マスキーゴン公共教育学区は1860年の設立であり、幼稚園前から12年生までの児童生徒の教育を行っている。さらにマスキーゴン美術館とマスキーゴン訓練教育センターを運営している。公立学校とは別に、私立学校として、マスキーゴン・カトリック学校、フルートポート・カルバリー・クリスチャン学校、ウェスタン・ミシガン・クリスチャン学校が、幼稚園から12年生を教えている[17]。
2010年、ノースマスキーゴン高校は、ミシガン州教育省から州内でも成績の良い公立学校に指名された[18]。
マスキーゴン市内には、マスキーゴン・コミュニティカレッジとベイカー・カレッジがある。
グランドバレー州立大学のマスキーゴン・キャンパスには、ミシガン代替再生エネルギーセンターがある。2016年5月にマスキーゴン・イノベーション・センターと改名された。マスキーゴン中心街のミシガン湖センターの中にはアニス水資源研究所が入っている。
西ミシガン大学、フェリス州立大学、グランドバレー州立大学は全て、マスキーゴン・コミュニティカレッジのキャンパスにあるスティーブンソン高等教育センターで授業を行っている。マスキーゴン・コミュニティカレッジの卒業生が上記各大学のどれかに転入し、マスキーゴンを離れることなく学士や修士を取得できるような仕組みとなっている。
文化とレクリエーション
音楽と芸術ウィンスロー・ホーマー作『角笛に応える / 家からの合図』1876年、マスキーゴン美術館蔵
マスキーゴン郡には、ブルーレイク芸術キャンプがある。ツインレイクの町にあるマニスティ国立の森の中にある。
昔は映画館だったフラウエンタル芸能センターには[19]、2つの劇場がある(本館となるフラウエンタル・ハウスと、隣接するヒルト・ビルディングにある小さなベアズレー劇場)。1998年に修復され、JAMの劇作品、マスキーゴン市民劇団の作品[20]が上演され、ウェストミシガン交響楽団の本拠地であり[21]、マスキーゴン・コミュニティ・コンサート協会の行事全ての会場となっている[22]。現在は無くなったチェリー郡プレイハウスの本拠地としても使われていた。フラウエンタルは元々1929年にミシガン劇場として建設された。
マスキーゴンにはバーバーショップ・ハーモニー協会の設立時支部の1つもある。
マスキーゴン美術館には中規模の民間収集芸術品が収められている[23]。 マスキーゴン夏祭りは2011年の観衆の集まりが少なかったので、2012年の開催はキャンセルになった[24]。新しい祭であるコーストウェスト[25]がその後釜になった[26]。芸術祭も2013年に復活した[27]。 マスキーゴン・バイク・タイム[28]は、毎年7月に開催されている。2010年の大会では、全米38州とカナダから35,000台の自動二輪と9万人の観衆が湖岸の町マスキーゴンに集まった。2012年には推計10万人の観衆が参加した。 マスキーゴン・モーターサイクル・クラブは1920年に組織された団体であり、一年おきにアメリカン・モーターサイクル協会の公認レースであるヒルクライムを開催している。 マスキーゴン映画祭[29]は5月に開催されている。 毎年8月、ユニティ・クリスチャン音楽祭はヘリテージ・ランディングで開催されている。5月、ロック・ザ・コースト[30]はミシガンズ・アドベンチャーで開催される。どちらもアライブ・オン・ザ・レイクショアが主催している。 9月、ミシガン・アイリッシュ音楽祭は、マスキーゴン湖岸のヘリテージ・ランディングに著名なケルト系音楽家を連れて来る。アーティストの中には、トミー・メイケム、ゲ―リック・ストーム、スライド、オールド・ブラインド・ドッグス、シシアンなどがいる。音楽に加えて、アイルランド料理、飲料、商品と文化の展示があり、この行事を盛り上げている。ミシガン・フェイス(アイリッシュダンスの競技会)はマスキーゴン・カトリック中央高校が主催し、同校で開催される。 10月初旬、インターナショナル・バスター・キートン協会が、毎年の会議を主宰するためにマスキーゴンを訪れる[31]。この行事はフラウエンタル劇場でキートンの映画を上映している。 フラウエンタルのブロードウェイは秋から春まで、ブロードウェイ・ミュージカルを上演する。またマスキーゴン美術館やウェストミシガン交響楽団もある。マスキーゴン・コミュニティ・コンサート協会は9月から5月までコンサートを開催している。 レイクショア博物館センター(元はマスキーゴン郡博物館と呼ばれていた)と[32]、ハックレー・アンド・ヒューム史跡。マスキーゴンの製材業の大立者達が建設した邸宅は、現在までに修復されてかつての栄光を取り戻し、一般公開されている。ハックレー・アンド・ヒューム邸宅群は、マスキーゴン中心街のヘリテージ・ビレッジに属し、マスキーゴン湖からは2ブロックの位置にあり、国家登録歴史的街区に指定されている。この邸宅群はレイクショア博物館センターと共に運営され、センターがマスキーゴン郡の豊かな歴史、ポタワトミ族やオタワ族インディアンから湖畔の毛皮交易業者を経て、今日の「世界の木材女王」までの歴史展示を行っている。また科学や自然に関わる展示もある。 マスキーゴン美術館はアメリカ合衆国中西部でも精妙な美術館に挙げられている。恒久的収集品の中でも白眉は、ジョン・スチュアート・カリー(グラント・ウッドやトマス・ハート・ベントンと共に時代をリードした画家3人に加えられる。リージョナリストとされ、中西部の田園部を多く描いた)作になる『カンザスの竜巻』である[33]。 マスキーゴンにはUSSシルバーサイズ潜水艦博物館もある[34]。第二次世界大戦で活躍した潜水艦USS シルバーサイズ (SS-236)を展示しており、その他に同大戦の戦車揚陸艦USS LST-393、禁酒法時代のアメリカ沿岸警備隊が使っていたカッターUSCGCマクレインなどが展示されている。 マスキーゴン港にはSSミルウォーキー・クリッパーが停泊している。以前はカーフェリーとして使われ、現在レイクエクスプレスが就航している航路で運航されていた。この船はアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定され、当初の形態に修復される長い過程にあるが、一方で一般公開され、船上では「ミルウォーキー・クリッパー」そのものとマスキーゴンでの水上の歴史を展示する博物館としても使われている。マスキーゴンは歴史ある港であり商業と湖上の旅に使われていた。製材業の時代から第二次世界大戦を通じて、歴史上も繁華な時代だった。その港としてのイメージがある故に「港市」というニックネームもある。水深が深い港があり、現在でもセメント、骨材のバラ積みや大型貨物を、湖岸の施設に運んでおり、石炭を時代遅れになり廃炉寸前になった石炭焚き施設であるB・C・コブ発電所に運んでいる。 マスキーゴン歴史遺産博物館は、1973年に設立された非営利団体であるマスキーゴン歴史遺産協会が、マスキーゴンの歴史的資源を広報するためのものである。協会の任務の1つは美術館を通して、マスキーゴン都市圏の経済、産業、社会的歴史を示す展示を行うことである。博物館は1983年に開館し、展示物の中にはコーリス・バルブ90馬力蒸気エンジンもある。博物館の目的は、マスキーゴン地域の産業、マスキーゴンの歴史的家屋と企業の情報、写真、人工物を保存することである。2009年、博物館の再活性化が始まり、メインルームの完全な再配置を行いショーケースや壁に新しい展示を行った。プリントショップがあり、隣の建物は産業セクションがある。展示物全ての印刷された表示も追加された。2010年、博物館は拡張され、隣の靴屋だったものを加えた。2011年から2012年、建物の2階を改装し、コ―リスのエンジンを移動させた。これは「メイド・イン・マスキーゴン」の展示である。この博物館には35人が入る教室も追加され、授業に必要なAV機器も備えている。 市内にはカー・フレス・プラネタリウムがある。 マスキーゴン地域スポーツの殿堂には、地域の豊富な運動の歴史が展示され、L・C・ウォーカー・アリーナで展示されている。 マスキーゴン市にはプロスポーツとアマチュアスポーツの長い歴史がある。
祭
博物館と劇場USS シルバーサイズ (SS-236)、シルバーサイズ潜水艦博物館
屋外レクリエーションマスキーゴン防波堤灯台、ミシガン湖岸にある。ペレ・マルケット・ビーチから望む
マスキーゴン州立公園とウィンタースポーツ複合施設、オールシーズンのルージュの設備がある
P・J・ホッフマスター州立公園[35]
ペレ・マルケット・ビーチ、ミシガン湖東岸にある最大の無料公開ビーチ、ウィンドサーフィン、カイト・ボード競技会、プロのバレーボール選手権が開催される。珪砂のビーチはクリーン・ビーチ・カウンセルが認定した砂浜である。自転車乗り、ランニング、ハイキングに人気があり、砂丘がビーチとその東側を仕切っている
マスキーゴン湖は第1級のウォールアイの釣り場であり、レイクパーチなど他の淡水魚が釣れる。ミシガン湖には多数のギンザケやチヌークサケ、スチールヘッド、ブラウントラウト、レイクパーチなど、釣りの標的になる魚が多い。
セイリングとレクリエーション・ボートは夏の主要な楽しみであり、地域にはあらゆる大きさの船を備えたマリーナがある
マスキーゴン・レイクショア・バイクトレイルは、マスキーゴン湖からミシガン湖への湖岸を走っている。マスキーゴン湖の東岸を走る道と、北岸を走る道の2本がある
州内最大のアミューズメントパークであるミシガンズ・アドベンチャーは、マスキーゴン郡内、マスキーゴン市からは北に数マイルの位置にある。ローラーコースターや一般的な乗り物などと、ウォーターパークも備えている。
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