マイアールの長はマンウェの伝令であり旗持ちであるエオンウェと、ヴァルダの侍女であるイルマレである。各マイアはそれぞれ特定のヴァラに仕えており、例えばオッセとウイネンはウルモに属しており、クルモやサウロンはアウレの使徒であった。
一部のマイアールはメルコールの誘惑により堕落し、世界を害する悪神や悪魔や悪霊と成り果てた。それらの中でも恐るべき者共が、火の鞭を振るうバルログたちであり、そしてメルコールの右腕となるサウロンである。彼ら堕落したマイアールは否定形の接頭辞であるUを付けたウーマイアール(Umaiar)と呼ばれるようになった。[4][5]
『指輪物語』の中で出てくるイスタリのガンダルフやサルマン、ラダガストは中つ国に遣わされたマイアールであったともいわれ、他にマイアのうちよく知られるものにはシンゴルの妃メリアンがいる。
なお、マイアという語はギリシア神話またはローマ神話にも見られる。 最も力あるマイアールの一柱。マンウェの旗持ちであり伝令使でもある。詳細は「エオンウェ」を参照 ウルモの従者。中つ国沿岸の海を司り、ウイネンと並び自由の民に最もよく知られているマイアールである。詳細は「オッセ」を参照 サルマール(Salmar)はウルモの従者である。ウルモとともにアルダにやって来た。ウルモの吹く大角笛ウルムーリの制作者で、この角笛の音は一度聞いたら決して忘れることはないという。 アウレの元従者。アウレの民の伝承ではずっと力あるものとされていた。メルコールに誘惑され堕落し、彼の召使いの中で最も力あるものとなる。詳細は「サウロン」を参照 オロメの従者。月の舟の舵を取る者。詳細は「ティリオン バルログの長。アングバンドの総大将。詳細は「バルログ」を参照 アウレの使徒。イスタリの長、白のサルマンとしてサウロン打倒のため中つ国に赴く。後に堕落する。詳細は「サルマン」を参照 マンウェとヴァルダの使徒。イスタリとして灰色のガンダルフとなりサウロン打倒のため中つ国に赴く。後にサルマンに代わって白の賢者となる。詳細は「ガンダルフ」を参照 ヤヴァンナの使徒。イスタリとして茶色のラダガストとなりサウロン打倒のため中つ国に赴く。詳細は「ラダガスト」を参照 アラタールとパルランドはオロメの使徒であった。二人とも青のイスタリとしてサウロン打倒のため中つ国に赴いた。モリネフタールとローメスターモは異稿に出てくるもので、青のイスタリであるのは同じだが、どのヴァラに仕えているかは不明となっている。詳細は「イスタリ」を参照
男性格のマイア
エオンウェ
オッセ
サルマール
サウロン
ティリオン
ゴスモグ
クルモ(サルマン)
オローリン(ガンダルフ)
アイウェンディル(ラダガスト)
アラタールとパルランド(もしくはモリネフタールとローメスターモ)
ドゥリンの禍
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