マジンガーZ
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『週刊少年ジャンプ』での連載終了からおよそ2カ月後に連載がスタートしたが、物語や設定が仕切り直しとなったため継続性は考慮されておらず、マジンガーZやアフロダイAのデザインもTVアニメに準拠したものへと変更された[注釈 8]。全13回。実質的最終回にあたる第13回(1974年10月号)は『偉大な勇者グレート★マジンガー』のタイトルで掲載された[注釈 9]


この連載中、テレビマガジン連載分に週刊少年ジャンプ連載分を混載したサンコミックス[42][43][44][45][46]が発売された[注釈 10]。その収録順はシャッフルされているため必ずしも時系列に沿っておらず[注釈 11]、ストーリーや内容に矛盾が生まれている。またテレビマガジン・少年ジャンプ連載分ともに収録漏れが多数あり、「鉄十字とグロゴス編」全編が初収録されたものの「マジンガー軍団編」はまたも未収録となっている。

KCコミックス版[48][49][50][51][52]は、「マジンガー軍団編」を初収録したKCコミックス『グレート・マジンガー』[53][54][注釈 12]より後に発行された。内容は少年ジャンプ掲載分とテレビマガジン掲載分との混載で、サンコミックスほど特殊では無いものの順序がややランダムに再構成されており、時系列やストーリーが微妙に前後し入り組んでいる。またやはり完全収録ではなく「マジンガー軍団編」[注釈 13]や、ゴーゴン大公登場のエピソード(『テレビマガジン』1974年5月号掲載)が未収録になっている。

これ以降、各社から出版される単行本は、長らくKCコミックス版を底本とすることがもっぱらとなり、未収録回がそのまま放置された状態が続いた。


1999年発売の講談社漫画文庫版[56][57][58]で、初めて少年ジャンプ版とテレビマガジン版の両方が、初出連載時に忠実な順序・形態で収録された。

2013年から2014年にかけて、新たに『改訂版 マジンガーZ』(全4巻)が講談社から刊行された[59][60][61][62]。これは少年ジャンプ連載版とテレビマガジン連載版を、単行本『グレート・マジンガー』第1巻[53]で描き足されたゴードンとの最終決戦までを含めて全話収録したものであるが、かつてないほど両連載の融合を図った加筆修正や整理が施されている。そのためビジュアル面において全編にわたってマジンガーZの顔面がテレビ版準拠に修正・統一されたのを始め、エピソードの大胆な順序入れ替え(ピグマン子爵編を最終話とするなど)や加筆(ボスボロットの開発など)が行われている[注釈 14]。内容は『マジンガーZ』の物語として完結しており、(ゴーゴン大公とは未決着のまま)ミケーネ帝国やグレート・マジンガーの登場は無い。




別冊少年ジャンプ』(集英社)の1972年12月号 - 1973年9月号。
作画は、桜多吾作。永井豪の週刊少年ジャンプからの移籍に伴い、連載終了[注釈 15]。ほかに少年ジャンプ増刊1973年4月10日号、1973年8月10日号にも執筆している。

冒険王』(秋田書店)の1973年10月号 - 1974年9月号、1974年お正月大増刊号、1974年夏休み大増刊号。
作画は、桜多吾作。別冊少年ジャンプからの連載を引き継ぎ、完結まで連載される。

『別冊冒険王映画テレビマガジン』(秋田書店)の1973年9月号 - 1974年2月号。
作画は、桜多吾作。1973年9月号は新連載予告漫画。




『おともだち』(講談社)の1973年1月号 - 1974年10月号。
作画は、桜多吾作。1974年10月号の3ページ目から『グレート★マジンガー』に改題。

『ディズニーランド』(講談社)の1973年1月号 - 1974年9月号。
作画は、桜多吾作。毎回2ページで、第6回以降は機械獣が登場しない教育絵本的な内容となる。

テレビランド』(徳間書店)の1973年9月 - 1974年8月号。
作画は、氷魚章(1973年9月 - 11月号)、宮本コジロー(1973年12月号 - 1974年1月号)、天保革(1974年2月号 - 8月号)[64]

ほかに『週刊漫画ゴラク』にて連載された『激マン!』の中で、連載当時を振り返る形で『マジンガーZ』が作中劇として新規にリメイク版で描かれている。

ストーリー

ここではTVアニメ版と違う点のみ表記。

兜十蔵博士は、地震で瓦礫の下敷きになって死亡する[注釈 16]直前、息子夫妻を実験中の事故で死なせたことへの償いから、孫の甲児に、光子力を動力にする超合金Z製のロボット「マジンガーZ」を与えた。十蔵のビジュアルや言動はアニメ版より遥かにマッドサイエンティスト風に描かれている。

偶然、時同じくしてドクター.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}地獄(ヘル)の巨大ロボット群(機械獣)を使った日本侵攻が始まり、甲児はマジンガーZを操って、ヘルの野望を打ち砕くために戦い始める。


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