1980年代後半に日本に第一次マウンテンバイクブームが訪れる。オートキャンプの浸透やアウトドアブームとともに、レジャーとしての認知度が高かった。当時は各地で手作り的なローカルレースが開催され、スポーツとしての認知も進んでいった。
1980年 - 東京・世田谷に日本初のMTB・BMX専門店「ワイルドキャット」が開店。
1982年 - スペシャライズド・スタンプジャンパーなどの製造を請け負っていた新家工業(アラヤ)が、自社ブランドのMTBであるマディフォックス26-DX(MB-MF26DX)を誕生させる。上級モデル以外はまだランドナーなどのツーリング用パーツが使われている。海外輸出向けではあるが大阪の桑原商会等も製作販売を開始した ⇒[9]。
1983年 - 宮田工業がMTB「アイガー・プロEP-26K」の販売を開始。丸石自転車もMTB「イーグルMB26U」の販売を開始。
1984年 - 奈良県との府県境にある京都府相楽郡南山城村「大河原グランドキャニオン」にて、日本初のマウンテンバイク大会「1st SUNTOURマウンテンバイクセミナーin大河原グランドキャニオン」(3月31日 ? 4月1日/主催:マエダ工業株式会社)が開催。
1987年 - 日本マウンテンバイク協会が発足 ⇒[10]。
1988年 - 「第1回全日本マウンテンバイク選手権大会」が開催。
1988年 - 世界選手権大会に初めて日本代表選手を派遣。
1989年 - ヒルクライム、ダウンヒル競技のジャパンオープンが開催。世界選手権大会におけるオブザーブドトライアルで柳原康弘
従来のダイヤモンドフレーム。後ろにサスペンションがないことからハードテイル(hardtail)と呼ばれる。クロスカントリー用、バイクトライアル用、ダートジャンプ用に大きく分かれている。ダートジャンプ用はフォークロスなどの競技に使われることもある。 クロスカントリー競技では悪路・荒れ地での安定のよいフラットハンドル(ハンドルの握りと支持点がほぼ一直線上に並んだ形状?ブルムース・バーという)がほぼ主流、ダウンヒル、デュアルスラロームなどの降下やフリーライドにはライズバーと呼ばれる、末端まで少し上向きに上がった、肉厚のハンドルを使用する。クロスカントリー競技やツーリングなどではバーエンドバーを追加し、登坂時に使用することも多い。 2000年代のクロスカントリー競技では車体の制御を意識してライズバーまたは大幅(10°前後)に湾曲させたフラットバーを使用することも多い。 2000年代に現れた29erの中には、セミドロップハンドルを装着したモンスタークロスと呼ばれるものも登場している。一見するとシクロクロスバイクと類似しているが、UCIが定めた競技規定を満たさないため、29erでシクロクロス公式戦への参加はできない。 29er69er MTBが世に出てから長らくは26インチHEが主流だったが、2000年代から異なる規格のホイールを使用する機材が現れている。
サスペンションフレームの他、クロスカントリーやダートジャンプ向けの製品も存在する。
ハンドルバー
ホイール
詳細は「ホイール (自転車)」を参照