バックストリート・ボーイズやイン・シンクといったグループの継続した成功と共に、ナインティーエイト・ディグリーズ、ドリーム・ストリート(英語版)、オー・タウン(英語版)、A1、ブルー、そしてバステッドといった米英のグループが国内外で素早く人気を獲得した。国際的なボーイ・バンドも同様にモルドバのO-Zone(今日ではNuma numaという呼ばれ方でより良く知られている)やオーヴァーグラウンドの様に台頭した。アメリカのクリスチャンのボーイ・バンドプラス・ワン(英語版)もこの時期に注目すべき成功を収めた。
北米大陸でのボーイ・バンド人気の頂点では、MTVが独自のパロディ・ボーイ・バンド2gether (バンド)(英語版)を作った。1960年代のモンキーズのように、彼らは産業化された活動で、参加メンバーには明確に異なる架空のキャラクターが設定された。2getherは全ての成功したボーイ・バンドが5つの異なるキャラクター、つまり、悪い少年・シャイな少年・若い少年・兄貴分の少年・ときめく少年、というキャラクターを持たなければならないという考えを全うした。2getherのメンバー全員が俳優でテレビドラマの為に作られたMTVのシリーズが終了して以来、その他のプロジェクトに参加している。
MTVのジル・カウフマンが「よりグッド・シャーロットやシンプル・プランに似ている」という「新しいボーイ・バンド」を売り出したが、2001年以来、伝統的なボーイ・バンドのポップ・チャートでの存在感は低下し始めた[14]。
2001年には、台湾のボーイ・バンドF4(2007年からはJVKVと呼ばれている)[15]が流星花園というテレビドラマの成功の結果として急成長した。彼らの人気は中国、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、日本、韓国やフィリピンを含めてアジア中に広がっている。彼らの成功と共に、5566や飛輪海といった他の多くの台湾のボーイ・バンドが同時期に台頭した。
北米大陸では、ジョナス・ブラザーズが2008年にアルバムを1週間で18万枚売り上げてアメリカン・ビルボード200で1位を記録し、ディズニー・チャンネルでのプロモーションで有名になった。JLSやマインドレス・ビヘイヴィア(英語版)といった他の新しいボーイ・バンドも同様にこの時期に注目すべき成功を収めた。