マウイ島の経済は完全に観光業に依存している。マウイ経済開発委員会によると、2023年8月のマウイ島山火事
以前の島で生み出される金銭の約5分の4は「観光業」によるものであり、住民の働き先で観光業以外となると残りは建築業くらいである。経済開発委員会は観光客を「経済のエンジン」と呼んでいる[5]。かつては、マウイ島のラハイナを中心とする捕鯨業があった。 ハワイの伝統的な産業である商用サトウキビ栽培と製糖業は、マウイ島のプウネネだけにアレクサンダー&ボールドウィンの農場が唯一残っていたが、2016年12月で廃業した。ここが廃業したことで、ハワイ州での商用サトウキビ栽培も途絶えた[6]。 マウイ島の2007年の訪問者数は約263万9929人。そのうちほとんどがアメリカ国内とカナダからの観光客であり、訪問客全体の4割が海外からの旅行客で占められるオアフ島に比べ、明らかにアメリカ本土からの観光客を中心とした観光地であり(最も国内比率が高いのはカウアイ島の約89%)、日本人観光客数の相対的比率は低い。よって、マウイ島の観光マーケットもおのずとアメリカ志向となっている。 観光客のほとんどは、島の西海岸に面する地域、北はカパルア
サトウキビ栽培
観光業ロードバイクに乗る観光客
(ハレアカラ ビジターセンター)
マウイ島周辺には、冬になると多くのザトウクジラが出産と子育てのために来るため、ハワイ諸島の中でもホエールウォッチングで特に有名である。シーズンは年末から4月初め頃まで。
また、毎年9月には、マウイ・マラソンが開催されるが、同大会はかつて上岡龍太郎の冠大会であった時期もある。コースは空港のあるカフルイをスタートし、カアナパリをゴールとする26.2マイル (42.195km)。カアナパリのリゾートホテル マウイ郡政府は、新たなる産業を生みだそうとキヘイのハイテク産業にも力を入れている[7]。 マウイ島の東部はハレアカラ山で人口が少ないが、島の中央部と西部の南岸と西岸には公共バスが走っており、ハワイ州ではオアフ島のホノルルに次いで公共交通機関が発達している。[8] かつてあったカフルイ鉄道は今はなく、ラハイナ・カアナパリ・アンド・パシフィック鉄道が観光列車として復活させた(現在は運休中)[9]。鉄道車両はアレクサンダー&ボールドウィン砂糖博物館に展示されている。
ハイテク産業
交通さとうきび列車 Oahu No.45 (1997年4月26日)
島内の交通「ハワイ州の道路一覧#マウイ島」を参照
島外との交通
カフルイ空港 (OGG)
カパルア・ウエスト・マウイ空港
ハナ空港 (HNM)
カフルイ港(ハワイ・スーパーフェリーの項を参照)
主なホテル
ホテル・ハナ・マウイ
ザ・リッツ・カールトン・カパルア
カパルア・ベイ-ア・ルネッサンス・リゾート
ザ・ウェスティン・マウイ・リゾート&スパ
ハイアット・リージェンシー・マウイ
シェラトン・マウイ・ホテル
グランド・ワイレア・リゾート&スパ
フェアモント・ケア・ラニ・マウイ
ダイヤモンド・リゾート・ハワイ