ポーカー・ハンドの一覧
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フォー・オブ・ア・カインドの例

フォー・オブ・ア・カインドは、9? 9? 9? 9? J? のように同じ数字のカードを4枚集めた役である。日本ではフォーカード、新大陸などではクアッズ(Quads)と呼ばれることもある。

フォー・オブ・ア・カインド同士の強弱は、4枚あるカードの数字を比較する。各自が別のカードを持つ場合には同じ数になることはない。テキサス・ホールデムのように共有カードがある場合やワイルドカードがある場合、4枚のカードが同じ数になることがある。この場合、残った1枚の強弱で最終的な強弱を決定する。残った1枚も同じ数の場合は引き分けである。たとえば、7? 7? 7? 7? J? と 7? 7? 7? 7? 10? では前者の勝ちである。

フォー・オブ・ア・カインドには624通りの組み合わせがある。ランダムに選んだ5枚のカードでこの役ができる確率は以下の通りである。

C 13 1 ⋅ C 4 4 ⋅ C 48 1 C 52 5 = 13 ⋅ 1 ⋅ 48 2,598,960 ≈ 0.024 % {\displaystyle {\frac {C_{13}^{1}\cdot C_{4}^{4}\cdot C_{48}^{1}}{C_{52}^{5}}}={\frac {13\cdot 1\cdot 48}{2{,}598{,}960}}\approx 0.024\%}
フルハウス
上の勝ち

上の勝ち
フルハウスの例

フルハウスは簡単に言えば、3? 3? 3? 6? 6? のように手札の5枚でワンペアとスリーカードを同時に成立させる役である。

フルハウス同士の強弱は、まず3枚組の強弱を比較する。たとえば、7? 7? 7? 4? 4? は 6? 6? 6? A? A? より強い。共通カードもワイルドカードもなければここで決まる。3枚組が同じ数だった場合、残ったペアを比較する。たとえば、5? 5? 5? Q? Q? は 5? 5? 5? J? J?よりも強い。これも同じだった場合は引き分けである。

フルハウスの手札は、"3枚組の数 full of ペアの数" または "3枚組の数 over ペアの数" という形で呼ばれることがある。たとえば、Q? Q? Q? 9? 9? という手は "Queens full of nines", "Queens over nines" またはもっと簡単に "Queens full" と呼ばれる。

フルハウスには、3744通りの組み合わせがある。ランダムに選んだ5枚のカードでこの役ができる確率は以下の通りである。

C 13 1 C 4 3 ⋅ C 12 1 C 4 2 2,598,960 = 13 ⋅ 4 × 12 ⋅ 6 2,598,960 ≈ 0.14 % {\displaystyle {\frac {C_{13}^{1}C_{4}^{3}\cdot C_{12}^{1}C_{4}^{2}}{2{,}598{,}960}}={\frac {13\cdot 4\times 12\cdot 6}{2{,}598{,}960}}\approx 0.14\%} .
フラッシュ
上が勝ち

上が勝ち
フラッシュの例

フラッシュは、Q? 10? 7? 6? 4? のように同じスートのカード5枚で構成される役である。もし5枚のカードが連続していた場合、ストレートフラッシュという上位の役になる。

フラッシュ同士の強弱の決め方はハイカードと同じである。すなわち、それぞれのもっとも強い札が強い方が強い。1番強いカードが同じだった場合、2番目・3番目と順に強弱が決まるまでくらべる。全て同じ数だったら引き分けである。スートの種類は強弱には関係ない。

フラッシュの手は、その最大のカードを追加して呼ぶこともある。たとえば、Q? 9? 7? 4? 3? という手は「クイーン-ハイ フラッシュ」と呼ばれる。2枚目も重要なときには、K? 10? 5? 3? 2? を「キング-10-ハイ フラッシュ」または「キング-10 フラッシュ」、K? Q? 9? 5? 4? を「キング-クイーン-ハイ フラッシュ」のように、2枚目のカードを含めて呼ぶこともある。


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