1997年の憲法が定める主な権限は以下の通り[2]。大統領の権限は1997年の憲法により大きく制限され、現在は首相が実権を握る議院内閣制となっている。
議会両院、内閣と共に法律の発案権を有する(憲法第118条)
首相の指名・任命(憲法第154条1)
ただし、首相任命後14日以内に内閣は下院の過半数の信任を受ける必要がある(第154条2)。このため、下院の議席配分を無視して首相を任命することは不可能である。
議会が可決した法案の拒否権を有し、憲法裁判所への審査要請を行うか、セイム(下院)へ差し戻すことができる。ただし、憲法裁判所が合憲と判断した場合に再度拒否することは出来ない。また、下院へ差し戻した後に再度可決された場合は、7日以内に署名、公布しなければならない(憲法第122条)
国際条約の批准(憲法第133条)
外交官の任命(憲法第133条)
外国の外交官の信任状及び解任状の受理(憲法第133条)
ポーランド軍の最高司令権(憲法第134条)
戦時の軍司令官の任免権なども有するが、「首相の要請に基づく」場合のみである。また、戦争状態にあるかどうかを決定するのは原則として下院である(憲法第116条)
勲章、栄典の授与(憲法第138条)
恩赦の実施(憲法第139条)
その他
大統領が職務遂行不能に陥った場合や、任期途中で辞職・死亡した場合は下院議長がその職務を代行する(憲法第131条)
大統領の一覧
ポーランド共和国 (1918-1939)
第一共和政 (1918-1922)
代元首所属政党期在任期間備考首相
001ユゼフ・ピウスツキ
Jozef Pi?sudski無所属11918年11月18日
- 1922年12月11日7000400000000000000?4年 + 23日
第二共和政 (1922-1939)
代大統領所属政党期在任期間備考首相
001ガブリエル・ナルトヴィチ
Gabriel Narutowiczポーランド農民党
・解放派
(PSL・"Wyzwolenie")11922年12月11日
- 1922年12月16日在任中に死去
[注 1]
0?マチェイ・ラタイ