マウンテンバイク
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1977年 - ジョー・ブリーズがオフロード専用フレーム「BREEZER」を完成させる ⇒[3][4]

1979年 - ゲイリー・フィッシャーとチャーリー・ケリーがマウンテンバイクス社(MountainBikes)を興して「マウンテンバイク」の販売を始める。フレームはトム・リッチーとジェフリー・リッチモンドが製作。 ⇒[5]

1981年 - スペシャライズド社が最初の量産MTB「スタンプジャンパー」を出す ⇒[6]

1982年 - オフロードバイクコンポとしてシマノがツーリングコンポ「DEORE」から独立して初代Deore XTを発売 ⇒[7]。サンツアーもオフロード専用コンポ『マウンテック』を発売。日東ハンドルがトム・リッチーの依頼によりMTB用ブルムース・ハンドルの製造を開始。

1983年 - マエダ工業(サンツアー)がクロスカントリー用コンポーネントのサンツアーXCを発売。

1986年 - アメリカでMTB専門誌「MOUNTAIN BIKE ACTION」が創刊。

1989年 - フランスでMTB専門誌「VTT Magazine」が創刊。MTB用サスペンションフォーク「ROCK SHOX」が登場。

1990年 - 世界選手権においてMTB競技が実施される。種目はダウンヒルとクロスカントリー。アルパインスターズがMTBの量産を開始。ダグラス・ブラッドバリーがMCUエラストマーを使用したサスペンション「マニトゥ」を開発。

1994年 - ロブ・ロコップ、マイク・マルケス、リッチ・ノヴァクによって設立されたサンタクルズ・バイシクルズがフルサスペンションバイク「ダズモン」を開発。

1996年 - アトランタオリンピックにおいて自転車・マウンテンバイククロスカントリー男子/女子が正式種目で実施される ⇒[8]

日本での歴史

1980年代後半に日本に第一次マウンテンバイクブームが訪れる。オートキャンプの浸透やアウトドアブームとともに、レジャーとしての認知度が高かった。当時は各地で手作り的なローカルレースが開催され、スポーツとしての認知も進んでいった。

1980年 - 東京・世田谷に日本初のMTB・BMX専門店「ワイルドキャット」が開店。

1982年 - スペシャライズド・スタンプジャンパーなどの製造を請け負っていた新家工業(アラヤ)が、自社ブランドのMTBであるマディフォックス26-DX(MB-MF26DX)を誕生させる。上級モデル以外はまだランドナーなどのツーリング用パーツが使われている。海外輸出向けではあるが大阪の桑原商会等も製作販売を開始した ⇒[9]

1983年 - 宮田工業がMTB「アイガー・プロEP-26K」の販売を開始。丸石自転車もMTB「イーグルMB26U」の販売を開始。

1984年 - 奈良県との府県境にある京都府相楽郡南山城村大河原グランドキャニオン」にて、日本初のマウンテンバイク大会「1st SUNTOURマウンテンバイクセミナーin大河原グランドキャニオン」(3月31日 ? 4月1日/主催:マエダ工業株式会社)が開催。

1987年 - 日本マウンテンバイク協会が発足 ⇒[10]

1988年 - 「第1回全日本マウンテンバイク選手権大会」が開催。

1988年 - 世界選手権大会に初めて日本代表選手を派遣。

1989年 - ヒルクライムダウンヒル競技のジャパンオープンが開催。世界選手権大会におけるオブザーブドトライアルで柳原康弘選手が優勝。世界最大の自転車メーカー、ジャイアントが日本でのMTB販売を開始。

1992年 - 全日本選手権大会がシリーズとして開催される。

1994年 - NORBA(全米オフロードバイシクル協会)シリーズのデュアルスラロームで柳原康弘選手が優勝。

1995年 - 愛知県豊田市にてアジア大陸マウンテンバイク選手権が初開催される(アトランタオリンピックへの大陸参加枠付与大会)。

1996年

日本自転車競技連盟による全日本選手権大会が開催(クロスカントリー:宮城県鳴子町、ダウンヒル:長野県白馬村)

アトランタオリンピックにてマウンテンバイク競技(クロスカントリー)が実施。日本代表は三浦恭資選手、谷川可奈子選手。


1998年 - 日本で初のUCI ワールドカップが新潟県新井市(現・妙高市)で開催される ⇒[11]

2015年 - 日本国内の公認シリーズ大会Coupe du Japon(クップ・デュ・ジャポン)が開始 ⇒[11]

2016年

マウンテンバイクのJOCジュニアオリンピックカップが長野県白馬村で開催 ⇒[12]

MTBリーグ(Mountain Bike League of Japan)が発足 ⇒[13]


構成部品
フレーム
フレーム素材
詳細は「
フレーム素材 (自転車)」を参照かつてはクロモリ鋼が主流素材だったが、1990年代中ごろから軽量化目的でアルミニウム合金が台頭し、主流が交代している。クロモリフレームも、強度を重視するダートジャンパーや展性の高さを好むクロスカントリーライダーからは依然支持されている。高価なものではカーボンも使われる他、耐腐食性や耐久性に優れたチタン合金製フレームも手作業で作られている。衝撃を想定して、溶接部にはガセット(補強)を加えたものが多い。
フレーム形状
詳細は「フレーム (自転車)」を参照長らく形状はダイヤモンドフレームが主流だったが、競技内容の発達につれてフレームも各用途に特化し細分化されている。競技規定はロードレースと違い機材に寛容なので、必ずしも専用フレームの使用を義務付けられてはいない。変わったところではシートステイパイプが存在しない(チェーンステイを兼ねた巨大かつ頑丈なリアサスペンションで体重をも支える)タイプさえある。
リジッドフレーム

従来のダイヤモンドフレーム。後ろにサスペンションがないことからハードテイル(hardtail)と呼ばれる。クロスカントリー用、バイクトライアル用、ダートジャンプ用に大きく分かれている。ダートジャンプ用はフォークロスなどの競技に使われることもある。
サスペンションフレーム

サスペンションを装備したフレーム。ダウンヒルフリーライド、オールマウンテンの他、クロスカントリーやダートジャンプ向けの製品も存在する。
ハンドルバー

クロスカントリー競技では悪路・荒れ地での安定のよいフラットハンドル(ハンドルの握りと支持点がほぼ一直線上に並んだ形状?ブルムース・バーという)がほぼ主流、ダウンヒルデュアルスラロームなどの降下やフリーライドにはライズバーと呼ばれる、末端まで少し上向きに上がった、肉厚のハンドルを使用する。クロスカントリー競技やツーリングなどではバーエンドバーを追加し、登坂時に使用することも多い。

2000年代のクロスカントリー競技では車体の制御を意識してライズバーまたは大幅(10°前後)に湾曲させたフラットバーを使用することも多い。

2000年代に現れた29erの中には、セミドロップハンドルを装着したモンスタークロスと呼ばれるものも登場している。一見するとシクロクロスバイクと類似しているが、UCIが定めた競技規定を満たさないため、29erでシクロクロス公式戦への参加はできない。
ホイール

29er69er
詳細は「ホイール (自転車)」を参照

MTBが世に出てから長らくは26インチHEが主流だったが、2000年代から異なる規格のホイールを使用する機材が現れている。


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