ポスター
[Wikipedia|▼Menu]
なお、映画の場合はポスターの正式公開に先駆けて速報的に作成された縦長(B2の約2分の1)サイズのものが、スピードポスターとも呼称されている[1][2][3]
スポーツイベント
映画・演劇・コンサートなどと同様の目的で、出場する選手などをあしらったポスターが掲出される。オリンピックについては大会のシンボルとしての側面もあり、過去に様々な意匠のポスターが制作されている(オリンピックポスターを参照)。
啓蒙
交通安全運動や衛生週間など、地域学校職場などで標語を記載したものが掲出される。そのようなテーマを決めたポスターの募集が小学校中学校などで行われることも多い。官公庁が作成する啓蒙ポスターには、多くの場合、その時代において人気がある、若い女性アイドルが起用される。
募集
広く公衆から催事の参加者を募るほか、社員職員求人広告として掲出される。
プレイバイウェブ
プレイヤー獲得のため秋葉原駅構内やコミックマーケットの開催時期に掲出される。
プロパガンダ
思想・信条を大衆に浸透させるために、プロパガンダポスターとして掲示される。
研究発表ポスターセッション

学会における研究発表において、「ポスター発表」、「ポスターセッション」という形式がとられる場合がある。大判の紙に研究内容をまとめたものを掲示し、これを使って研究の説明がおこなわれる。1つの会場に多数のポスターが掲示されており、参加者は興味を引く研究を自由に見て回ったり、発表者と個別に討議したりすることができる。詳細は「ポスターセッション」を参照
その他

単に装飾品として掲出・販売されることもあるが、風景なら旅の思い出や、芸能人アニメゲームなら自分がその人のファンであることをアピールする要素となる。雑誌DVDなどの購入特典として添付されることもある。
ポスターのサイズ

主に、以下太字表記のサイズが、一般的に「ポスター」と呼ばれて製作されている傾向がある。

A0:縦 841×横 1189

A1:縦 594×横 841

A2:縦 420×横 594

A3:縦 297×横 420

A4:縦 210×横 297

B0:縦 1030×横 1456

B1:縦 728×横 1030

B2:縦 515×横 728

B3:縦 364×横 515

B4:縦 257×横 364

菊全:縦 980×横 680

(単位:mm)
歴史

この節の加筆が望まれています。

日本において「ポスター」という呼び方が広まった時期は、1914年(大正3年)頃である[4]
ポスターの取引

美術的、歴史的価値が評価され、評価の高いものは高値で取引される。発行時から高い人気のあったアルフォンス・ミュシャの例は言うまでもなく、日本においても過去のポスターが評価、収集の対象になることがある。1970年の朝日新聞新聞広告では、明治41年の東亜煙公司、明治44年の日本郵船、大正3年の白木屋、昭和10年の東和映画のポスターを出品するオークションの開催が告知されている[5]
デジタルポスター

如上のように、伝統的なポスターの定義には紙や印刷によらないものは含まれないが、新たな広告媒体として「デジタルポスター」が一部の鉄道事業者によって運用されている。これは、コンコースその他の駅構内の支柱に設置された液晶ディスプレー無線通信網で配信される静止画データが映し出されるもので、紙媒体によるポスターと比較して時間帯や曜日別のコンテンツ表示が可能であり、設置や撤去が迅速で、有線設備を設置せずに効率よく適時に広告スペースを広告主に提供することができるという。
脚注[脚注の使い方]^ @shochiku_corpの2019年1月9日のツイート、2023年8月27日閲覧。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:27 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef