マジンガーZ
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身長は2メートルはあろうかという大男で[162]、顔色が紫だが改造などされていない、れっきとした人間である。武器は手に持つバードスの杖(あしゅら男爵にも同じものを与えている)から発する光線で、機械獣を一撃で破壊する威力がある。1902年9月6日、ドイツはライン地方の生まれ[140]の72歳[146][163][注釈 63]。ドイツの大学では原子物理学を専攻し、このとき留学中だった兜十蔵と知り合っている[140]。その後はナチスに招かれて殺人兵器の研究をしていた[140]。1952年[140][注釈 52]、エーゲ海のバードス島で古代ミケーネの遺跡を発見[注釈 64]、そこに残されていたロボットを復元・改造して作り上げた機械獣軍団[141][166][注釈 29]を率いて世界征服を狙う(第2話)。冷酷非情でプライドが高く、「マジンガーZを倒すのは自らの機械獣によってこそ」として、兜甲児暗殺を謀ったあしゅら男爵を誹ったりもしている(第16話)[注釈 65]が、その一方、マジンガーZが新たな能力を得ても更なる秘策で対処したりする(第19話)など、(第55話)戦略に対する柔軟性も持つ。また、あしゅらやブロッケンを許したり、敗北や任務に失敗しても功績を認めて咎めなかったり、挽回の機会を与えるといった度量の広い面もある。その一方で失敗したあしゅら男爵を罵倒する面もある[注釈 66](第27話)。またマジンガーZに敗北し続けた事でやけになって自ら作った機械獣を多数破壊するような一面もある(第68話)。第91話にて乗っていた飛行要塞グールをマジンガーZに撃破され、ブロッケン伯爵と共に死亡した。しかし、後に続編『グレートマジンガー』において、ミケーネ帝国によって戦闘獣へ改造され地獄大元帥として復活することになる[注釈 67]
あしゅら男爵
声 - 柴田秀勝(男、終盤を除くタイトルコールも兼任) / 北浜晴子(女)海底要塞サルードやブードを指揮し、鉄仮面軍団(あしゅら軍団)を率いる。Dr.ヘルが落石で粉々になっていた古代ミケーネ人の夫婦のミイラ[注釈 68]を、組み合わせてサイボーグ化した幹部[171][注釈 69]。本人から見て右半身が女、左半身が男。ヘルの腰のバックルが輝くと頭部と首が締め付けられる仕掛けがあり、決して逆らえない(第3話)。胸に記憶用小型コンピューターが組み込まれているため、記憶力は抜群[170]。武器は手に持つ「バードスの杖」から発するレーザー光線[注釈 70]で、その威力は関節部に当たったとはいえアフロダイAの片腕を吹き飛ばすほど強力である(第54話)。また、子供や体の弱い人間を人質にとったり(第21、23話など)、人の不幸や弱みにつけこむ(第26、51話)といった、作戦遂行のためには手段を選ばない冷酷さを持ち、女性に変身して人心を惑わし扇動したり(第7話)撹乱する作戦を得意としている(第7、36、63話)。また、光子力研究所を砲撃するために、旧日本陸軍の兵器ガレン砲とマグダム火薬の在り処を探り当て発掘するという執念と行動力も見せた(第11話)。一方で甲児とさやかの口喧嘩で発した自分を例えに用いた罵倒を聞いて、慎重に行っていた任務を強行するなど感情的になる面もある(第52話)。機械獣や鉄仮面軍団を操って数々の作戦を指揮しているため、さやかからも初期の頃の実行部隊のリーダーと認識されていた(第17話)。ヘルへの忠誠心は厚いが、油断や慢心や功名心からマジンガーZに敗れ続け、作戦に失敗しては「申し訳ございません…Dr.ヘル」とヘルに土下座することもしばしば。最後はブロッケンとの反目の末にヘルの元を飛び出し、ゴーゴン大公の支援を受けて単身マジンガーZに挑み、ブードで特攻して壮絶な戦死を遂げた。ヘルはその死に涙し死後、地獄城にあしゅらの銅像を建てるほどであった(第78話)。デザイン原案は石川賢。原案ラフ画では不気味な男二体の合成だったが、後に永井豪が右半身を女性に変更した[173][174][175][注釈 71]。アフレコにおいては当初は柴田と北浜が互いに張り合って台詞を喋るため、なかなか口パクが合わず、大竹が「柴田が先に声を出して、それに追従するように北浜が喋ったらどうか」とアドバイスしたと言う[176]
ブロッケン伯爵
声 - 滝口順平第39話から登場した、元ナチスの鬼将校[177]。爆風で吹き飛ばされた首を自ら拾い上げて走った、という武勇伝を持つ[146]。ナチスに招かれていたDr.ヘルの手でサイボーグとして甦り、戦後は彼の部下となる[177][178]。プライドが極めて高く、性格は残忍で卑劣(第40話ほか)。首が胴体から離れており、大抵の場合はその首を脇に抱えているが、反重力装置の働きで首だけで浮遊し飛び回ることも可能[178][注釈 72]。胴体は脳波感応器で操られるが[178]、ある程度は自律して行動をしている姿が見られる(第58、60、77話など)。武器は腰のサーベルと拳銃。飛行要塞グールを指揮し、鉄十字軍団を率いる。あしゅら男爵とは仲が悪く、協同作戦であっても互いの足を引っ張り合う事もしばしばであった(第42、47、54、60話ほか)。ただし、あしゅら男爵が戦死した際には鉄仮面軍団、鉄十字軍団に敬礼を促したり(第78話)、あしゅら男爵の仇討ちに対するゴーゴン大公の協力を「身内の問題」として一度断る(第79話)などといった意外な面も見せている。基本的にDr.ヘルには忠実だが、マジンガーZに対する敗北が続いたことにDr.ヘルが取り乱した時には失望や不信感を見せたこともある(第68話)。また、ゴーゴン大公に意見しては首をムチではたかれる場面が再三見られた(第72、82、84話ほか)。第82話では奪ったマジンガーZを操縦したが、まともに動かせない内に甲児に奪回されるという大失態を演じている。最後は飛行要塞グールでヘルと共に地獄城を脱出したものの、Zの猛攻によってグールを撃破されヘルともども死亡した(第91話)。デザイン原案は永井豪。あしゅら男爵が縦割りだったので、ブロッケンは横割りになったとのこと[183][184][174]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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