この項目では、ドイツの都市について説明しています。その他の用法については「ボン (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ボン
Bonn
連邦都市
旗
印章
標語: Stadt. City. Ville. Bonn.
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯50度44分9.06秒 西経7度6分2.38秒 / 北緯50.7358500度 西経7.1006611度 / 50.7358500; -7.1006611
ボン(独: Bonn)は、ドイツ連邦共和国の都市である。首都機能をベルリンと分掌する「連邦都市」で、ドイツ北西部のノルトライン=ヴェストファーレン州の南端、ライン川西岸に位置し、2,000年の歴史を有している[3]。
人口は335,975人で、約176か国からの移民背景を持つ102,761人が住んでおり、そのうち60,193人が外国籍である[注 1]。移民元の上位はシリア(9.2%)、トルコ(8.0%)で、ポーランド(6.7%)、モロッコ(5.8%)がそれに続く。市民の31.3%がカトリック、17.7%がプロテスタント、11.2%がイスラム教徒としている[注 1]。就労人口は183,450人で、そのうち第三次産業の従事者が92.8%を占める[注 2]。 フランクフルト空港から郊外のジークブルク/ボン駅に停車するインターシティ=エクスプレス(ICE)の超特急列車がある[4]。その所要時間は38分だが、ボン市街地にあるボン中央駅までは、ジークブルク/ボン駅から軌道車に乗り換え、さらに25分掛かる[4]。フランクフルト・ハーン空港は、高速道路経由で1時間25分の距離にある[5]。ケルン/ボン空港からボン市街地にあるボン中央駅
交通
空路経由
鉄路経由
郊外のジークブルク/ボン駅と市街地にあるボン中央駅は、欧州各都市を結ぶ長距離列車の停車駅である。乗り換えがない直通列車に限ると、ジークブルク/ボン駅へはフランクフルト空港、ミュンヘンなどからのICE、ボン中央駅へはベルリンから所要4時間20分の速達列車ICEスプリンター、ウィーンからシュトゥットガルトなどを経由するICE、インスブルック、ブリュッセル、アムステルダムからの夜行列車OBBナイトジェットが乗り入れている[6][7]。
道路経由
幹線高速道路である3号線から伸びる複数の支線が市内に接続しており、欧州各都市から長距離高速バスが乗り入れている。旅行時間は、ブリュッセルから3時間、フランクフルトからは1時間30分である[4]。
航路経由
ボンの川湊には、遠くはマインツ、近くはケルンから、旅客船が運行されている[8]。 古代はローマ帝国城塞の城下町として、中世は聖職領邦の首都として、近代はボン大学を中心とした学園都市として発展した。戦後、西ドイツの暫定首都として国際舞台に登場し、ベルリン遷都後は国際機関が集まる国際都市となった[9][10]。 ローマ帝国は、紀元前58年から始まったガリア戦争で、ライン川西岸を支配するに至った[11]。東岸からの攻撃に備え、幾つもの軍団が西岸に配置され、紀元前48年に創設された第1軍団ゲルマニカ(羅: Legio I Germanica)は当地に城塞を構え、門前には街が形成された[12]。この時期、当地はラテン語で「良い」を意味する「ボンナ(羅: Bonna)」と呼ばれ、「ボン(独: Bonn)」の語源となった[13]。
歴史
城塞都市