マイティ・ソー
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アース51825”におけるソー。正史のソーと同様に力を失った状態で地球に追放されていると同時に、この宇宙におけるアベンジャーズ候補の一人でもある。
ソー(アース72124)
アース72124”におけるソー。アスガルドの第一王子という肩書きや特殊能力と武器・多くの周辺人物との関係・頭髪に触れられることを嫌がる点は正史のソーと同等だが、髭を剃っており、ロキと義兄弟として育たず、彼の悪戯の数々を経験しなかったこともあって、多くの友人たちの中心となって連日盛り上がるほどパーティー好きで、自分の名前のスペルや北欧神話(Norse mythology)を「馬の神話(Horse mythology)」と間違えたり、懇意の関係となったジェーン・フォスターの勧めで顕微鏡に“SCIENCE”の英単語が重なったイラストのタトゥーを右肩に施すなど非常に享楽的で、それだけでなくストーンヘンジをわざとドミノ倒ししたり、周囲への迷惑を考えずに武器を振り回したり、フリッガに叱責されることを恐れて彼女に出まかせを並べたり、突如現れたウアトゥ/ウォッチャーに捕まって絶叫するなど、子どもっぽく、ロキのように悪戯と嘘を繰り返すくらいに正史のソーとは文字通り大きく異なる人物像である。後にウアトゥによって、“ガーディアンズ・オブ・マルチバース”の一員にも任命される。
ソー(アース29929)
アース29929”におけるソー。正史のソーと同様にアベンジャーズの一員である。
能力

その筋肉質な肉体には[注釈 5]、九つの世界や全宇宙の種族中、特に長寿で驚異的な身体能力を持つアスガルド人最強と言われる戦闘力を有し、荒削りな戦い方ではあるものの、勇敢さも相俟って超自然的な強さを備えている[24][注釈 6]

また、「雷神」の肩書きのとおり、その身体には稲妻を召喚・蓄積・放出する特殊能力まで秘められており[注釈 7]、ソーはこの特殊能力の源が後述の「ムジョルニア」にあると長年にわたって信じていたが、実の姉であるヘラとの決戦でムジョルニア無しでも稲妻を操れるように覚醒した[注釈 8]
武装・アイテム

ソーが主に装備・駆使する武器やアイテムは、アスガルド製のものや九つの世界の一つである惑星“ニダベリア”に住む武器鍛冶の“ドワーフ”たちが作り上げたものがほとんどであり、アベンジャーズに加入してからも、多くの同志がトニーによって新調された武器や戦闘服などを愛用するようになったのに対し、ソーは基本的にアスガルドやドワーフたちによる武装で戦うことを一貫している。しかし、手元に武器やアイテムが無い状況ではこの限りではなく、その際には後述のとおり、制作者や使用用途がさまざまな武器・アイテムを駆使する。
ムジョルニア(Mjolnir)

北欧神話のミョルニル”のモデルである全能の鉄鎚[注釈 9]。オーディン曰く、「全てを滅ぼす武器であり、創造の道具ともなる」。ドワーフたちにより“ウル”という金属を材料にして作り出された。高潔な魂の持ち主にしか扱うことができず、それに値しない者には持ち上げることも動かすこともできない。燻んだ銀色の頭部側面には印である紋章が浮かんでいる。ハンマー本体の力を発現するとこの紋章は光り、持ち主に値する者が存在しない際には消えてしまう。『MCU』で持ち上げを試みた者の中で、持ち上げることができたのはソーとオーディンのほか、アベンジャーズのヴィジョンとスティーブだけである。頭部側面には魔法の呪文が、持ち手の底部にはこの鉄鎚のシンボルがそれぞれ装飾され[24]、さらに天面には、「このハンマーを手にする者は、それが相応しい者であるならば、雷神の力を得るだろう」という意味を示すルーン文字が刻まれている[26]。また、作品を経るごとにサイズが少しずつ大きくなっている[27]

強力な打撃武器として使用するほか、単体で飛行能力を有し、握った持ち主と共に飛行することも可能[注釈 10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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