ただし、ポリ乳酸を合成するためにはある程度のエネルギーを必要とし、そのエネルギーは石油など化石燃料由来であることも多い。このためポリ乳酸を真の意味でカーボンニュートラルと呼んでよいかについては議論があり、カーボンニュートラルを考慮してもポリスチレンに比べて排出される二酸化炭素が多いとの見方も存在する[5]。 ラクチドを経由する方法と、直接重合による手段とが知られている。 乳酸を加熱脱水重合 触媒としては、毒性の低いオクタン酸スズ(II)がよく用いられる。この他にアルミニウムやランタノイドのイソプロポキシド、亜鉛の塩なども重合活性がある。 ジフェニルエーテルなどの溶媒中で乳酸を減圧下加熱し、水を取り除きながら重合させることによって直接ポリ乳酸が得られる。この他、溶融法などによる合成法も研究されている。
合成法
ラクチド法
直接重合
脚注^ a b c 旬な材料 ポリ乳酸とは
^ ⇒バイオマスプラQ&A日本バイオプラスチック協会(2019年9月16日閲覧)
^ 日精ASB、分解速い生分解性プラボトル成型技術確立
^ a b “CO2から生産する生分解性プラスチックの実用化検討を開始”. 大林組 (2019年6月17日). 2019年6月20日閲覧。
^ “生分解性プラスチックの LCA 分析?2005 年度 事例研究最終報告書?” (PDF). 武蔵工業大学 伊坪研究室. 2020年11月23日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2024年1月11日閲覧。
表
話
編
歴
プラスチック
化学タイプ
ABS樹脂
架橋ポリエチレン
エチレン酢酸ビニルコポリマー
エポキシ樹脂
アクリル樹脂
フェノール樹脂
ポリアクリル酸(英語版)
ポリアミド
ナイロン
アラミド
ポリブチレン(英語版)
ポリカーボネート
ポリエーテルエーテルケトン
ポリエステル
ポリエチレンテレフタラート
ポリブチレンテレフタラート
ポリトリメチレンテレフタラート
ポリエチレンナフタラート
ポリブチレンナフタラート
ポリ乳酸
ポリエチレン
ポリプロピレン
ポリイミド
ポリアセタール
ポリフェニレンエーテル(英語版)
ポリスチレン
ポリエーテルスルホン(英語版)
ポリテトラフルオロエチレン
ポリウレタン
ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニリデン
スチレン無水マレイン酸(英語版)
AS樹脂
機械タイプ
熱可塑性樹脂
熱硬化性樹脂