平均寿命は77.1歳[81]。かつてはユニバーサルヘルスケアが実現されていたが、法改正により保険料不払い者が資格を喪失するようになり、2013年には加入率91.6%に転落した[81]。 世論調査会社Homo Hominiが2010年12月に行った調査によると、ポーランドと陸続きで国境を接する7か国(ドイツ、チェコ、スロバキア、ウクライナ、ベラルーシ、リトアニア、ロシア)すべての人々のうち、ポーランド人がもっとも親近感を持つのは、順に以下のようであることが分かった(複数回答)[82]。
医療詳細は「ポーランドの医療(英語版)」を参照
社会
隣国に対する感情
チェコ人(39%)
スロバキア人(32%)
ドイツ人(23%)
リトアニア人(21%)
ロシア人(15%)
ウクライナ人(14%)
ベラルーシ人(10%)
治安詳細は「ポーランドにおける犯罪(英語版
2013年における経済協力開発機構(OECD)加盟国の治安ランキングによると、ポーランドの治安の安全性は、36か国中日本に次いで2位、3位はイギリス[83]。
OECD加盟国内、人口10万人あたりの殺人発生率の比較は、ポーランド(2010年)17位、1.3件(日本、0.5件)[84]。
国連、UNODCによる人口10万人あたりの発生率では、強盗率(2012年)70か国中37位、43.67件(日本は64位、2.87件)[85]。
暴力行為の発生率も低く、OECD加盟国中でもっとも少ないほうから3位[86]。
観光ガイドブックや外務省の海外渡航情報のウェブサイトではポーランドの治安が悪いような印象を読者に与えるような記述がされていることが多いが、実際のところは上記のようにポーランドの犯罪被害は稀で、アイルランド、イギリス、アイスランド、エストニア、オランダ、デンマーク、スイス、ベルギー、スウェーデン、ノルウェーといった、一般に「治安がいい」と考えられている国々よりも犯罪被害率が低いことは2000年代前半からの事実である[87]。
このすでに低い犯罪被害率でさえも年々さらに急速に低下しており(2004年から2010年にかけての7年間で25%の減少)、ポーランドの警察への国民の信頼度は非常に高い[88]。犯罪被害率は2013年から2014年にかけての1年間でもマイナス14%と劇的な低下が見られ、特に暴行、器物損壊、強盗はいずれも1年間でマイナス約20%の大幅な低下を続けている[89]。
ポーランド人にはヨーロッパ人のうち犯罪被害に遭うのをもっとも恐れる用心深い気質があるとされており[90]、刑法では、他人を大声で罵ったり侮蔑的な言葉を投げかけただけでも暴行罪が成立する[91]。
ヨーロッパ人の間に定着した偏見やデマの類として、「ポーランドでは自動車の盗難が多い」と言われるが、実際のところポーランドの自動車の盗難率はイギリス、デンマーク、アイルランド、スペイン、ポルトガル、オランダ、アイスランド、イタリア、ノルウェーなどといった国々より低い[87]。
法執行機関詳細は「ポーランドの法執行機関(英語版)」を参照
警察詳細は「ポーランドの警察(英語版)」を参照
人権詳細は「ポーランドにおける人権(英語版)」を参照
カトリックの影響もあり、ヨーロッパで最も厳しい中絶制限を行っておりレイプ、近親姦、母体の生命危機を除いて禁止されている[92]。
国内24の地方紙の内20が与党系の企業の支配下にあり、国会での取材制限[93]、反政府的なメディアへの攻撃[94]、販売店の資本制限などを通じた外国メディアへの圧力などが起こっている[95]。報道の自由は2013年の22位から2020年には62位と低下した[96]。 出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。
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