ポール・マッカートニー
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2010年 4月、EMIが所有していたマッカートニーのソロとウイングスの作品の配給権がコンコード・ミュージック・グループに移譲され、ヒア・ミュージックから再発されることになった[16]。6月2日、ポピュラー音楽で世界の文化に大きな影響を与えた作曲家・演奏家に贈られるガーシュウィン賞を受賞。授賞式では、当時のバラク・オバマ大統領から直接賞を贈られた[17]。9月22日にはヒューレット・パッカードが、マッカートニーの作品をクラウド型のデジタル・ライブラリー化する計画を発表。同社はマッカートニー・プロダクション・リミテッドと共同で、インターネット上で公開しながらデジタル・ライブラリーを保護することが可能な最新システムを構築し、ファンがマッカートニーのライブラリーの一部を視聴することを可能にした[18]

2011年9月、ニューヨーク・シティ・バレエ団から依頼を受け、 ピーター・マーティンと共同制作した自身初のバレエ向けスコア『オーシャンズ・キングダム』を発表した[19] また10月にはアメリカ人女性ナンシー・シベルと結婚した[20]

2012年2月、ダイアナ・クラールらを迎えて制作した、ジャズのスタンダード・ナンバーのカヴァー集『キス・オン・ザ・ボトム』をリリース。このアルバムは第55回グラミー賞で最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞した[21]。2月9日には個人としてハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を獲得[22]。6月4日、エリザベス2世の英国女王即位60周年祝賀の『クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・コンサート2012』に参加し、コンサートのトリを飾った。[23]7月27日、ロンドンオリンピックの開幕式で、会場を埋めつくした観衆とともに「ヘイ・ジュード」を演奏した[24][25]。12月12日にはマディソン・スクエア・ガーデンにて開催された『ハリケーン「サンディ」復興支援チャリティ・コンサート』でニルヴァーナデイヴ・グロールクリス・ノヴォセリックらと共演し、「ヘルター・スケルター」「カット・ミー・サム・スラック」などを演奏した[26]

2013年10月、オリジナル作品としては6年ぶりとなる新作アルバム『NEW』を発表。全英・全米では3位、日本では2位(デイリーチャートでは1位)とヒットし、ゴールドディスク(10万枚販売)にも認定された。11月には11年ぶりとなる日本公演を大阪、福岡、東京で行い、26万人を動員した。

2014年5月17日、前年に引き続き日本公演が東京と大阪で予定されていたが、ウイルス感染による体調不良により公演を中止し、緊急帰国する。1975、1980年に続く3度目の公演中止となった。日本公演直後に予定されていた初の韓国公演も中止となり、6月の米国公演は10月以降に延期となった。7月5日、ニューヨーク州オールバニ公演よりツアーを再開。約3時間で40曲を演奏した[27]

2015年1月、リアーナカニエ・ウェストと共演した「フォー・ファイブ・セカンズ」が「スパイズ・ライク・アス」以来29年ぶりの全米トップ10ヒットを記録。4月には日本公演が大阪ドーム東京ドームで計4回、追加公演として1966年のビートルズ以来49年ぶりとなる日本武道館での公演が行われた。日本武道館での公演は同年7月と10月に日本でTV放送された。

2016年8月17日、キャピトル・レコードとの再契約を発表し、同レーベルへの復帰第1弾となる新作アルバムの制作中であることが報道された[28][29]。12月31日にはNHKの『第67回NHK紅白歌合戦』にビデオ出演し、「2017年に日本に行きます!」(I'm coming to Japan in 2017. See you there!)と発言した[30][注釈 13]

2017年1月18日、マッカートニーは音楽出版会社ソニーATVに対して、同社が保有する1985年にマイケル・ジャクソンが購入したビートルズの楽曲[注釈 14]の著作権返還を求める訴訟[注釈 15]ニューヨーク郡裁判所に起こした。


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