く、『マッドマックス』の続編という認識が成り立ちにくかったためである(オーストラリアでは初公開時から『Mad Max 2』)。LD・DVD版は、ジャケットでは「MAD MAX 2」、本編フィルムでは「The Road Warrior」と表記されている。ブルーレイ版はこの逆である。作中の老いたフェラル・キッドのマックスに関する回想場面にて、老フェラル・キッドのセリフは「マックス=ロード・ウォリアー」と併用した呼称となっている。

配役も決まった撮影開始前、ギブスンとスペンスはミラー監督から「シェーン」と「用心棒」の2作品の鑑賞を指示され、役を練り込んで撮影に望んだ[6]
受賞

年映画賞賞結果
1982
第8回ロサンゼルス映画批評家協会賞外国映画賞受賞
アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ[7]受賞
オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞監督賞受賞
録音賞受賞
プロダクションデザイン賞受賞
衣裳デザイン賞受賞
編集賞受賞
作曲賞ノミネート
撮影賞ノミネート
1983ヒューゴー賞映像部門ノミネート
サターン賞インターナショナル映画賞受賞
主演男優賞ノミネート
助演男優賞ノミネート
監督賞ノミネート
脚本賞ノミネート
衣装デザイン賞ノミネート

主に登場する乗り物

フォード・ファルコンXB
・GTクーペ 1973(V8インターセプター)
M.F.P.班により整備、改造を施された漆黒の対暴走車両特殊改造車、600馬力、対燃料窃盗者用に爆破装置付き。フォード・ファルコンをベースにした黒色の車体と、スーパーチャージャーを搭載(1作目のウェイアンド製からSBCクラガー製に変更)しており、オーバー・ヘッドツイン・カムV8エンジン搭載FRカスタム“迎撃車”。前作でマックスが無断で持ち出してから、以降彼の愛車となった。前作と比較してやや年季の入った姿となっており、トランク部分には大型燃料タンクが二つ設けられている。パッパガーロ達の石油精製所から出た直後、ウェズ達の一撃でフロントガラスを粉砕されて横転、大破する。しかし、積算した大量の燃料を得ようとタンクに手を出した事で車体下に設置されていた爆破装置が作動し爆発、炎上。シリーズ4作目の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では本作のインターセプターの造形とほぼそのままの状態で復活しており、前日譚コミック『Mad Max Fury Road Mad Max #1』の設定によると破壊された後、マックスは再び作り直す為、長らく修理していたとされている。

マックR-600 クールパワー / “Mack R-600 Coolpower”
石油精製所で暮らす人達が「太陽の楽園」を目指す為、使用したタンカートレーラー。所々に矢尻が刺さりハイウェイ上で停止していた輸送トラックで、運転席には絶命してから暫く経ったと思われる腐乱しかけた男が座っており、その手には「ハッピーバースデートゥーユー」の手巻きオルゴールを握っていた。後、マックスが精製所から脱出しようとしているパッパガーロ達の為に頼まれて精製所まで運転して持って来た。終盤ではメカニックの手で整備と補強が施され、オイルタンクを連結し、マックスが運転した。最終的にヒューマンガス・トラックとの正面衝突で操縦不能となり横転、大破する。実は、このトレーラー自体がパッパガーロの起てた脱出作戦の囮役で、連結されていたオイルタンクの中身はガソリンではなく大量の砂が入っていた。マックRシリーズのトラックを改造して使っている。

ザ・ローン・ウルフ / “The Lone Wolf”
石油精製所に暴走族が侵入した際、パッパガーロ達が手に入れた暴走族の改造車両。精製所から脱出した時はパッパガーロが運転して乗っており、ヒューマンガス一味との戦いを終えるとマックスがこの車両を譲り受けた。

ヒューマンガス・トラック / “Humungus' Truck”
ヒューマンガスが乗る六輪駆動の改造トラック。スピードを上げるための亜酸化窒素ボンベを搭載し、側面にはヒューマンガスが作った槍が左右1本ずつ備えられている。フロントパンパー部分には捕虜を晒す為の晒し台が設けられており、序盤で石油精製所からトレーラーを探しに向かった所を捕えた石油精製所の男2人を括りつけていた。

カワサキ・Z1 900
ウェズとゴールデン・ユースのコンビが乗っていたオートバイ

スネーク・トラック / "Snake Truck"
フォード・F-100。後部荷台に台座で設置した水平4連ダートガン装備、赤色の車体横に蛇の絵。

コップ・カー / "Cop Car"
1974年型フォード・フェアレーンZG。パトカーを模した暴走族の車の1台。

フォース10 / "Force 10"
1973年型クライスラー・バリアント・チャージャー。パトカーを模した暴走族の車の1台。

クライスラー / “Chrysler”
1971年型 クライスラー CH ハードトップ。

ランダウ / "Landau"
1973年型フォード・ランダウ。冒頭でマックスを襲った暴走族の車の1台。

フォード・ファルコンXAクーペ 1972(レッドXAバット)

ホールデン・モナーロHQ 1971(レッドモナーロ)

フォードFピックアップトラック

ホールデン・ステッツマンHQ 1974

カットされていたシーン

ブルーレイ版では、ウェズが腕に刺さった矢を引き抜くシーンが復活している。
影響

本作の大ヒットは、漫画『北斗の拳』以外にも多方面に影響を与えた。例えば、アメリカプロレスタッグチームロード・ウォリアーズ」は、本作の副題と世界観を踏襲して作られたユニットで、アメリカのみならず世界中で大人気となった。

映画『ウォーターワールド』は主要なインスピレーションとしてマッドマックス2を引用した映画で、脚本を書いたデヴィッド・トゥーヒーもマッドマックス2のファンだったのでそのことを認めている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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