ボーン・アイデンティティー
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Slant Magazineのエド・ゴンザレスもリーマンの「素材への抑制されたアプローチ」とマット・デイモンとフランカ・ポテンテの強い相性を指摘したが、最終的にこの映画は「スマートだが、十分ではない」と結論付けた[21]ヴィレッジ・ヴォイスのJ・ホバーマンは、この映画を「平凡」であり、リーマンのこれまでのインディーズ作品と比較すると期待はずれだと断じた[22]。オーウェン・グライバーマンも、この映画を「リーマンのしなやかな手持ち演出ではごまかしきれないうっとうしさ」と批判した[23]。 DVDTalkのアーロン・バイエルは、映画の中心であるカーチェスを特に称賛し、このジャンルでは最高のアクションハイライトと評した[24][25]

本作は、一部の作家によってネオ・ノワール映画と評されている[26]
受賞歴

ASCAPアワード Top Box Office Films(2003)受賞

サターンアクション/アドベンチャー/スリラー映画賞(2003)ノミネート

American Choreography Awards (2003)受賞

ゴールデンリール賞(2003)ノミネート

トーラス賞(2003)受賞

備考

原作小説は
1988年にもテレビのミニシリーズ『スナイパー/狙撃者』(The Bourne Identity)[27] として映像化されている。監督はロジャー・ヤングで、リチャード・チェンバレンがジェイソン・ボーンを演じた。1990年テレビ朝日日曜洋画劇場で『スナイパー/地獄の暗殺者』の題でも放送され、VHS・DVD題は『狙撃者/ボーン・アイデンティティ』である。続編はない。

題名であり主人公の名前でもある「ボーン」(Bourne)は、「小川」を意味する一般的な姓の一つ。「ジェイソン」(Jason)もギリシャ神話の英雄が由来のごく一般的な名の一つである。イニシャルはジェームズ・ボンドと同じ「JB」

主題歌は3部作全て、モービーの「エクストリーム・ウェイズ」を採用している。3作目は新録された「アルティメイタム・ヴァージョン」となっている。

本作をベースに『Robert Ludlum's The Bourne Conspiracy』というタイトルのゲームが製作され、北米でXbox 360プレイステーション3で発売された。日本でも発売される予定だったが、諸事情により発売中止となっている。

続編

2004年に続編の『ボーン・スプレマシー』が公開された。
出典^ “The Bourne Identity”. IMDb. 2024年1月26日閲覧。
^ a b c “The Bourne Identity (2002)”. Box Office Mojo. 2011年5月17日閲覧。
^2003年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
^ a b c d 'The Bourne Identity' DVD Commentary Featuring Doug Liman (2003).
^ Michael Fleming (2000年3月9日). “Pitt giving books look for Par & U”. Variety. https://variety.com/2000/film/news/pitt-giving-books-look-for-par-u-1117779297/ 2015年5月25日閲覧。 
^ Michael Fleming (1999年6月24日). “Lopez after 'Angel'; Kumble surfs the Web”. Variety. https://variety.com/1999/voices/columns/lopez-after-angel-kumble-surfs-the-web-1117503410/ 2015年5月25日閲覧。


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