ボーンシリーズ
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2003年6月、ユニバーサルはイギリスのポール・グリーングラスが続編の『ボーン・スプレマシー』を監督すると発表した[6]。グリーングラスは3作目『ボーン・アルティメイタム』も監督した。
作品
映画
ボーン・アイデンティティー詳細は「ボーン・アイデンティティー」を参照

地中海上に浮かぶ男性が漁船によって救助される。男は背中に2つの弾痕を負い、さらに記憶を失っており、唯一の手掛かりは皮膚の下に埋め込んであったマイクロカプセルが示すスイス銀行の口座番号であった。さっそく男は銀行へ向かい、番号が示す貸金庫を開けるとそこで自分の顔写真が貼られたパリ在住の「ジェイソン・ボーン」名義を始めとした、それぞれ名前の違う6冊の偽造パスポート、大量の札束、そして一丁の銃を見つけた。ボーンの正体は、亡国の政治家のウァムボージー暗殺任務に失敗したCIAの暗殺者・通称「トレッドストーン」の一人であり、その生存に気付いた当局は、証拠隠滅の為にボーンを葬ろうと暗殺者達を送り込む。が、それより早く、スイス到着後に警官を叩きのめした事で警官に追われていたボーンは、アメリカ領事館へ追ってきた警察官の訴えから、領事館で捕らえられそうになる。その場で、領事館の職員を倒した事から、駐在の海兵隊に追われて、何とか領事館からの脱出に成功する。そこへ偶然居合わせたマリー・クルーツに金を支払いパリまでの同行を頼み、追跡を振り切る。その道中でやがて2人は惹かれ合い、ともにボーンの記憶を取り戻そうとするが、今度はCIAから送りこまれたトレッドストーン達に追われる事となる。
ボーン・スプレマシー詳細は「ボーン・スプレマシー」を参照

あの逃亡劇から2年後。ボーンはインドゴアでマリーと静かに暮らしていたが、街を一人で歩いている時に、不審な男を見かけ、自分への刺客だと直感する。危険を感じたボーンは、マリーと合流するが、その直後に男の襲撃を受け、マリーを殺されてしまう。CIAの仕業と考えたボーンは復讐と真実の追求の為にベルリンへ。その過程で、様々な情報を得た事で、断片的に記憶を取り戻したボーンは過去の真実を告げるために、一人の少女を捜し求めてロシアへ赴く。
ボーン・アルティメイタム詳細は「ボーン・アルティメイタム」を参照

マリーを殺した男への復讐を果たしてから半年後、ロシアでの傷を癒したボーンはトレッドストーン計画の首謀者を捜し出し、決着をつけようと動き出す。その手始めとして新聞にトレッドストーン計画と、ジェイソン・ボーンについての記事を書いたイギリスの新聞記者、サイモン・ロスとの接触を試みたところすでにトレッドストーン計画は終了しており、新たにブラックブライアー作戦が進行していて、そうなったのはボーン自身がきっかけとなった事を聞かされる。ブラックブライアー作戦は最高機密であり、その存在を知っているサイモン・ロスをCIAのニューヨーク支局が危険人物と判断し、逮捕の指示を出していて、ボーンと接触したところへCIAの局員がサイモン・ロスを逮捕しようと現れる。それを悟ったボーンは彼を守りながら逃走しようとするが、パニックを起こしてしまったロスがボーンの指示に従わなかった為、ついにブラックブライアーによって生み出された暗殺者に殺害されてしまった。手がかりを失ったボーンはロスの遺留品から糸をたぐり始めて行くが、その先で思わぬ協力者を得る。
ボーン・レガシー詳細は「ボーン・レガシー (映画)」を参照

ユニバーサル・ピクチャーズは元々、『ボーン・アルティメイタム』をシリーズ最終作とするつもりであったが、2008年10月までに別の映画の企画を進行させていた[7]。『ボーン・アルティメイタム』の共同脚本のジョージ・ノルフィは、ロバート・ラドラムの小説のどれも原作にせず、4作目の脚本を書くことになっていた[7]。ノルフィは2009年9月に『アジャストメント』を監督するため、ジョシュア・ゼトゥマーが8月までに脚本家として雇われた[8]。2009年11月、マット・デイモンは、脚本は承認されておらず、自分は撮影が2011年中頃に開始されることを望むと述べた[9]。翌月、デイモンはポール・グリーングラス抜きでは新たな『ボーン』には参加しないと発言した(グリーングラスは11月下旬、監督に復帰しないと決めたと表明していた)[10]。2010年1月、デイモンは「私たちがそれをやるとしてもあと5年後になると思われ、その前に別の俳優と別の監督による前日譚があるだろう」と発言した[11]

しかしながら、2010年6月にトニー・ギルロイが2012年に公開を目指して脚本を書いていると報じられた[12]。10月29日、ユニバーサルは『ザ・ボーン・レガシー』の公開日を2012年8月3日と発表した[13]

2010年10月11日、ボーンが『ザ・ボーン・レガシー』に登場しないと報じられた[14]。ギルロイによると、『レガシー』はリブートや前日譚の類ではなく、シリーズと同一世界でボーンのような新キャラクターが活躍するスピンオフのような作品になると言う。また、ギルロイはデイモンやグリーングラスが今後復帰するのを除外していないと述べた[15]

2011年2月24日、『レガシー』の候補俳優が明らかとなった。リストには、ジェイク・ジレンホールトビー・マグワイアジョシュ・ハートネットギャレット・ヘドランドミヒャエル・ファスベンダーアレックス・ペティファーポール・ダノテイラー・キッチュケラン・ラッツベンジャミン・ウォーカーオスカー・アイザックルーク・エヴァンズマイケル・ピットクリス・エヴァンスドミニク・クーパージョエル・エドガートンが含まれていた[16][17][18]。3月24日、スタジオはエドガートン、クーパー、ヘドランド、L・エヴァンズのスクリーンテストをしていた[19]。2011年4月2日、『ラティーノ・レビュー』は、ジェレミー・レナーが主演になる可能性があると報じた[20]

結果的に小説『ボーン・レガシー』をベースとした内容ではなく、ジェイソン・ボーンも登場しない。新しいカノンに基づいたリブートの類ではなく、これまでのシリーズのスピンオフのような形となり、ボーンを作ったトレッドストーン作戦と類似の作戦によって生み出された新キャラクター、アーロン・クロスの物語として描かれた。
ジェイソン・ボーン詳細は「ジェイソン・ボーン (映画)」を参照.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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