ポートライナー
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4.6P07 医療センター駅


5.4P08 計算科学センター駅


神戸スカイブリッジ


神戸空港海上アクセスターミナル


8.2P09 神戸空港駅 空港島


神戸空港






青線は軌道法による軌道区間

キロ程下段は市民広場から南公園経由のもの

ポートアイランド線(ポートアイランドせん)は、三宮駅からポートアイランドを経由し神戸空港駅までを結ぶ、神戸新交通自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT) 路線である。全線が兵庫県神戸市中央区内を走行する。愛称はポートライナー (Port Liner)。

三宮駅からポートアイランドにある中公園駅市民広場駅を経てポートアイランド沖の神戸空港駅に至る路線と、市民広場駅から分岐して北埠頭駅を経て中公園駅へ合流する路線から構成されている。本記事では解説の便宜上、前者を「空港線」、後者を「ループ線」として解説する[* 2]

ラインカラーは公表されていないが、案内上はコーポレートカラーであるグリーン(■)やブルー(■)が使用されている。駅番号を構成する路線記号は、空港線を  P  、ループ線(市民広場駅・中公園駅を除く)を  PL  [* 3]とし、神戸市の花「あじさい」の紫色を用いている。
概要ポートピア大橋を渡るポートライナー8000型計算科学センター - 神戸空港間

神戸港沖に建設された人工島「ポートアイランド」と神戸市の中心地の三宮を一方通行の環状運転で結ぶ軌道系交通機関として建設され、1981年2月5日に日本初の実用的な新交通システムかつ世界初の自動無人運転方式として開業した[3]。その後、2006年2月16日神戸空港の開港に先立って、神戸空港駅まで同年2月2日に延伸・複線化し[4]、現在の路線の形となっている。

運転士を必要としない世界初の無人運転システム(開業当初は添乗員が乗務[5])であり、全駅に、日本で初めてのフルスクリーンタイプのホームドアの設置[6]や、最小曲線半径 30m[7]、50パーミルの急勾配[* 4]など、AGTの性能を最大限発揮した線形となっており、既存市街地では高層ビルや高速道路などを縫うように軌道が敷設されている。また、車両基地を除く全線が高架構造である。

ポートアイランド内に多数の企業や大学のキャンパスがあり、また神戸空港のアクセスルートであるため、朝のポートアイランド行きおよび夕方の三宮行きにおいて激しい混雑が見られ、混雑率は、2016年(平成28年)度には160%程度に上る見込みである[* 5]。以前は重量制限のため駅を出発できないことがあったが、現在はそれが緩和されて改善されているものの、混雑は深刻化している。また、21時台から22時台にかけては神戸空港に到着便が集中するため、三宮方面行きにおいて混雑する。
路線データ

路線距離(
営業キロ):10.8 km

空港線(三宮 - 神戸空港間) 8.2 km

ループ線(市民広場 - 北埠頭 - 中公園間) 2.6 km


案内軌条:側方案内式

軌間:1,740 mm[* 1]

駅数:12駅(起終点駅含む。市民広場駅・中公園駅は重複計上せず)

複線区間:

複線:空港線全線(三宮 - 神戸空港間)

単線:ループ線全線(市民広場 - 北埠頭 - 中公園間)


電気方式:三相交流600 V・60 Hz

閉塞方式車内信号式

最大勾配:50 ‰(本線)[1]・60 ‰(車庫線)[1]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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