ポール・マッカートニー
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1974年には、ビートルズ時代の1965年に損傷して一部が欠けていたピックガードを新品に交換し、ピッキングの邪魔になっていたリアのホースシュー・ピックアップをハイゲイン・タイプに交換している[注釈 20]。ウイングス解散以降もレコーディングやプロモーションビデオで使用され、1984年の映画『ヤァ!ブロードストリート』やアルバム『オール・ザ・ベスト』のジャケット写真にも登場したが、1989年のアルバム『フラワーズ・イン・ザ・ダート』のレコーディングセッション以降はほとんど使用されていない。ただし、2002年からのワールド・ツアーではサブとしてスタンバイされており、同年の日本公演にも1966年と同様に持ち込まれていた。なお、現在の写真を見るとリアピックアップが再びホースシュー・タイプに交換されているようである。
リッケンバッカー・4001S(Rickenbacker 4001S)(1970年代製)
1970年代製でスリーピースネックの4001S。1964年製と違いヘッドのウォルナットの羽部分はナチュラルカラー。あまり詳細は知られていないが1970年代前半にレコーディングで使用した説がある。そして1964年製のリアピックアップをハイゲインに交換した際のパーツ取りという説もある。
ヤマハ・BB-1200L
1980年の来日公演が決定した際にヤマハ社よりプレゼントされたもの。スルーネック仕様のサンバーストカラー。1979年の英国ツアーや「テイク・イット・アウェイ」PVなどで使用。市販のモデルにはヘッドに筆記体で「Broad Bass」のロゴがあるが、マッカートニーのものには「YAMAHA」のロゴが採用されている。
フェンダー・ジャズベース
ビートルズ後期以降、少なくとも2本の使用が確認されている。どちらも1967?1968年製。1本は右利き用のもの(ハリスンの使用モデルを譲り受けた説がある)を弦を左用に張り替えて使用。もう1本は左用で、3トーンサンバースト・ローズウッド指板・べっ甲柄ピックガード仕様。これに付いているペグ(通称「パドル・ペグ」又は「lollipop key」)は1966年?1970年のうちの限られた個体のみの仕様、あるいは1966年のみの仕様等の説がある。
ウォル・マーク(マッハ)II(Wal Mach II)
マッカートニーがツアー用に特注制作した5弦ベース。『フラワーズ・イン・ザ・ダート』録音と1989?1990年のツアーで使用された。1994?95年のビートルズ再結成時の「フリー・アズ・ア・バード」のレコーディングにも使用されている。
ケイ ジャズ(Kay Jazz)
1960年代に製造されたフル・アコースティック構造のエレクトリック・ベース。ウイングス初期のライヴと「エボニー・アンド・アイボリー」PVで使用。
ゼマティス
アルバム『バック・トゥ・ジ・エッグ』のPVで使用されたアコースティックベース。
Wベース(コントラバス
1974年にリンダがナッシュヴィルで購入してマッカートニーにプレゼントしたもの。エルヴィス・プレスリーのベーシスト、ビル・ブラックが「ハートブレイク・ホテル」の録音で使用したといわれる金色のモデル。
ギター

ビートルズ時代とウイングス時代は左利き用のギターは入手困難(もしくは特注する必要があった)であったため、右利き用のギターを改造して使用していた。マッカートニーは普通の右利き用の弦の張り方のまま、ギターを逆向きにして演奏することもできるが、右利き用のギターは全てナットとブリッジを左利き用のものに交換、もしくは調整して使っている。
アコースティック・ギター
ゼニス・モデル17(Zenith Model17)
マッカートニーが最初に手にしたギター。誕生日プレゼントとして父から贈られたトランペットを楽器屋に持ち込み、そのままこのギターと交換してもらったという。ドイツの楽器メーカーであるフラマス社が製造し、イギリスの音楽出版社ブージー&ホークス社が流通させていたギターで、メイプルの合板を使用したノンカッタウェイのアーチトップ・アコースティックギターである。クオリーメンに加入した当初から使用しており、後にアーチトップ用の金属のバーに固定するタイプのフローティング式ピックアップを後付けしてエレキ化されるが、その後機材面の限界を感じたマッカートニーがロゼッティ・ソリッド7を入手したことで、ギグで使われる事はなくなった。マッカートニーは現在もこのモデル17を所有しており、『
ザ・ビートルズ・アンソロジー』の映像の中で、このギターで「トウェンティ・フライト・ロック」を演奏している姿を確認できる。現在は塗装をリフィニッシュされ、ピックガードも外されたままの状態となっている。エピフォン・テキサン(2005年製)直筆サイン入り Aged Texan
エピフォン・テキサン(Epiphone Texan)
1964年製で、当初は自身の作曲用としてエピフォン・カジノと同時に購入した。右利き用。購入直後にまだ右利きの弦が張られた状態で、ハリスンにどのようにこのギターを左用に改良したらよいかアドバイスを求めている写真が残されている。全音下げチューニングで「イエスタディ」のレコーディング時に使用されている。当初はレコーディングやテレビ出演用のギターとして使用されていた。現在は全音下げチューニングに固定された状態で、コンサートツアーでは専ら「イエスタデイ」の演奏で使用される他、2005年のアルバム『ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード』収録の「ジェニー・レン」でも使用された。ステッカーが表面に2枚貼られている。
マーティン D-28(Martin D-28)
1967年より使用開始。ビートルズ時代からウイングス時代まで使用したモデルは1967年製の右利き用。ウイングス解散後には左利き用のモデルを使用。2002年以降のツアーやライブでも頻繁に使用している。
マーティン・OOO-18(Martin OOO-18)

マーティン・J-18(Martin J-18)
1993年のワールド・ツアーで使用。左利き用。サウンドホールに後付式のピックアップをガムテープで固定して使用された。J-18は、マーチンのMサイズボディと同じながら厚みはDサイズの深いもの、ボディ下部の広がりでooo-18と見分けが可能。
マーティン12弦ギター(モデル名不明)

ギブソン・J-180(Gibson J-180)
通称エヴァリー・ブラザーズモデル。ムスターシュ (髭形) ・ピックガードがサウンドホールの左右に貼られ、外見上は利き腕による区別がない。1960年代後半製の仕様だが、近年はブリッジが改造され、オリジナルの仕様とは異なりブリッジピンで弦を留める仕様となっていることが確認されている。ウイングス時代から1993年のツアーまで、レコーディングやライヴで使用されている。
ギブソン・J-185
2013年のOut Thereツアーの頃から使用している12弦。サンバースト。
ギブソン・J-160E
ビートルズ時代にレノンとハリスンが使用したことで有名なモデルだが、マッカートニーはビートルズ解散以降に手にしている。ボディシェイプが変更された1969年以降の仕様で、右利き用のサンバーストカラー。
タカミネ・NPT-010(Takamine NPT-010)

アルヴァレズ・ヤイリ・YD-88BK(Alvarez Yairi YD-88BK)
日本のK・ヤイリの米国輸出モデル。黒色・左用で、サウンドホールが無いのが特徴。現在も市販されている(オーダーでのカスタマイズも可能で、日本でもアルヴァレズ・ヤイリ仕様で作ることができる)。1989-1990年のツアーで使用。
オベーション・カスタム・レジェンド1619


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