ポーカー
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イギリスではAを最低の札とみなす。すなわち例えば3のワンペアよりもAのワンペアのほうが低い。

(カリフォルニア・ロー・ボール)Aを最低の札とみなし、しかもフラッシュとストレートを認めない。

ハイロー・ドロー

基本ルールと同様。ただし最も高いハンドを作ったプレイヤーと最も低いハンドを作ったプレイヤーがポットのチップを等分する。
ベスト・フラッシュ

ポーカーハンドが通常と違う。

このゲームには弱いほうから順に、ツー・フラッシュ、スリーフラッシュ、フォー・フラッシュ、フラッシュの4種類のポーカーハンドがあり、それぞれ同じスートのカードが2枚、3枚、4枚、5枚そろっているハンドである。ワンペアなどの通常のポーカーハンドは認められていない。

その他は基本ルールと同様。
バドージ

4枚の手札で行い、特殊なポーカーハンドを用いるロー・ポーカーの一種。

ゲームの流れは基本ルールと似ているが、4枚の手札で役を作ることと、ドロー・ラウンドを3回行うことが特徴。2回目のドロー・ラウンド後のベット・ラウンドはビッグ・ベットになるルールが多い。ハウスによっては、ドローラウンドごとにドロー可能な枚数が制限されている場合もある。例えば、1回目のドローラウンドから順に3枚まで、2枚まで、1枚までドロー可能など。

4枚で手役を作るが、同じスートおよび同じランクのカードは何枚手札にあっても1枚しか手役に使うことができない。スートが被る場合は、より低位のカードで手役を作る。

通常のポーカーの手役は適用されず、手役は強い順に以下の通りである。なお、○・カードとは、通常のポーカーの手役(○・オブ・ア・カインド)とは異なる意味である。同じ手役同士では、まずハイカード同士を比較し、低い方が勝ち(Aは最低位と見なす)。同数であればその次に高位のカードのランクを比較する。手役から省かれたカードは比較しない。
バドージ。スートもランクも異なる4枚のカードでできる役。最強形は、バドージ432A(例えば、4h 3s 2c Ad)である。

スリー・カード。4枚の手札のうち1枚がスート被りなどで使えず、3枚で手役を作った形。例えば、5h 6h 2d Asや5h 5s 2d Ac(どちらもスリー・カード52A)などの形。

ツー・カード。4枚の手役のうち2枚がスート被りなどで使えず、2枚で手役を作った形。例えば、5h 6h 7h 5d(ツー・カード65)などの形。

ワン・カード。フラッシュや4・オブ・ア・カインドの形になり最低位のカード1枚でしか手役を作れない形。珍しい形だがもっとも弱い。例えば、Ks Qs Ts As(ワン・カードA)などの形。最弱形はワン・カードK (Kh Ks Kc Kd) である。

高位のカードを交換する場合に、結果として手が悪くなるケースも多々ある(例えば、弱いバドージK432などを崩してドローした結果、スリー・カードに降格するなど)ため、ドローするかスタンドパット(ドローしない)かの判断が難しく、またドロー枚数で相手の手役がある程度推測できるという特徴がある。
スタッド・ポーカー(オープン・ポーカー)
ファイブカード・スタッド(ショート・スタッド)
ゲームに参加するプレイヤーはアンティを払う。

ディーラーはアンティを払ったプレイヤーに1枚ずつ裏向きに伏せてカードを配る。

各プレイヤーは配られた札を秘密裏に見て元に戻す。

次にディーラーはアンティを払ったプレイヤーに1枚ずつ表向きにカードを配る。

1度目のベッディング・インターバル。

ディーラーはアクティブ・プレイヤーに1枚ずつ表向きにカードを配る。

2度目のベッディング・インターバル。

以下同様に表向きに1枚カードを配ってはベッディング・インターバルに入る。

5枚目のカードを表向きに配り、最後のベッディング・インターバルを終えたら、アクティブ・プレイヤーは裏向きのカードを表にし、ハンドの強弱を比較する。

勝者はポットのチップを全て取る。

ゲーム中各プレイヤーは、下のカードが見えるように順に重ねてカードを置く。
セブンカード・スタッド

ゲームの流れはファイブカード・スタッドと同様。ただし最初に裏向きに2枚、表向きに1枚に配る。

以降、ベッディング・インターバルを行う毎に表向きに1枚配り、最後の7枚目は裏向きに配られる。7枚目のベッディング・インターバルが終わったら、アクティブ・プレイヤー達は裏向きのカードと表向きのカードをあわせた計7枚の全ての手札を公開し、その中から最強の組み合わせになる5枚を選び出してハンドの強弱を比較する。
ロー・スタッド

ファイブ(セブン)カード・スタッドと同様。ただし最も低いハンドを作ったプレイヤーが勝ち。
ハイロー・スタッド

ファイブ(セブン)カード・スタッドと同様。ただし最も高いハンドを作ったプレイヤーと最も低いハンドを作ったプレイヤーがポットのチップを等分する。
Razz

セブンカード・スタッドと同様。ただし最も低いハンドを作ったプレイヤーが勝ち。このルールでのカードの強さは、K>Q>J>10>...>2>Aで、低い札が勝つ。
カナディアン・スタッド

ファイブカード・スタッドと同様。ただしフォー・ストレート、フォー・フラッシュ、フォー・ストレートフラッシュという3種類の役を認める。

フォー・ストレートとは、5枚の札のうち4枚の札のランクが連続しているハンドのこと。(例えば♣8 ♡7 ♡6 ♢5 ♢2)。

フォー・フラッシュとは、5枚の札のうち4枚の札のスートが連続しているハンドのこと。(例えば♠J ♠7 ♠4 ♠2 ♡K)。

フォー・ストレートフラッシュとは、5枚の札のうち4枚の札のスートとランクが一致しているハンドのこと。(例えば♠J ♠10 ♠9 ♠8 ♡3)。

ハンドの強さは、ツーペア<フォー・ストレート<フォー・フラッシュ<スリーカード<……<フルハウス<フォー・ストレートフラッシュ<フォーカード。
メキシカン・スタッド

フリップ・スタッド、ファイブカード・ターンアップ、ピープ・アンド・ターンとも呼ばれる。
ディーラーは各プレイヤーに札を2枚ずつ裏向きに伏せて配る。

各プレイヤーは配られた札を秘密裏に見て、順に2枚のうち1枚を選んで表向きにする。

一度目のベッティングインターバル。

ディーラーは各プレイヤーに裏向きに札を1枚ずつ配る。

各プレイヤーは配られた札を秘密裏に見て、伏せられた2枚のうち1枚を選んで表向きにする。

二度目のベッティングインターバル。

各プレイヤーのカードが5枚になり、4回目のベッティングインターバルを行うまで、以下同様に繰り返す。

ショーダウン

フロップ・ポーカー(コミュニティカード・ポーカー)
テキサス・ホールデム「テキサス・ホールデム」も参照

ラスベガス等の世界中のカジノのポーカールームでプレイすることのできる一般的なフロップゲームである。名称としては「ホールデム」や「テキサス」とも呼ばれることが多い。

2枚の手札と5枚の共有カードを組み合わせて役を競うポーカー。手札と共有カードの組み合わせ方は自由である。

海外のカジノや、ゲームサイトで人気があり、ワールドシリーズオブポーカーという世界選手権のメインイベントの種目は、この「テキサス・ホールデム」である。


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