2011年、4年ほど交際していたアメリカ人女性ナンシー・シェベルとの婚約を5月6日に発表[注釈 25][68]。同年9月14日、ナンシーとの婚姻予告届をロンドン市内の登記所に提出。同年10月9日に結婚し、ロンドン市内の公会堂で結婚式をあげた。2013年4月、サンデー・タイムズが「英音楽界での長者番付」を発表し、マッカートニーと、アメリカで運送会社を経営する妻ナンシー・シェベルの合計資産は6億8千ポンドにも上り、長者番付1位を飾った。
2019年時点で子どもが5人、孫が8人いる。祖父として孫に本の読み聞かせをすることもあり、2019年11月5日に初の絵本『グランデュードのまほうのコンパス』を刊行した。かつて孫を寝かしつけようと読んだE・E・カミングスの詩集に卑猥な表現があって、絵本の自作を思い立ったという[6]。
サッカーのプレミアリーグでは、イングランド・リヴァプールをホームタウンとするエヴァートンFCのファンである。
また大相撲のファンでもある。1993年11月中旬に来日した際は、福岡公演の前日11月17日に羽田空港から航空機で福岡空港に移動したのち大相撲11月場所観戦のため福岡国際センターに直行。予告なくマッカートニーが登場したために場内は騒然となり、翌日のスポーツ新聞でも取り上げられた。
2013年11月に来日の際にも福岡で観戦。日本相撲協会が11月14日午前から「ポール・マッカートニーさんが相撲を観に本日いらっしゃいます」と告知しており、画面に何回も登場した。また懸賞制度に特に興味を持ち、12・13日目と千秋楽の結びの一番において新作アルバム『NEW』を宣伝する懸賞を5本ずつ掛けた[69]。初めて懸賞をかけるときは1日1本・15日間懸けることになっており、申し込みは場所前となっていたが、日本相撲協会はポール側の申し入れを「特例」として受け付けた[注釈 26][70]。11月22日に帰国の途につくポールにこのことを大きく報じた紙面を記者が見せると大変に喜んだという[71]。 主なものを掲載。詳細は「ポール・マッカートニーの受賞・ノミネート一覧
顕彰
表彰
第32回グラミー賞特別功労賞生涯業績賞(Grammy Lifetime Achievement Award)(1990年)
ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入り(1999年)
ブリット・アワード(BRIT賞)(2008年):音楽への優れた貢献に対して。
ガーシュウィン賞(2010年)[72]
ケネディ・センター名誉賞(2010年)[73]
ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤー(2012年)
グラミー名誉の殿堂賞(Grammy Hall of Fame)(2013年):『バンド・オン・ザ・ラン』
第56回グラミー賞特別功労賞生涯業績賞(2014年):リンゴ・スターとともにビートルズとして受賞。
ウルフ賞(2018年):芸術部門で受賞。
叙勲
大英帝国勲章第5級勲位(MBE:Member of the Order of the British Empire)(1965年):ビートルズの一員として叙勲。
英国・ナイトの爵位(1997年):エリザベス2世より音楽への貢献が認められ授与された。
フランス・レジオンドヌール勲章オフィシエ(将校、4等)(2012年)[74]
英国・コンパニオン・オブ・オナー勲章(2018年)[75]
博士号
サセックス大学名誉博士号(1988年)[76]
イェール大学名誉音楽学博士号(2008年)[77]
その他
英国ソングライター・作曲家・作家アカデミー(BASCA:現アイヴァーズアカデミー)のフェローシップ(2000年)
ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(2012年):星はヴァイン通1750番地に設置された[78]。