マイティ・ソー
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そして、休暇を使用したノルウェー旅行を楽しむブレイクは、その旅先で地球へ侵攻してきた土星人の先遣隊に遭遇する[注釈 1]。洞窟に逃げ込んだブレイクであったが、入り口を塞がれ閉じ込められてしまう。そこに転がっていた杖ほどの長さの木切れを使って脱出を試みたが、非力なブレイクの力ではどうしようもなく途方に暮れる。そして、苛立って自暴自棄になり木切れを投げ捨てたその瞬間、奇跡が起こる。木切れは魔法のハンマー「ムジョルニア」(ミョルニルの本作での邦訳)に変貌し、それと共にかつての姿と記憶を取り戻してソーとなったブレイクは、その力を使って土星人達を一蹴する[2]

その後帰国したブレイクは、看護婦のジェーン・フォスターと共に医師として病気の人々を救いつつ、ムジョルニアを使ってソーとなり侵略者から人々を守る二重生活を送ることとなった。地球のソーの存在はすぐに、彼の義弟で宿敵のロキに知られ[3]、彼はソーを倒すために幾度となく現実世界を訪れる[4]。またロキはアブソービングマン[5]、レッカー[6]、デストロイヤー[7]を送り込んだ。さらにロキはハルクをけしかけてソーを倒すことを謀り、これがアベンジャーズ結成の理由となる[8]

初期のソーの敵には他に、レッド・アーミー[9]、Zarrko[10]、ラジオアクティブマン[11]、ラヴァマン[12]、コブラ[13]、ミスター・ハイド[14]エンチャントレスとエクスキューショナー[15]、グレイ・ガーゴイル[16]などがある。

ソーはジェーン・フォスターと恋に落ち、父親に背いて、アスガルドへの帰還を拒否する[17]。また、ソーが生まれながらにして地球に親近感を持っている理由は、実は彼が大地の女神の息子であるからだということが明らかにされる[18]
パワーと能力
寿命
イドゥン金のリンゴを定期的に摂取することで、寿命を伸ばし不老の体を得ている。
身体能力
ソーは、アスガルド最強とまで謳われるほど怪力を誇る。それは人間の比ではなく、マーベル最強の怪力の持ち主とも言われるハルクと双璧をなす程。それと共に、スタミナや体強度もマーベル最強クラスの力を持ち、並みの相手では全くダメージを与えられない。
格闘能力
ソーの近距離戦での格闘能力は非常に高く、ハンマーや剣や棍棒といった武器の扱いに長けている。
知的能力
神としての長い経験のおかげで、非常に高い戦略的知識と直感力がある。
ムジョルニア(Mjolnir、ミョルニル)
神秘の力を秘めた魔法のハンマー。ウルという超金属でできているためアダマンチウム並みの高い強度を誇り、ソーと同等以上の高潔な心の持ち主でなければ(たとえハルクほどの怪力を有していても)持ち上げることが出来ない。ただ、「ハンマーを持ったソーごと持ち上げる」、「重さの無い宇宙空間で振り回す」ことはでき、レッドハルクにこの方法で倒されてしまったこともある[注釈 2]。普段は、足に障害のあるブレイクの杖の姿になっており、これを地面に叩きつける事でムジョルニアになる、ソーへ変身するための鍵としての役割を持つ。地球上では60秒以上手離すと変身が解けてしまう。武器として使用する他に、ソーの力を制御させる役割がある。
登場人物詳細は「en:List of Thor supporting characters」を参照
主人公
ソー/ドナルド・ブレイク
上記を参照。
ソーの交流
オーディン(Odin)
アスガルドの神々の王にして、ソーの父親。オーディンフォースと呼ばれる非常に強力な魔力の持ち主だが、この力を使いすぎると冬眠状態になってしまう。予知能力を持つ2羽のカラスを使い魔として連れており、「運命の槍」という武器を使う。彼の持つ剣は非常に強力な力を秘めているが、鞘から抜いた瞬間に「神々の黄昏(ラグナロク)」が発動する為、使用されたことはない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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