マジンガーZ
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ヘッドライト部分にミサイルや火炎放射(第16、54話ほか)を搭載しているが[334]、さすがにアフロダイやボロット相手ですら分が悪く、一方的に返り討ちにされることが多い(第4、6、16、21、54、57、71、76、82話ほか)。なお、Dr.ヘル専用の一人乗り小型円盤も“ヘルカー”と呼ばれる[334][注釈 147]。飛行速度はマッハ3[275]、形こそ円盤であるがジェット推進であり[335]、レーザー・ミサイル・バリヤー・万能探知機・レーダーを装備している[336]。第57話ほかに登場[注釈 148]
機械獣[注釈 17]
バードス島の古代ミケーネ帝国の遺跡に遺されていた(古代の超技術によって製造されていた)巨大ロボットをDr.ヘルが復元・改造し、バードスの杖で制御可能にしたものが機械獣である[71][337][注釈 29]。外装はスーパー鋼鉄合金製[71][338][注釈 149]で、原子力を動力とする[340](第38話)。その形状や能力は様々だが、ほとんどは多少なりとも人間に近い姿である。基本的に自律行動が可能で、バードスの杖から発する光線によって起動・制御されるが、中にはスパルタンK5やジェノバM9のように命令を拒否し独自の行動を取る例もあった。名称には一部の例外(第6話など)を除いてアルファベット1文字の記号と1 - 10の番号が付けられている。初期の設定では、記号はマジンガーZ攻撃部隊(M、D)、ジャパニウム鉱石強奪部隊(J)、日本征服部隊(N、R)など所属別に分ける案もあったが、本編中では特に意味を持たされていない[341]。なお、機械獣の名前につくアルファベットに「Z」が使われていないのは(アルファベットが「Z」より前なのは)、「Z」には究極の意味が込められているため、マジンガーZ以外には付けなかったからだという[342]
妖機械獣
ゴーゴン大公からヘルに貸与された機械獣。ミケーネのオリジナルの技術が使用され、ヘルの機械獣より強力。ただしホバーパイルダーやアフロダイAの完全破壊(第69話、第74話)などの殊勲を上げた一方で、マジンガーなしで撃破されたものもある(第70、75話など)。主に神話などをモチーフにしていること、名前の記号がギリシア文字であることが特徴。番号はローマ数字アラビア数字が混用されている。劇中ではヘルのそれと区別なく単に機械獣と呼ばれ、妖機械獣という呼称は一度も使われていない。
ミネルバX
第38話に登場した、マジンガーZを女性化したようなロボット。全長16m、体重180t[343][344][345]。元々は兜十蔵博士がマジンガーZのパートナーロボットとして設計していたもので、あしゅら男爵が兜十蔵の別荘を襲撃した際に奪った設計図を元に、Dr.ヘルが建造した[注釈 150]。そのため厳密には機械獣ではない。ブレストファイヤー、光子力ビーム、ロケットパンチ、ルストハリケーンなどマジンガーと同様の武器を装備しているが、装甲は超合金ZではなくDr.ヘル製のスーパー鋼鉄[339][注釈 151](そのため体重がマジンガーZよりはるかに重く、アフロダイAの10倍にも達している)、動力も光子力ではなく原子力で代用されている[注釈 152]。機械獣として現れたが、マジンガーと接近すると、腹部の「パートナー回路[注釈 153]」が作動してヘルの制御を受け付けなくなり、マジンガーに友好的になった。しかし、機械獣アーチェリアンJ5の弓矢でパートナー回路を破壊されて暴走。原子力発電所へブレストファイヤーを発射する寸前に、アフロダイAのミサイルで倒される。機能を停止した後はZの手で海に沈められた。初めてZに出会った際やパートナー回路を壊された時、さらに倒されてZに抱きかかえられた時には涙を流している。これはジャパニウムや光子力が使われていないことにより、Zのコンピューターが発する強い波長に耐え切れず内部回路がオーバーヒートを起こし、冷却オイルが目の隙間から流れ出したもので、それがあたかも涙のように見えている。光子力研究所に鹵獲された際には、パートナー回路を修理され[注釈 154]オーバーヒートを起こさないようになっていた。
ラインX1
声 - 吉田理保子 / 吉田美保(スーパーロボット大戦シリーズ)第61話に登場したロボット。全長19m、体重210t[346][347][348]。元々は死亡したシュトロハイム・ハインリッヒ博士(声 - 神弘無)をサイボーグ手術で蘇らせたヘルが、博士に命令して製作させた機械獣だった。だが、その電子頭脳パーツとなるべきアンドロイド[注釈 155]の少女ローレライをまるで実の娘のように思い始めたことからヘルを裏切り逃亡し、ローレライと共に親子として暮らしていたが、行方を捜していたあしゅらに隠れ家を発見されて博士は殺されてしまう。シローと知り合い仲良くなっていたローレライは博士の死の間際に、自分がアンドロイドであり、シュトロハイムの娘ではないこと、ラインX1と合体することで機械獣を遥かに超える高性能のスーパーロボットとなる[注釈 156]という衝撃の事実を告げられ、ライバル兜十蔵博士のマジンガーZを打倒し、ラインX1が史上最高のロボットであると証明することを最後の願いとして託される。自分を生み育ててくれた父の遺志を叶えようと、シローの制止を振り切って合体システムの起動スイッチである頭のリボンを外し、ローレライはラインX1との合体を果たしZに挑戦する。しかし、善戦も空しくZに敗北し、頭部のムチでメインコンピューターとなる胸部のローレライの顔を破壊して自決した。第61話は漫画版の「ローレライの歌」篇をラストを除きほぼ忠実に映像化した一編だが、原作での名称は「ドナウα(アルファー)1」で、頭部の表情やボディラインが男性的なデザインになっており、最後はマジンガーZとの激戦の末、もぎ取られた自分の頭部を胸部の顔面に叩きつけられて破壊されている[349]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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