マスキーゴン_(ミシガン州)
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レイクショア博物館センター(元はマスキーゴン郡博物館と呼ばれていた)と[32]、ハックレー・アンド・ヒューム史跡。マスキーゴンの製材業の大立者達が建設した邸宅は、現在までに修復されてかつての栄光を取り戻し、一般公開されている。ハックレー・アンド・ヒューム邸宅群は、マスキーゴン中心街のヘリテージ・ビレッジに属し、マスキーゴン湖からは2ブロックの位置にあり、国家登録歴史的街区に指定されている。この邸宅群はレイクショア博物館センターと共に運営され、センターがマスキーゴン郡の豊かな歴史、ポタワトミ族やオタワ族インディアンから湖畔の毛皮交易業者を経て、今日の「世界の木材女王」までの歴史展示を行っている。また科学や自然に関わる展示もある。

マスキーゴン美術館はアメリカ合衆国中西部でも精妙な美術館に挙げられている。恒久的収集品の中でも白眉は、ジョン・スチュアート・カリー(グラント・ウッドやトマス・ハート・ベントンと共に時代をリードした画家3人に加えられる。リージョナリストとされ、中西部の田園部を多く描いた)作になる『カンザスの竜巻』である[33]

マスキーゴンにはUSSシルバーサイズ潜水艦博物館もある[34]第二次世界大戦で活躍した潜水艦USS シルバーサイズ (SS-236)を展示しており、その他に同大戦の戦車揚陸艦USS LST-393、禁酒法時代のアメリカ沿岸警備隊が使っていたカッターUSCGCマクレインなどが展示されている。

マスキーゴン港にはSSミルウォーキー・クリッパーが停泊している。以前はカーフェリーとして使われ、現在レイクエクスプレスが就航している航路で運航されていた。この船はアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定され、当初の形態に修復される長い過程にあるが、一方で一般公開され、船上では「ミルウォーキー・クリッパー」そのものとマスキーゴンでの水上の歴史を展示する博物館としても使われている。マスキーゴンは歴史ある港であり商業と湖上の旅に使われていた。製材業の時代から第二次世界大戦を通じて、歴史上も繁華な時代だった。その港としてのイメージがある故に「港市」というニックネームもある。水深が深い港があり、現在でもセメント、骨材のバラ積みや大型貨物を、湖岸の施設に運んでおり、石炭を時代遅れになり廃炉寸前になった石炭焚き施設であるB・C・コブ発電所に運んでいる。

マスキーゴン歴史遺産博物館は、1973年に設立された非営利団体であるマスキーゴン歴史遺産協会が、マスキーゴンの歴史的資源を広報するためのものである。協会の任務の1つは美術館を通して、マスキーゴン都市圏の経済、産業、社会的歴史を示す展示を行うことである。博物館は1983年に開館し、展示物の中にはコーリス・バルブ90馬力蒸気エンジンもある。博物館の目的は、マスキーゴン地域の産業、マスキーゴンの歴史的家屋と企業の情報、写真、人工物を保存することである。2009年、博物館の再活性化が始まり、メインルームの完全な再配置を行いショーケースや壁に新しい展示を行った。プリントショップがあり、隣の建物は産業セクションがある。展示物全ての印刷された表示も追加された。2010年、博物館は拡張され、隣の靴屋だったものを加えた。2011年から2012年、建物の2階を改装し、コ―リスのエンジンを移動させた。これは「メイド・イン・マスキーゴン」の展示である。この博物館には35人が入る教室も追加され、授業に必要なAV機器も備えている。

市内にはカー・フレス・プラネタリウムがある。

マスキーゴン地域スポーツの殿堂には、地域の豊富な運動の歴史が展示され、L・C・ウォーカー・アリーナで展示されている。
屋外レクリエーションマスキーゴン防波堤灯台、ミシガン湖岸にある。ペレ・マルケット・ビーチから望む

マスキーゴン州立公園とウィンタースポーツ複合施設、オールシーズンのルージュの設備がある

P・J・ホッフマスター州立公園[35]

ペレ・マルケット・ビーチ、ミシガン湖東岸にある最大の無料公開ビーチ、ウィンドサーフィン、カイト・ボード競技会、プロのバレーボール選手権が開催される。珪砂のビーチはクリーン・ビーチ・カウンセルが認定した砂浜である。自転車乗り、ランニング、ハイキングに人気があり、砂丘がビーチとその東側を仕切っている

マスキーゴン湖は第1級のウォールアイの釣り場であり、レイクパーチなど他の淡水魚が釣れる。ミシガン湖には多数のギンザケやチヌークサケ、スチールヘッド、ブラウントラウト、レイクパーチなど、釣りの標的になる魚が多い。

セイリングとレクリエーション・ボートは夏の主要な楽しみであり、地域にはあらゆる大きさの船を備えたマリーナがある

マスキーゴン・レイクショア・バイクトレイルは、マスキーゴン湖からミシガン湖への湖岸を走っている。マスキーゴン湖の東岸を走る道と、北岸を走る道の2本がある

州内最大のアミューズメントパークであるミシガンズ・アドベンチャーは、マスキーゴン郡内、マスキーゴン市からは北に数マイルの位置にある。ローラーコースターや一般的な乗り物などと、ウォーターパークも備えている。

スポーツ

マスキーゴン市にはプロスポーツとアマチュアスポーツの長い歴史がある。

クラブ名スポーツ所属リーグ試合会場
マスキーゴン・ランバージャックス
アイスホッケーユナイテッド・ステイツ・ホッケー・リーグL・C・ウォーカー・アリーナ
ウェストミシガンレイク・ホークスバスケットボールアメリカン・バスケットボール・アソシエーションフルートポート高校
マスキーゴン・マスタングスアメリカンフットボールグレートレイクス・フットボール・リーグオークリッジ高校
ウェストミシガン・アイアンメン屋内フットボールアメリカン・インドア・フットボールL・C・ウォーカー・アリーナ
マスキーゴン・ライザーズサッカー独立系リース・パファー高校

過去にマスキーゴンで試合を行っていたチームには以下のものがある。

クラブ名スポーツ活動年所属リーグ試合会場
マスキーゴン・ランバージャックス/フュアリーアイスホッケー1992年-2010年IHL, UHLL・C・ウォーカー・アリーナ
マスキーゴン・サンダー屋内フットボール2007年-2009年IFLL・C・ウォーカー・アリーナ
ミシガン・メイヘムバスケットボール2004年-2006年CBAL・C・ウォーカー・アリーナ
マスキーゴン・ランバージャックスアイスホッケー1984年-1992年IHLL・C・ウォーカー・アリーナ
マスキーゴン・モホークスアイスホッケー1965年-1984年IHLL・C・ウォーカー・アリーナ
マスキーゴン・ゼファーズアイスホッケー1960年-1965年IHLL・C・ウォーカー・アリーナ
マスキーゴン・ラッシーズ野球女子1946年-1949年AAGPBLマーシュ・フィールド

毎年6月下旬にはクロニクル・シーウェイ・ランが開催されている。15kと5kの競走、5kのウォーク・フォー・ファン、15kの車いす競争が行われる。
メディア

マスキーゴンの指導的新聞は「マスキーゴン・クロニクル」である。同紙は日刊紙であり、ブース・ニューズペーパーズが所有している。1857年の発刊である

テレビ局は以下の地方局がある

WMKG-CD 38、低出力テレビ局

DSETV-97、政府アクセスのケーブルテレビ、市役所に本拠があり、コムキャストのケーブルで、民間のディジタル・スペクトラム・エンタープライズが運営。市役所での会合をライブで流し、市に関するプログラムも放映している。地元のスポーツ行事も中継する

MCCTV-98、マスキーゴン・コミュニティカレッジの制作番組をコムキャストのケーブルで流している

WWMT-TV 3(CBS と CWテレビジョンネットワークの系列)、WOOD-TV 8 (NBC系列)、WZZM-TV 13 (ABC系列)、WXMI-TV 17 (フォックス放送系列)、WOMS-TV 29 (マイネットワークTV系列)、WGVU-TV 35 (公共放送サービス系列)、WOTV (ABC系列)、WZPX (イオンテレビ系列)、WTLJ-TV 54 (トリニティ放送ネットワーク系列)。暖かい季節にはグリーンベイ、ミルウォーキー、サウスベンド、シカゴの放送も入る


コムキャスト、地元のケーブルテレビを配信

マスキーゴン地域にはラジオ局も幾つかある。

WUVS-LP 103.7MHz FM、アーバンとゴスペル

WMMT-LP 106.1MHz FM、マスキーゴン訓練教育センターが所有、アーバン・オールディーズ

WKBZ 1090kHz AM、ラモナショーでは地元の小規模事業主のインタビューを流す

WBLV-FM 90.3MHz、クラシカル、ジャズ

WMCQ-FM 91.7MHz、レリジャス

WLAW-FM 92.5MHZ、アウトロー、カントリー

WGVS-FM 95.3MHZ、パブリック

WWSN FM 97.5MHZ、スポーツ

WLCS-FM 98.3MHZ、オールディーズ

WVIB-FM 100.1MHZ、アーバンコンテンポラリー

WMRR-FM 101.7MHZ、クラシック・ロック

WSNX-FM 104.5MHZ、トップ40、スタジオはグランドラピッズ

WMUS-FM 106.9MHZ、カントリー

WMUS FM 107.9MHZ、アダルト・コンテンポラリー

WGVS AM 850kHZ、ナショナル・パブリック・ラジオ

WKLQ AM 1490kHz、スポーツ

WMHG-AM 1600kHz、アダルト・スタンダーズ

他にもグラントヘイブン、グランドラピッズ、ルーディントン、ホランド、ジーランド、ミルウォーキーからの放送を受信できる。

クリア・チャンネル・コミュニケーションズがマスキーゴンの主要なラジオ局オーナーであり、 WKBZ-AM、WSHZ-FM、WMUS-FM、WMRR-FM、WMHG-AM と WSNX を所有している。シタデル・ブロードキャスティングがWODJ-AM、WLAW-FM、WEFG-FM、WLCS-FM、WVIB-FM を所有している。

交通

公共交通は、マスキーゴン地域交通体系(MATS、「ザ・ショア・ライン」)が運営している。バスは9系統、トロリーが3系統あり、またパラトランジットもある[36]

MATSはマスキーゴン・トロリー・カンパニーを運営している。3つの系統は、北側、南側、中心街を通り、それぞれ11か所で停車している。停車駅にはハックレー・アンド・ヒューム史跡、USS シルバーサイズ、マスキーゴン州立公園などが入っている。

マスキーゴン郡空港からユナイテッド航空が商業定期便を運行している。グランドラピッズ市のジェラルド・R・フォード国際空港から、他にも定期便が運航されている。

レイクエクスプレスの高速カーフェリーはミシガン湖を横切って、ウィスコンシン州ミルウォーキーに向かう。マスキーゴンはその東側の発着港である。夏の間は1日3往復、秋は2往復運行される。地域周辺を発着点にする多くの自転車道が建設される予定である。
主要道路

州間高速道路

州間高速道路96号線


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