マイティ・ソー
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その反面単純で裏表がなく、豪快さと大雑把さも兼ね備え、親しい者を大切にし、自らの過ちや愚かさに気付くと深く反省する潔さも秘めており、追放により初めて訪れた地球での経験を通して前述の短所が失せていき、おおらかさと思慮深さ、ジェーン・フォスターたち地球の人々をも愛する心や気品を放つ立ち居振る舞いまで身に付けていく[注釈 3][注釈 4]。その人柄は、敬愛する両親をはじめとする多くのアスガルドの民の信頼を集めており、ヘイムダルシフに“ウォーリアーズ・スリー”といった同郷の幼馴染兼親友たちのみならず、地球で出会ったジェーンとエリック・セルヴィグたちに、“アベンジャーズ”における同志となったトニー・スターク/アイアンマンスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカたちまで、宇宙中に幅広い交友関係を持つようにもなる。

また、義弟のロキとは、各作品ごとに対立・共闘を繰り返すが、例え敵対することになっても倒すのではなく改心させるために義兄として向き合おうとする姿勢を示し続ける。そんな彼との因縁が物語の重要なファクターとなることが多い。
ソロッグ(Throg)

声 - クリス・ヘムズワース

小さなカエルの姿に変貌したソーの“変異体”。鮮明な全身像は確認しにくいが、ソーのものと酷似した鎧兜とマントを身に纏っている。
『ホワット・イフ...?』版
ソー(アース51825)
アース51825”におけるソー。正史のソーと同様に力を失った状態で地球に追放されていると同時に、この宇宙におけるアベンジャーズ候補の一人でもある。
ソー(アース72124)
アース72124”におけるソー。アスガルドの第一王子という肩書きや特殊能力と武器・多くの周辺人物との関係・頭髪に触れられることを嫌がる点は正史のソーと同等だが、髭を剃っており、ロキと義兄弟として育たず、彼の悪戯の数々を経験しなかったこともあって、多くの友人たちの中心となって連日盛り上がるほどパーティー好きで、自分の名前のスペルや北欧神話(Norse mythology)を「馬の神話(Horse mythology)」と間違えたり、懇意の関係となったジェーン・フォスターの勧めで顕微鏡に“SCIENCE”の英単語が重なったイラストのタトゥーを右肩に施すなど非常に享楽的で、それだけでなくストーンヘンジをわざとドミノ倒ししたり、周囲への迷惑を考えずに武器を振り回したり、フリッガに叱責されることを恐れて彼女に出まかせを並べたり、突如現れたウアトゥ/ウォッチャーに捕まって絶叫するなど、子どもっぽく、ロキのように悪戯と嘘を繰り返すくらいに正史のソーとは文字通り大きく異なる人物像である。後にウアトゥによって、“ガーディアンズ・オブ・マルチバース”の一員にも任命される。
ソー(アース29929)
アース29929”におけるソー。正史のソーと同様にアベンジャーズの一員である。
能力

その筋肉質な肉体には[注釈 5]、九つの世界や全宇宙の種族中、特に長寿で驚異的な身体能力を持つアスガルド人最強と言われる戦闘力を有し、荒削りな戦い方ではあるものの、勇敢さも相俟って超自然的な強さを備えている[24][注釈 6]

また、「雷神」の肩書きのとおり、その身体には稲妻を召喚・蓄積・放出する特殊能力まで秘められており[注釈 7]、ソーはこの特殊能力の源が後述の「ムジョルニア」にあると長年にわたって信じていたが、実の姉であるヘラとの決戦でムジョルニア無しでも稲妻を操れるように覚醒した[注釈 8]
武装・アイテム

ソーが主に装備・駆使する武器やアイテムは、アスガルド製のものや九つの世界の一つである惑星“ニダベリア”に住む武器鍛冶の“ドワーフ”たちが作り上げたものがほとんどであり、アベンジャーズに加入してからも、多くの同志がトニーによって新調された武器や戦闘服などを愛用するようになったのに対し、ソーは基本的にアスガルドやドワーフたちによる武装で戦うことを一貫している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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