マジンガーZ
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女性を前線で戦わせることをよしとしない甲児とは対立することもあり、アフロダイAを戦闘用に改造することに反対した甲児を恩知らず呼ばわりして平手打ちを見舞う(第8話)など、高慢ちきな鼻っ柱の強さも顕著である。また運動神経も抜群で、柔道二段の腕前だという(第32話)。ヘアバンドを常に着用、色はピンク以外にもいくつかのバリエーションがある。第38話まで黄色いツナギ風の戦闘服に茶色のブーツ姿だったが、第39話以降ピンクと白のヘルメット及びミニスカートタイプの戦闘服、白いロングブーツ姿に変更された。ボスボロット登場後はボスとコンビを組むことも多くなり、コミカルな言動や場面も目立ってくる[注釈 43](第57話など)。戦力的にはZに劣り甲児から足手纏い扱いされることもあったが、アフロダイAやダイアナンAの援護が無かったらZが敗北していたであろう局面も決して少なくなく、また精神的なパートナーとして甲児をフォローすることも多かった。最終回で甲児と共に渡米。
ボス
声 - 大竹宏第3話より登場した東城学園の番長的存在で甲児のケンカ友達。17歳であるが甲児とは学年が同じ一年生[132]なので留年している模様[注釈 44]。短気で腕っ節が強いのだけが取り柄の巨漢で単細胞。ガキ大将気質で横暴なところもある(第19話ほか)が根は善人で、漢気と正義感の持ち主でもある。ボスボロット登場以前は、ヌケやムチャと常日頃バイクを乗り回していたこともあり、その操縦テクニックはなかなかのもの(第46話など)。季節を問わず常にオレンジ色の半袖シャツを一張羅のように着用している。ごく初期には、ヌケ、ムチャ以外にも名称不明の子分がもう2人いた(第3話)。さやかに好意を寄せていることもあって彼女には頭が上がらず(第3、12、16話ほか)、当初は甲児に反感を見せていたが、Zの戦いを側面から支援していくうちいつしか良き友人となり、ついには「俺は兜のことが世界で一番好きだ」と口にする(第52話)ほど、かけがえのない友となっていく[注釈 45]。“カナヅチ”であり、泳げない様子が度々描かれている(第27、36、75、80、89話など)ほか、スキーも苦手(第56話)。甲児への対抗意識から、第48話で三博士を脅迫してボスボロットを造らせ、直接戦闘に参加するようになる。「?だわさ」「?わよ」といったオネエ言葉の語尾が特徴だが、これは大竹の方針から出たアドリブであり、脚本には書かれていなかった[133]。また「ジャンジャジャーン」と言う掛け声も景気づけに欲しいという理由から大竹が考案し、始めたという[134][133]
ヌケ / ムチャ
声 - 富田耕生[135](ヌケ)、田の中勇(ムチャ) [注釈 46]ボスの子分でいつも一緒に行動している。ともに東城学園の一年生で16歳[132]。えび茶の長袖シャツにピンクのズボンで、いつも鼻水をたらし、何かと言うと「ボシュー(ボス?)」と頼るのんびり屋がヌケ。緑の長袖シャツに薄茶のズボンで、首に黄色のマフラーを巻いた甲高い声のややせっかちな背の低い方がムチャ。どちらも第3話より登場。ボスボロットにもボスと一緒に乗り込み苦楽を共にした。二人とも意外と運動神経が良くスキーも上手い(第56話)が、ボスと同じく“カナヅチ”らしい(第27話)[注釈 47]
兜 シロー(かぶと シロー)[注釈 48]
声 - 沢田和子山口奈々(第88話)甲児の弟。やんちゃで少々生意気だが兄思い。年中ライトグリーンの半袖シャツに半ズボン姿である。名前は競走馬カブトシロー号にちなんで付けられた[136](漫画版でもその名前を暗黒寺警部に「競馬の馬」と言われている[95])。東城学園初等部の5年生、11歳[137][138][注釈 49]。兄を冷やかしたり(第2、6話ほか)、さやかをからかう(第13、44話ほか)といった、おませな一面があり、余計な一言で怒られることもしばしばではあるが(第74話ほか)、永井豪の漫画版に比べるとかなりおとなしい性格になった。また、いじめられていた転入生のミツオに親身になるなど優しさもある(第20話)。その腕白ぶりが災いして事件に巻き込まれることもあるが(第36話ほか)、第30話では伝書鳩を使って甲児たちに窮地を知らせる機転を働かせたりもする。親類が兄・甲児しか居ないこともあり、父と接触した『グレートマジンガー』よりは描写も控え目で、研究所で弓教授と戦闘を見守ることがほとんどであった。基本的に甲児のことは「おにいちゃん」と呼ぶが[注釈 50]、切羽詰まったときや乱暴な口調になったときには「あにき」と呼ぶこともある(映画『マジンガーZ対デビルマン』、第2、3、5話ほか)。
兜 十蔵(かぶと じゅうぞう)
声 - 島宇志夫(第1話・第2話)→大竹宏(第38話)→加藤修(第91話)甲児・シローの祖父である天才科学者。若い頃、留学先のドイツの大学でDr.ヘルと知り合っており、その後のバードス島の遺跡調査団に参加した際に再会、ヘルの凶行に巻き込まれるもののただ一人生き延びている[140][141]。自らが発明した光子力の平和利用を考えていたが、Dr.ヘルの野望に対抗するべく光子力研究所所長の座から引退し、富士山麓の青木原[注釈 51]にある別荘の地下で密かにマジンガーZを建造した[注釈 54]。第1話で鉄仮面軍団によって別荘を襲撃・爆破され瓦礫の下敷きとなって死亡するが、死に際に孫の甲児(とシロー)へZを託す。享年69歳[147]。死後も甲児の夢や回想シーンなどで何度か登場している(第38、91話)。
求B弦之助(ゆみ げんのすけ)
声 - 八奈見乗児光子力研究所の最高責任者。通称「弓教授」。さやかの父で年齢は46歳[147]。元々は兜十蔵博士の一番弟子で助手を務めていた。常に冷静沈着で、悪には屈しない強い心を持っている。アフロダイA・ダイアナンAを開発し、ジェットスクランダーやジェットパイルダーなどマジンガーZに数々のパワーアップを施して、世界平和に多大な貢献を果たす。兜兄弟を実子と変わらず扱い、甲児とさやかの諍いも兄弟喧嘩程度にしか思っておらず、優しくたしなめる。兜兄弟からは「先生」と呼ばれており絶大な尊敬を集めている。甲児とさやかの留学後はシローを引取る(第92話)が、後に炎ジュンの働き掛けもあり、科学要塞研究所に預けることになる(『グレートマジンガー』第2話)。また、所長の兜剣造と面会した際にその素性(秘密)を知らされはしたが、剣造の要望もあって甲児やシローには彼が実父であるという事実は告げなかった(第92話)。
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