ポルト
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18世紀から19世紀にかけて、ポルト港から特産ワインがイングランドに盛んに輸出され、英語でポートワイン(ポルト・ワイン)と呼ばれて有名になった。

1976年1月1日、左派勢力のデモが市内にある陸軍営倉になだれ込もうとしたところに治安警察軍側が発砲、死者3人、死傷者15人を出した。営倉には前年11月25日に反乱を起こした左派兵士約100人が収容されていた[3]
地理

大西洋に流入するドウロ川北岸の丘陵地帯に築かれ、河口に近い。ドウロ川には、サン・ジョアン橋、マリア・ピア橋、インファンテ橋、ドン・ルイス1世橋、アラビタ橋など6本の橋がかかる[4][5]

リスボンの北300キロに位置し、ポルトガル北部の中心地である。

気候

ケッペンの気候区分地中海性気候に区分される。

ポルトの気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
最高気温記録 °C (°F)23.3
(73.9)23.2
(73.8)28.5
(83.3)30.2
(86.4)34.1
(93.4)38.7
(101.7)40.0
(104)40.9
(105.6)36.9
(98.4)32.2
(90)26.3
(79.3)24.8
(76.6)40.9
(105.6)
平均最高気温 °C (°F)13.8
(56.8)15.0
(59)17.4
(63.3)18.1
(64.6)20.1
(68.2)23.5
(74.3)25.3
(77.5)25.7
(78.3)24.1
(75.4)20.7
(69.3)17.1
(62.8)14.4
(57.9)19.6
(67.3)
日平均気温 °C (°F)9.5
(49.1)10.4
(50.7)12.6
(54.7)13.7
(56.7)15.9
(60.6)19.0
(66.2)20.6
(69.1)20.8
(69.4)19.5
(67.1)16.4
(61.5)13.0
(55.4)10.7
(51.3)15.2
(59.4)
平均最低気温 °C (°F)5.2
(41.4)5.9
(42.6)7.8
(46)9.1
(48.4)11.6
(52.9)14.5
(58.1)15.9
(60.6)15.9
(60.6)14.7
(58.5)12.2
(54)8.9
(48)6.9
(44.4)10.7
(51.3)
最低気温記録 °C (°F)?3.3
(26.1)?2.8
(27)?1.6
(29.1)0.1
(32.2)3.3
(37.9)5.6
(42.1)9.5
(49.1)8.0
(46.4)5.5
(41.9)1.4
(34.5)?0.3
(31.5)?1.2
(29.8)?3.3
(26.1)
降水量 mm (inch)147.1
(5.791)110.5
(4.35)95.6
(3.764)117.6
(4.63)89.6
(3.528)39.9
(1.571)20.4
(0.803)32.9
(1.295)71.9
(2.831)158.3
(6.232)172.0
(6.772)181.0
(7.126)1,237
(48.7)
平均降水日数 (?0.1 mm)17161514139658141515147
平均月間日照時間124.0130.0192.2216.0257.3273.0306.9294.5225.0182.9138.0124.02,464
日照率40425255556166686354464453.8
出典1:Instituto de Meteorologia[6]
出典2:Hong Kong Observatory[7] (降水日数・日照時間)

経済

郊外に製油所2ヵ所を構える国営石油ガス会社Galpほか多数の企業が集まっている。農業ではポートワインのほかドライフルーツ・ナッツ・オリーブ油を生産する。
交通
地下鉄|ライトレール(
ポルトメトロ、Metro do Porto)
2002年に開業し、全部で6路線ある。メトロと名乗っているが、分類上はライトレールであり都心部では地下を走行する。A,B,C,E,F線はエスタディオ・ド・ドラゴンとセニョーラ・ダ・オーラの間の都心部は同じ路線を走る。A,B,C,E線は、セニョーラ・ダ・オーラでそれぞれの目的地に枝分かれする。また、F線はエスタディオ・ド・ドラゴンからファンゼレスへ伸びる。D線は市内を南北に貫通し、ドウロ川ドン・ルイス1世橋の上段で渡河する。A,B,C,E線とD線はトリンダーデ駅で乗り換えが可能。運賃はゾーン制で、ポルト都市圏でそれぞれゾーンが決められており、チケットは後述するバス・市電・CP近郊線と共通である。第一期開業区間であるA線は港湾地区であるマトジーニョスに向けて建設され、同地区にはトランジットモールが設置されている。2009年現在、2ゾーン有効なチケットで片道0.95ユーロ2006年にはフランシスコ・デ・サ・カルネイロ空港ターミナルビルと直結する支線が開業している。
市電・バス等(STCP)
市電は3系統(1番,18番,22番)である。イベリア半島で最初に建設された市電であるが、現在ではどちらかというと観光用的な要素が強い。むしろ市内交通の主役はバスである。そのほかケーブルカーがある。また、ポルト市外へはSTCP以外の民間会社が運営するバスを利用する。
鉄道(ポルトガル鉄道


カンパニャン駅 - ポルト市の表玄関の駅であり、市街地のはずれにある。リスボン方面やブラガ方面からのアルファ・ペンドゥラールやICはカンパニャン駅を発着する。


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